赤ん坊よりも純真な愛が
星よりも大きい
それが神である
神もまた「自分自身」であり
個性を持ったひとつの存在である
そしてそれはおひとりではなく
ほんとうにたくさんいらっしゃる
八百万(やおよろず)の神というのは正しい
神は本当にお美しく清らかでいらっしゃる
わたしたちよりもずっと
はてしない長い時を生きていらっしゃる
そしてこの世界のために
人類のために
たまらなく大きな愛を注いでくださる
この地上に生きるわたしたちには
その本当のお名前もお姿もわからない
ただ空を見れば
確かにどなたかがいらっしゃるのがわかる
神の気配がする
それでわたしは
祈るときには「天なる神様」とおよびしているが
人はそれぞれであるから
自分の親しみ慣れた御名で
神様をおよびしてよいだろうと思う
ただ 明らかにまちがっている名は
すたれていくだろうと思う
神様には男神様も女神様もいらっしゃる
地球の神様は女神様でいらっしゃる
以前も言ったように
唯一絶対の神、全知全能の神は存在しない
唯一という言葉がなんとかおさまるのは
「愛」と「我(われ)」のみである
愛は我であり、我は愛である
神も人も 同じく愛であり我である
この世界には本当にたくさんの
「愛であるわたし」が存在し
すべての創造と進化を行っている
すべての「愛であるわたし」は
ただ一種類の「愛」というものにくくられる
その意味では 「愛」を唯一絶対の神とよんでも
大きな間違いとは思えないが
ただこの場合の「愛」は、全存在を意味するので
たったひとりの唯一絶対の神はやはり存在しないことになる
すべては愛である
愛はわたしである
すべての「わたし」は「ただひとりのわたし」である
神もまた 「ただひとりのわたし」である