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世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ベニシジミ

2012-09-23 07:25:11 | 生命
これは今年の6月くらいに撮ったものです。ほかのチョウチョはすぐに逃げてしまうけれど、このチョウチョだけは、なぜか、ゆっくりと撮らせてくれました。
今年はなんだかチョウチョがなかなか写真を撮らせてくれなかったのですけど。





このチョウチョを見ていると、なんだかやさしい近所のおばさんに出会ったような気がするのです。子供を見るといつも笑顔を見せてくれて、名前を呼んでくれたり、頭をさすって、いい子だねえと言ってくれたり、時には飴なんかくれたりする、やさしいおばさん。それで、みんな大好きなのだ。

そして大切なことを教えてくれる。
「いい子は、大事なことを、ちゃんと勉強するんだよ」

人生というのは、幸福を追いかけるためにあるのではないんだ。勉強するためにあるんだよ。自分の知らないことを、たくさん勉強しておいで。そして大きくなって、よいことをたくさんしなさい。

ベニシジミはやさしい。赤い色はまるで、さみしい心を温めてくれる、ぱちぱちと燃える焚火の光のようなのだ。

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チャバネセセリ2

2012-09-22 07:19:38 | 生命

今日はまたチャバネセセリです。このチョウチョには、なんかシンパシーを感じてしまうんです。あなたとわたしは、同じ仲間だっていう感じがするのです。
地味だけど、まじめで、まっすぐだ、それがいちばんきれいだと思う。そういうのが好きなんだ。

すごく美しく見える。



きれいだなあ。
なんだか、誰かが深く私を愛してくれているような気がして。
本当に幸せだ。

チョウチョウは、神様からの手紙なんですよ。


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モンシロチョウ

2012-09-21 06:33:28 | 生命
いつも野っぱらをせかせかと忙しげに飛んで行って、追いかけても追いかけても逃げてしまって、なかなか撮らせてもらえないモンシロチョウ。ご近所の庭の隅に咲いていた、白い花にとまってくれたところを、なんとか撮ることができました。

白い翅に光が透けて、とてもきれいです。
これはつい最近撮った写真。もう日差しは秋ですね。少し寒くなってきたから、チョウチョもゆっくり飛ぶようになってくれたのでしょうか。

何かが、とても静かで、すきとおっているようだ。

蝉の声が聞こえなくなったのはいつごろだったかしら。今年の春夏はあまり虫の写真が撮れなかったなあ。でも、少しだけど撮れた写真もあるので、しばらく虫の写真を紹介していきたいと思います。

物語が「蝶」で終わったから、蝶の写真にしようとしたわけじゃないんですけど、何かしら、蝶がでてきてしまった。なぜだろう。蝶は何かを伝えにきたのかな。あんまり静かで、耳を傾けるのにも、その音が邪魔になりそうで、聞くのがとても難しい声だ。

でもきっと、声は私の心に届いている。なんとなく、見ていると幸せな気持ちになるから。




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ツマグロヒョウモン

2012-09-20 07:08:41 | 生命
今年の夏、ようやく写真を撮らせてくれました。何度か追いかけたことはあるんだけど、いつも逃げられていた、ツマグロヒョウモン。近所の空き地で出会い、草むらの中に、しばらくとまってくれました。


あんまりきれいなので、ほかにも2枚upしますね。





空気や光が澄んでいて、まるで別の世界みたいだ。なんでこんなにきれいなんだろう。
何も言わずに黙っているようで、きっと聞こえない言葉で、何かを心にそそいでくれているんだろう。きっと、今のわたしにはまだ、それがわからないんだな。

もっと年をとって、改めてこの写真を見たら、チョウチョが何を言いに来たのか、わかるのかもしれない。


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チャバネセセリ

2012-09-19 07:32:38 | 生命
最近、近所の空き地で撮らせてくれたチャバネセセリです。

今年はどうしたことか、虫があまり写真を撮らせてくれなくて、追いかけても追いかけても逃げてゆくのです。年をとって、もともととろかったのが、よけいとろくなったのかなとか、何かの原因で虫に嫌われてるのかななんてことも考えていましたが、最近、何となく、チョウチョや虫が、寄ってきてくれて、撮らせてくれるようになりました。

シュッコンバーベナにとまったチャバネセセリ。こんなに地味な蝶なのに、なんだかとてもきれいです。すばらしい、きれいなものを、わたしのところに運んできてくれたみたいだ。

蝶々は神様からの手紙と、前々からわたしは言ってますけど、なんだか神様が、「ようがんばったのう」と言ってくれているようだ。何をがんばったのか、もうよくは思い出せないのだけど、なんだか、いろいろとあったことはおぼえてるのだけど、まるでどこかに溶けていったかのように、記憶は薄らいで、遠ざかってしまったような気がする。風が空に持って行ってしまったのかもしれない。苦しかったかな。苦しかったさ。でももう、すべていいんだ。

気持ちがきれいになってきて、うれしいことが増えてきたのは、ほんとうのようだ。
幸福だな。わたしは。

ここまで生きてきて、ほんとうによかったねえ。
と、蝶々が言っているような気がする。


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ホシミスジ

2009-07-13 10:39:28 | 生命

昨日のベニシジミに出会ったすぐ後で出会いました。手元の図鑑によると、ホシミスジというのに、一番近いようです。これはもうこれ一枚きり。そっとよってきて、近くにとまったところを、ラッキーと思ってシャッターを切ったら、その音に驚いたのか、すぐに飛んで行ってしまいました。でも出来上がりを見てみたら、けっこうきれいに写っていたので、ほんとにラッキーです。

これって、翅にほんとに字が書いてあるみたいですね。「王」という字にもみえるし、あと一画足せば「虫」という字になる♪ おもしろいですね。

今日の病人日記は、ただただ、足もとが気色が悪いです。朝の手抜き家事をようやく終えたあと、いつものごとくどしんと布団の上に倒れ、しばらく横になっていても、足もとの気色悪さがぬぐえず、立ち上がって、牛乳を飲み、しばらくうろうろ歩いたあと、またどしんと布団に横になる。のくりかえし。

でも、相当な気分の悪さはないです。ただただ足もとが気色悪いだけ。

昨日は、ひさしぶりに、お薬なしに一時間ばかり眠りました。びっくりしました。目が覚めて時計を見たら9時を過ぎてて、お薬を飲んでいないのを思い出してあわてて飲みました。

少しずつよくなってきてるんだと思いたい。

もうすぐ夏休み。夏休みになれば、プール当番などのハードルが待ち構えています。さて、どうやって対処するか。やるしかないか。それともやすませてもらおうか。迷ってます。でも、やるしかないようですね。がんばらねば。

とにかく、がんばります。




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コハナグモ

2009-06-11 10:09:35 | 生命
ヒメジョオンのはなの上にのっかったコハナグモです。ちっこくてかわいいクモですがやはりクモは肉食、ああやって、花の中に隠れて、ちっこいアブなどの獲物を待ち伏せしているそうです。

小さな虫も、ちゃんと自分の生き方を知っている。不思議だな。

今日は気分は、今まで悪かったのですが、書き始めて少しましになりました。
やはり効果があるみたいです。

がまんすることにもなれてきましたが。
ここでとにかくがんばれ、と、自分を励ますことでなんとかしているのかもしれません。

とにかくがんばれ。これくらいなんだ。もっとつらいことにたえてる人はたくさんいるよ。がんばろう。がんばろう。

わたしはわたし、で、がんばろう。

いちばんむずかしい山は、のりこえたと思う。とにかくこれからも、病気との戦いです。

がんばれ、わたし!




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ショウリョウバッタ

2009-06-09 16:00:25 | 生命
久しぶりの二回目の更新です。一回目がちょっと消しちゃいたいくらい恥ずかしいので、(消そうかな)もう一回書くことにしました。

気分の悪さはそう変わりませんが、今はまだ、少しましです。

画像はショウリョウバッタの赤ちゃんです。草むらに足を踏み入れると、小さな草っきれが飛び跳ねるみたいに、あちこちでうごめきます。とてもかわいいです。じっとしてくれなくて、なかなかとれなかったのですが、これは草に擬態してくれて撮ることができました。おどけた表情が、とてもかわいいです。

そろそろ、かまきりも出てきますね。

これはいつものくすのきがあるのっぱらで撮った写真です。のっぱらのくすのきはまだ立っています。いつまで立っていられるのか。それはわかりません。何もできないわたしが、恥ずかしい。

ただただ、少しでも長くあそこに立っていられるように願うばかりです。

あすこののっぱらがなくなったら、ここらへんでのっぱらはほとんどなくなりますね。広い土地はあるけれど、有刺鉄線で囲まれていたりするし。

家ばっかり建てて、野原がみんななくなったら、さみしくないのかな。ばったにもかまきりにもあえなくなる。

ベニシジミとよく出会うあそこののっぱら、いつまでのっぱらでいることができるんでしょう。ところどころに打たれている杭が、痛い。

せめてあの木だけでも残ってくれたら。そんな願いはわたし個人のわがままにすぎません。でも愛の世界では、当然のことをしてくれたものに対する、心ない仕打ちになるんです。あの木は、本当に愛してくれていた。

小さなショウリョウバッタも、どこで生きていくんだろう。あののっぱらがなくなったら。大人になるまで、あそこで食べていくことはできるんでしょうか。

やれやれ、どうしてかくらい方向にいってしまいますね。明るくいきたいのに。くすのきは、美しいですよ。野原も何度刈られても美しい。またベニシジミでも撮りに行ってこようと思います。






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ベニシジミ

2009-06-08 10:22:24 | 生命
またかといわれつつもベニシジミです。どうやら今のわたしの体調では、撮らしてくれるチョウチョはベニシジミくらいのものらしいです。この日、モンシロチョウを撮るチャンスが3度もあったのに、みんなシャッターを押す前に逃げられてしまいました。

でもいつも遠くを飛んでいるモンシロチョウが、近くにそっと止まってくれただけでもうれしかったですよ。本当に美しかった。

今日は、朝から気分が悪く、今まで横になっていました。それでも気持が晴れないので、こうしてパソを開けて何か書いている次第です。

以前はミルクコーヒーばかり馬鹿のみしてたけど、今はミルクを馬鹿のみしているっていいましたが、調子の悪いときに飲むミルクは、実に甘くて甘露の飲み物です。それが、調子のいいときに飲むと、普通の牛乳の味になるから不思議です。

本当はもう、疲れきっていたりしてます。昨日もお風呂に入って着替えている途中で、倒れそうになる自分をかろうじて支えていたりしました。

大丈夫大丈夫、なんとかなるもの。その日はもう7時を過ぎたらすぐに横になりました。ここのところ、いちにちのうちで安らげるのは、眠る前に布団に入るときだけだったりします。やっと一日の苦しみが終わった、という感じなのです。

今日は暗い話ばかりになりましたね。ベニシジミに怒られそうだ。そう、がんばらなくちゃ。みなが助けてくれるもの。

でもこのベニシジミ、無理するなよ、て言ってるような気もするな。

でもできるから、大丈夫だよ。今だってできてるもん。なんとかなるさ。

とにかく、がんばらなくちゃ、で、今日も終わります。


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あぶ

2009-06-06 09:56:51 | 生命
ヒメジョオンによってきた小さなあぶです。ヒメジョオンの黄色と、アブのしましまの黄色がシンクロしているので、まるですきとおったビニル製の小さなおもちゃのようにも見えます。かわいいですね。

今日は朝から気分が悪いので、こんなかわいい姿に癒されます。弱っているときは、みなが「愛しているよ」といってくれる。

この世界は、こんな、愛が、無数ということばもちいさいほど集まってできている。世界は愛でできているんです。

あい、とは「あ、い」,「吾、居」すなわち「わたしはいる」ということ。「いる」、存在するということ、それそのものが「愛」なのです。愛は喜び。だからこそみな存在している。そしてあらゆることをやっている。愛それこそが実在なのです。

わたしはいる。わたしはわたし。それだけでもう「愛」なのです。

わたしたちはみんな、「愛」なのです。ただ、それが今はとても悲しいことになっているだけです。生きることが苦しすぎるのはそのせい。

それを、なんとかしなければ。花や虫たちはいつもそれを私たちに語りかけています。

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