日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2020 - 阿波屋

2020-01-04 23:47:25 | B級グルメ
徳島に泊まる機会も事実上年に一度限りということになると、久々にはしご酒をしてみたくなるのは人情です。しかし今年も何だかんだで遅くなり、今からでも入れる店を探すのは難題です。そこまでしてもう一杯やりたいという気分でもありません。中華そばをいただいて締めくくるという、同じ流れの繰り返しとなりました。
それは想定の範囲内ながらも、誤算が一つありました。愛用していた「道麺」が見当たらないのです。あるべき場所には、開店してまだ一月半という他のラーメン屋が入っていました。あの繁盛ぶりを考えると、不振で店を畳んだようには思われません。味を若干変えたことから、屋号も変えて再出発したのだろうかとも思いました。ならば早速入ってみるのも一興ではありますが、それは次回の課題とし、今回は代わりの店に飛び込みました。「阿波屋」の暖簾をくぐります。
どういうわけかblogの記録になないものの、四、五年前に一度だけ世話になった記憶があります。その後出会った「道麺」の個性的な味わいが癖になり、こちらの店には無沙汰をして現在に至るわけなのですが、当店の中華そばもそれはそれで印象に残っていました。「道麺」の後継店を差し置いてこちらを選んだのは、あやふやになりつつあるあの味を、今一度確かめておきたかったという事情によります。
「道麺」ほどではないものの、長いカウンターが一本延び、それ以外にもテーブルがいくつかあるため、収容力はあちら以上と見受けられます。その店内は酔客らで常時賑わい、繁盛ぶりは相変わらずです。前もそうだったかどうか、中華そばの他に阿波屋そばなるものがあり、筆頭に掲げられているのは後者です。その正体は、バラ肉を起点に時計回りでメンマ、煮卵、青葱を乗せ、中央にもやしを盛ったものでした。それに加えて酢橘の小皿も。三分の一ほど残してから絞るようにというのが接客のお姉さんによる説明です。その指南に従い終盤に絞ると、スープの甘辛さに勝るとも劣らない酢橘の風味が立ち上がりました。これほど強いものだったかと思うほどの香りです。ただし、猫に小判というべきか、それが中華そばに不可欠なものとまでは思われませんでした。おそらくは、煮卵と酢橘が中華そばとの違いなのでしょう。それらを省いた中華そばにして、代わりに肉を増量するのもよさそうです。

阿波屋
徳島市両国橋34
088-623-9596
1100AM-1400PM/1800PM-300AM(金土及び祝前日 -500AM 日曜 - 2400PM)
祝日除く月曜定休
阿波屋そば750円
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新春の四国を行く 2020 - 瀬戸際

2020-01-04 21:40:53 | 居酒屋
風呂から上がり、さっぱりしてから繁華街に出てきました。脇目も振らずに乗り込んだのは「瀬戸際」です。
この店を初めて訪ねた五年前は、教祖の推奨店がいずれも廃業した後でした。先達の導きが全くない状態で、活動仲間の情報を頼りに訪ねたのがこの店です。その後「酒場放浪記」で徳島の店が紹介されたり、教祖による新たな推奨店が登場しても、それらの店に鞍替えをすることはなく、正月の活動を見送った三年前を除いて、毎年こちらの世話になってきました。
さすがと感服させられることの多い教祖の推奨店と違い、仲間内の情報には当人の好みがより色濃く反映されていて、必ずしも万人受けしない点が見受けられる場合もあります。しかるに、後から知った推奨店には見向きもせず、この店をいの一番に訪ねるようになったのは、それだけ馬が合っていたということに他なりません。
万人に自信を持って勧めるまでには至らない理由の一つとして、お客の名刺が壁一面に貼り付けられた雑然とした店内、世話焼きが過ぎるようにも思える女将の存在があります。それに加えて、調理をする店主の仕事に難があると、僭越ながら評したこともありました。その印象は今回も同様でしたが、より具体的に分かってきたこともあります。難点は主として包丁使いにあるということです。魚にしても野菜にしても、断面が乱れていたり、切り分けの幅が不揃いだったりして、見た目の美しさにおいて他の料理人の仕事に一歩譲るという印象を新たにしました。
見方を変えると、味は劣っていないともいえます。たとえば、刺身にも唐揚にも鍋物にも添えられる、自家製のポン酢の味わいは上々にもかかわらず、それに添える青葱の切り方が雑といった具合です。つまり、料理屋として捉えるならともかく、居酒屋として決定的な難があるとまではいえないことになります。御常連らしき先客らで賑わう店内が、そのことを無言のうちに物語っているようでした。自分にとっても、徳島でここ以上の居酒屋はないと言い切りましょう。

瀬戸際
徳島市栄町1-66
088-626-3837
1700PM-2300PM
日曜定休

芳水二合・鳴門鯛
菜の花煮浸し
寒グレ刺身
沖すずき刺身
地たこ唐揚げ
とり小鍋
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新春の四国を行く 2020 - 新町温泉

2020-01-04 21:31:51 | 温泉
自分としては、投宿の前に一風呂浴びたいところでした。一刻も早く休みたいという母親の希望により、投宿が先となったわけなのですが、どちらが先でも大差はなかったともいえます。繁華街から歩ける範囲に銭湯があるからです。今回も新町温泉の世話になります。市街の中心にあって駐車場完備、なおかつ早朝6時から深夜0時までの営業は天晴れです。

★新町温泉
徳島市東大工町2-28-2
088-622-8306
600AM-2400PM
第三日曜定休
入浴料400円
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新春の四国を行く 2020 - 気疲れ

2020-01-04 20:05:46 | 四国
出発から約780kmを走破して徳島に着きました。彼方に眉山を眺めつつ、吉野川の橋を渡って市街に入ると、はるばる走ってきたことを強く実感します。自分にとっては、大鳴門橋を渡って上陸するとき以上に印象的な場面でもあります。しかし、早朝に家を出てきた母親には、そのような感慨に浸る余力もなかったようです。ともかく早く休みたいとのことだったため、宿の部屋は分けました。明朝の出発までは一人旅に戻ります。
宿の手配にあたって一悶着がありました。予約サイトを通じて押さえたつもりのはずが、送信できていなかったのです。1泊、1名、1室という条件でしか検索したことがなかったため、2名で各1室という条件での手配に慣れていなかったのが原因でしょう。それ以外にも、同行者がいることで何かと気疲れする場面がありました。同行者が親であってもこうなるということは、自分がいかに社交性、協調性のない人間かということでもあります。やはり自分には一人旅が合っていると再認識した次第です。束の間の気楽さを満喫してきます。
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新春の四国を行く 2020 - 上陸

2020-01-04 19:01:37 | 四国
暮れて行く西の空を追いかけながら島内最南端まで一般道を走りきり、大鳴門橋を渡って四国へ上陸。燃料を八割方消費したため、道中三度目の給油を済ませてから徳島市街に入ります。現在の気温は10.5度、日中は上着要らずの陽気でした。西へ下るにつれて暖かくなる、四国への遠征らしい一幕です。
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新春の四国を行く 2020 - 明石海峡大橋

2020-01-04 15:22:14 | 近畿
奈良では曇りがちだったものの、その後はおおむね晴天が続きます。高速道を降り次第寄りたいと思っていたのは、一昨年訪ねた県道沿いの穴場でした。サービスエリアから眺めると間延びしがちな明石海峡大橋を、画面一杯に切り取れる場所です。今回は余勢を駆って、坂を下ったところにある道の駅も再訪します。
何故か長年素通りし続けてきたものの、それがもったいなく思われるほど、ここからの眺めも上々です。縦でも横でも間尺に合わないサービスエリア、横位置が向いていた県道沿いに対して、ここでは縦位置に構えたときが断然様になっています。二本ある主塔と、神戸の方から緩やかな弧を描きつつ登ってくる橋桁の遠近感が、あたかも超望遠レンズで圧縮したかのように見えるという仕掛けです。中望遠でこうなるのは、橋がいかに巨大かということでもあります。
対岸に見えるのは神戸市街です。暗くなればあちら側の明かりがまたたき、主塔とケーブルが照明に浮かび上がることになります。その様子も一度は眺めてみたいものです。
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新春の四国を行く 2020 - 観覧車

2020-01-04 14:34:46 | 近畿
阪奈道路、阪神高速、ハーバーハイウェイを経て再び阪神高速に乗り、さらには第二神明を経て明石海峡大橋を渡りました。要するに例年とほぼ同じ経路ということですが、ここで併設の観覧車に乗るという、一人旅ではあり得ない展開が。一昨年鹿児島で乗ったときには、またの機会があるのだろうかと思ったものです。わずか一年少々で、再び乗ることになるとは思いませんでした。
自身の気紛れではなく母親の希望です。しかし、展望台からでは平板になりがちな明石海峡の眺めに、立体感が出てくることに気付きました。一度だけならよいものです。
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新春の四国を行く 2020 - 餃子の王将

2020-01-04 12:02:55 | B級グルメ
奈良では何故か王将の世話になることが度々あります。二日続きになったことも何度かありました。そして今年も同様の結果に。阪奈道路沿いの上田原店に立ち寄ります。
昨日の今日では芸がないとも思ったのです。しかし、京都と違ってめぼしい選択肢が浮かびませんでした。母親の希望だったのに加え、移動の途中で沿道の左側に現れるという条件もあり、ほぼ即決に近い形で決まった次第です。

★餃子の王将 上田原店
四條畷市上田原1144-4
072-869-0252
1100AM-2200PM(LO)
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新春の四国を行く 2020 - 奈良中央郵便局

2020-01-04 11:35:56 | 近畿
京終駅が最後であるかのように述べましたが、もう一ヶ所だけ寄っておきたい場所があります。出発前に準備した年賀状を投函すべく、奈良中央郵便局を訪ねました。昨日は遅れ気味の進行だったため、郵便局に寄るどころではありませんでした。三が日を過ぎて遅きに失した感はあるものの、これが今年の第一陣となります。
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新春の四国を行く 2020 - 京終駅

2020-01-04 10:53:33 | 近畿
近鉄奈良駅で母親と合流。徳島へ向かって移動を始めますが、市街を出る前に京終駅を定点観察していきます。
木造駅舎が修復され、面目を一新していたのは去年訪ねたときのことです。駅前広場も後々整備される予定だと、帰京してから知りました。暮れに訪ねた伊達駅を始め、広場の整備により駅舎の佇まいが損なわれてしまう例もあるだけに、ここでもそうならないかが若干気になるところではありました。しかし幸い大きく変わったところはありません。ただ舗装されているだけだった駅前を芝生の広場にして、ベンチをいくつか置いたというのがその内容です。鄙びた雰囲気を残しつつ、美しく整備されたのを幸いに思います。
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新春の四国を行く 2020 - 里程元標

2020-01-04 09:57:53 | 近畿
続いて訪ねるのは里程元標です。昨晩呑み屋を探しながら彷徨い歩いていたときに見つけたのがこの物件でした。場所は奈良駅の方から三条通りを進み、東向、餅飯殿の商店街との交点を過ぎた直後です。興福寺がある高台の中ほどに立つ、見上げるような大木の下に高札場があり、その脇に元標の石が「奈良縣里程元標」の標木とともに並んでいました。記念撮影にもお誂え向きと見受けられため、翌朝再訪してみようと思っていた次第です。
こうしてカメラを構えていると、高札場の前に一台の自転車が止まりました。よりによってと面食らうも、ここで思わぬ出来事が。自転車の御仁が高札場に備えられていた一枚の紙を手に取り、こちらへ向かってきたのです。よく見れば元標の由来を記したもので、元々は餅飯殿の商店街の入口にあったものを移設し、高札場とともに作り直したとあります。このようなものが備え付けてあることには気付きませんでした。先達の教えがなければ、一生知らずに終わっていたかもしれません。粋な計らいに感謝します。
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新春の四国を行く 2020 - 興福寺

2020-01-04 09:32:10 | 近畿
宿からも駅からも歩けて、待ち合わせの時間までに回れるところをと考え、やってきたのは興福寺です。一見するとありふれた選択ではありますが、罰当たりなことに、今の今まで一度も参拝したことがありませんでした。あまりに著名な寺院をかえって敬遠する、天邪鬼の習性とでもいえばよいでしょうか。
今更ながら訪ねてみて知ったのは、国宝をいくつも擁する大寺院にもかかわらず、境内の大部分が拝観自由だということです。有料のお堂でさえも、遠巻きに拝むことはできるという気前のよさには恐れ入ります。わざわざ足を運んだ者に、神仏は必ず何かを与えてくれるものです。その経験則を改めて実証する結果でした。
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新春の四国を行く 2020 - 珍事

2020-01-04 08:25:50 | 近畿
唐突ではありますが、今回の旅ではblog開設以来二度目となる珍事があります。母親を案内するという目的が加わることです。弘前の花見に案内したのは七年前のことでしたが、あのときと同様瓢箪から駒によりこのようなことになりました。
そもそもの発端は、正月の晩餐で、鳴門にある大塚国際美術館なるものが話題に上ったことです。自身全くの美術音痴ではありますが、大鳴門橋の袂にある美術館の存在は何となく認識していました。四国への遠征で毎年通る経路上でもあります。ならば便乗してはどうかという話になったのが真相です。ただし、未明の出発にまで付き合わせるわけにはいかないことから、翌日奈良で合流するという算段をつけました。
徳島に移動して一泊し、翌日美術館に送り届けることになります。その後については流動的ながら、松山に移動してもう一泊し、道後温泉にでも案内してから、列車で帰ってもらうというのが有力です。同行者が加わることで、自身の行動にも若干の制約は加わりそうですが、七年ぶりの親孝行のためならやむなしといったところでしょう。10時に駅で待ち合わせるため、それまでは市街を散策してきます。
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新春の四国を行く 2020 - ホテルフジタ奈良

2020-01-04 08:16:45 | 近畿
「蔵」にあえなく振られたことで、奈良に泊まった意義は事実上なくなったと申しました。しかし、宿に限っていえば今回も上々でした。昨晩世話になったのはホテルフジタ奈良です。
出発が一日遅れたこともあるのか、昨晩は宿泊事情に例年以上の余裕がありました。予約サイトで調べたところ、この宿が朝食付で六千円台中盤だったため即決した次第です。正規料金で1850円する朝食を含めてその値段ということは、単純に引き算すると室料が五千円を切っていることになります。宿の格を考えれば大安売りです。
郷土色を前面に押し出す法華クラブと違い、和を主体にしつつさりげなく季節感を織り込む、古都らしい奥床しさを感じさせる献立がこちらの朝食の特徴です。筍の土佐煮、伊達巻に紅白の蒲鉾といった品々が正月らしく、大きな窓の向こうに広がる中庭を眺めつついただくひとときはまことに上々。早めに入ったことにより、慌ただしくなる前にゆっくりいただけたのも助かりました。
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新春の四国を行く 2020 - 二日目

2020-01-04 07:29:50 | 近畿
おはようございます。覚悟していた事態がとうとう現実になってしまいました。頼みの綱の「蔵」に振られ、巻き返しも果たせないまま終わったのですorz
年により若干違いはあるものの、最も多く採ってきたのが今回の経路かもしれません。津から国道163号線で伊賀に抜け、名阪国道を走りきり、天理を経て奈良市街に入ったのは八時過ぎです。去年の経験から早仕舞いもありうると見て、投宿は後回しにしてすぐさま「蔵」に向かいました。例によって満席の貼り紙が出ていたのは想定の範囲内です。それだけなら見えなかったふりをして飛び込んだでしょう。しかし、今回はもう一枚の貼り紙が追い討ちをかけました。八時半で注文を打ち止めにするという告知です。その時点であと五分しかありません。一杯でいいと食い下がることも当然考えはしました。しかし、次の瞬間交渉するまでもないと悟ります。障子戸の向こうに見えるカウンターが、一目見て取り付く島なしと分かるほど混み合っていたからです。少しだけ開けた扉を閉め、そのまま退散するという顛末でした。
遮二無二飛び込もうとしなかったのは、このような事態が恒常化している現状において、たまたま入れるなどという虫のよい話に期待するよりも、入れなかったときのための自衛策を、今後のためにも模索しておきたいと思ったからに他なりません。釧路の宿がやたらに混むのが常態化するに至り、自衛策のため商人宿に泊まってみたのと同様の考えに基づくといってもよいでしょう。しかし、結果としてよい宿に出会えたあのときと違い、難航しそうなことについては端から覚悟していました。代わりとなるべき店を求めて彷徨い歩くも、めぼしい店には出会えなかった去年の経験があるからです。京都に比べて元々店が多くなく、なおかつ総じて早仕舞いなのが奈良の特徴でもあります。そこへ三が日という条件まで加われば、もう一度歩いたところで推して知るべしというものでしょう。それでも往生際悪く一時間ほどは歩いたでしょうか。しかし、これ以上歩き回れば残りの店も閉まっていき、いよいよ後がなくなります。切羽詰まって飛び込んだのは近鉄奈良の駅前にある「王将」でした。いかに選択肢が乏しかったかということでもあります。十分に休めないまま出発し、560km走り抜いた疲れに徒労感が追い打ちをかけ、投宿後はそのまま眠りに落ちました。

そのようなわけで、今回奈良に泊まった意義は事実上失われてしまいました。しかるに自ら引いたのは、博多の屋台と同様の、諦めの境地に達したからでもあります。屋台が年々激減していき、残った屋台が観光客で恒常的に混み合って、往年に比べやたらに入りづらくなってしまったことについては、このblogでも嘆いてきた通りです。あれと同様、観光客は増える一方、店の規模が縮小されてしまったことにより、かつては気兼ねなく入れた店で、今や予約満席が常態化しています。空いた時間を狙おうにも八時半が看板で、なおかつその頃まで混み合っていてはどうしようもありません。それだけに、歴史的惨敗を喫した先々月の那覇と違い、敗北感より諦念とでもいうべきものを色濃く感じた次第です。
四国への遠征が正月の恒例行事として定着したのは、「蔵」の存在によるところも少なからずありました。未明に出発して伊勢路を走り、翌日四国へ渡るという行程を考えると、最初の泊地には奈良が最も頃合いです。その奈良に、正月も開いている名酒場があることは、自分にとって渡りに船というべきものでした。しかしその店がこうも入りづらくなってしまうと、これからどうすればよいのかと立ち尽くすしかありません。
方向性は二つに大別されるかと思います。そもそも四国への経路を見直すのが一つ。奈良で代わりとなりうる店を探すのが一つです。昨晩の結果からすると、経路の見直しが現実的のようではありますが、結論としては後者にしようかと考えています。奈良を主題とする活動ならともかく、四国への遠征という全体の行程を考えると、奈良に一泊していくのが流れとして理にかなっているのは間違いないからです。直感に訴える店はなかったと申しましたが、それは「蔵」の代わりとなりうる店を求めたからでもあります。あの店と比べさえしなければ、それなりと思える店は少ないながらもありました。「蔵」については入れれば儲けものと割り切り、振られたときは今回目星をつけた店へ行ってみるつもりです。
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