本日の晩酌 - 王祿

正月の晩酌を飾るもう一本の酒に選んだのは、春季限定を名乗る超王祿です。限定たる所以は、本来の質実剛健さを保ちながらも、さりげない華やかさと両立させているところでしょうか。杏、あるいは干しぶどうを連想させる熟成感、凝縮感のある甘味が特徴的です。日本酒度が9にもなる、数字の上では超辛口の酒にもかかわらず、辛さと別次元の上質さが感じられます。この酒を年末に蔵出しするとは心憎い計らいでした。

★超王祿 春季限定無濾過生原酒
王祿酒造(島根県東出雲町)
原料米 富山県産五百万石
精米歩合 60%
日本酒度 +9
酸度 2.8
アルコール分 17.6度
杜氏 石原丈径
東京都港区 鈴木三河屋にて購入