日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

関東一円はしご酒 2020 - 八たん

2020-01-25 20:47:55 | B級グルメ
カレーもいただいてすっかり満腹です。とはいえ限界に達したわけでもありません。「迷ったら買え」の原則に照らし、今度は川崎で下りました。目当てはもちろん「八たん」です。
駅前に勤めていた駆け出しの頃、ほか弁、牛丼、ハンバーガーに頼り切っていた慎ましい昼食事情の中で、数少ない贅沢だったのが当店の定食です。贅沢とはいっても、当時は千円を大きく超えなかったと記憶します。それが狂牛騒動によりハラミ焼に変わり、牛タン焼は高嶺の花となったものの、職場を辞めると決まったとき、もう一度だけいただいて締めくくったのは懐かしい思い出です。
その後は夜のみの営業となり、値段もますます上がっていき、今や麦飯、テールスープも入れれば三千円近い代物となってしまいました。しかし、本場仙台でも定食が二千円前後はする時代です。質、量ともに互角以上の牛タンを、身近な場所でいただけることに価値があります。さらに上がればさすがにどうかとは思うものの、今の値段なら無闇に高いとは思いません。わざわざ寄った甲斐はありました。

八たん
川崎市川崎区本町1-8-28
044-244-9247
1700PM-2130PM(LO)
日祝日定休
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関東一円はしご酒 2020 - 600形

2020-01-25 20:30:47 | 関東
先人の業績により、京急の運用を完璧に予測できるようになりました。何度も何度も騙された前回と同じ轍は踏みません。2100形の前に来るのが600形なのは分かっています。その600形のクロスシートが空いていたため、そのまま乗るという顛末です。
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関東一円はしご酒 2020 - ベンガル

2020-01-25 19:27:43 | B級グルメ
横須賀に限っていえば、終電まで粘るようなことはしません。2100形の運用があるうちに切り上げるのが通例です。酒についてはもう十分、ベンガルのカリーをいただいて締めくくります。
ここよりうまいカレーはあります。何より秀逸なのは、長いカウンターだけの店内と、老練なおばちゃん達の立ち居振る舞いです。今回着席したのは玄関から向かって右側、つまり瓢箪、あるいはギターの胴を二つに割ったようなカウンターの、より膨らんだ方でした。その位置から眺めると、おばちゃんの定位置を中心にした機能的な厨房の配置が分かります。右側にはカレーの鍋が落とし込まれていて、正面に三つあるコンロでは目玉焼きとウィンナーがフライパンにかけられ、左にはトッピングの皿が並んでおり、それらを駆使してカレーが仕上げられていく様子を、手に取るように眺められるという寸法です。
今更ながら気付いたのは、カレーの鍋が六つあることです。ポーク、チキン、ビーフをいずれもいただいた経験から、ルーの辛さが違うだけで、具は後から加えるものと思っていました。しかしそれは早計で、ポークに甘口と中辛、チキンとビーフに中辛と辛口がそれぞれあり、合わせて六種になるのかもしれません。実際のところ、チキンの中辛には煮込まれてほぐれた鶏肉が入っており、塊だった辛口のそれとは別物でした。ポークの甘口とビーフの中辛も、いずれ試してみる必要がありそうです。

カリーすなっくベンガル
横須賀市若松町1-9
046-825-8877
1100AM-2100PM(LO)
月曜定休
チキンカリー650円
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関東一円はしご酒 2020 - 銀次

2020-01-25 17:40:19 | 居酒屋
横須賀に戻りました。次なる目当ては「銀次」です。空いていればそのまま入るもよし、岸壁で黄昏時を見届けてから入るもよし。ともかく向かうと、暖簾の奥のカウンターは鈴なりでした。これでは満席で振られても仕方なく、仮に入れたとしても落ち着きません。小一時間やり過ごしてから戻り、わずかとはいえ出始めた空席の一つに収まりました。その後も先客が三々五々席を立ち、空いた席に次のお客が収まるという形で、店はおおむね滞りなく回っていきます。開店直後をあえて避け、最初のお客が立つ頃を狙い澄まして飛び込むという経験則の正しさが、改めて実証される結果です。
それは狙い通りだったものの、気になることが一つだけありました。女将の姿が見当たらないのです。実は、前回も最初のうちは姿がなく、一瞬面食らうという経験をしました。そのときは中盤からお出ましになったものの、今夜は一瞬だけ現れて奥へ退き、それきり姿を見せません。カウンターの中程に立ち、隅々まで目を配る女将の存在感は絶大です。しかし、近年は寄る年波を感じさせる場面が散見されました。長時間の立ち仕事がいよいよ辛くなってきたということでしょうか。
それでもなお、女将の持ち場を空けたままにしているのは、この人あっての当店と誰もが心得ているからでしょう。歩くのも辛そうな様子のところ、一瞬とはいえ現れたのは、その信頼に応えるためだったのかもしれません。粋な計らいに感謝します。

銀次
横須賀市若松町1-12
046-825-9111
1600PM-2300PM
土日祝日定休(第四土曜営業・翌週月曜休業)

酒三合
お通し(糠漬け)
いわしさしみ
にこみ
あら煮
串カツ
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関東一円はしご酒 2020 - 初期車

2020-01-25 16:32:04 | 関東
一時間半ほどの滞在で切り上げ、来た道を引き返して三崎口へ戻りました。2100形の快特をあと少しのところで逃したものの、後続列車が二代目1000形の初期車でした。安普請の規格型に成り下がる前の、2100形と比べても遜色ない造りの車両です。車端のクロスシートも空いていたため、そのまま乗車と相成りました。
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関東一円はしご酒 2020 - 城ヶ島

2020-01-25 15:15:46 | 関東
30分ほどバスに揺られて城ヶ島にやってきました。三浦半島の先端と橋で繋がる小さな島を地図上で眺め、勝手に想像していのは、断崖の上から大海原を見渡す景勝地です。実際のところ、そのような場所もあるにはあります。しかし、それ以上に特徴的なのは、月並みな言葉を借りれば洗濯板と形容したい岩礁が、至る所に露出していることです。展望台から見渡せば、手前にはその岩礁が広がり、左の奥には房総半島が横たわります。右手に霞んで見えるのは伊豆半島の影でしょうか。晴れればさぞやと想像させられる眺めです。しかし、岩場には無数の太公望と観光客が散らばります。仮に晴れても、あの人影なかりせばと想像していたのは必至です。この程度の天候で丁度よかったということにしておきましょう。
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関東一円はしご酒 2020 - 寒桜

2020-01-25 13:58:11 | 関東
着いた列車で折り返すのも面白くありません。三崎の市街へ行ってみようと思っていました。幸いバスは頻発しており、市街にも漁港にも、その先にある城ヶ島へも行けそうです。最も遠い城ヶ島行のバスを待って乗り込みます。
依然として快晴とまでは行きません。しかし、時折日が射すそこそこの好天です。駅前では寒桜らしき赤っぽい桜が咲き、一足早い春の趣が漂います。島内の眺めについても楽しみです。
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関東一円はしご酒 2020 - 腹ごなし

2020-01-25 13:32:38 | 関東
一時間少々の滞在を経て中央酒場を辞去。長い腹ごなしを経て二軒目に移るのが定跡のところ、問題はその間合いをどう使うかです。結論としては京急電車に再び乗り、終点の三崎口へ向かいます。
元々考えていたのは、晴れればフェリーで東京湾を渡り、さもなければ延長されたシーサイドラインに乗ろうというものです。そのつもりで店を出ると、快晴とは行かないまでも、青空の領域が広がりつつあるようでした。ところがそれもぬか喜びに終わり、晴れそうで晴れない曇り空に戻りました。前回を超える眺めにならないと判断し、久里浜を素通りして乗り通すという顛末です。
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関東一円はしご酒 2020 - 中央酒場

2020-01-25 11:47:56 | 居酒屋
横須賀中央で降り次第、脇目も振らず中央酒場へ向かうのが、長年かけて確立された定跡です。しかし最近、様相が変わってきたと感じていました。昼のうちから賑わって、待ち客が出ているという場面に何度か遭遇したからです。前回も運用のすり替えにより20分余計に待たされ、到着が正午に延びはしながらも、辛うじて滑り込むという結果でした。幸いにして今回はそのような騙し討ちもなく、15分ほどの余裕を持って現地に到着しましたが、その効果は数字以上の違いとなって現れました。暖簾の奥をのぞいたところ、所々空きのあるカウンターが見え、そのまま入るや奥の方へと案内する第一声があり、上席に首尾よく収まるという顛末です。さよりの文字に春らしさが感じられます。春遠からじと実感するひとときです。

中央酒場
横須賀市若松町2-7
0468-25-9513
1000AM-2230PM
日祝日定休

一番搾りプレミアム
ホッピー
菊正宗
さよりさしみ
牛すじにこみ
ヨコスカメンチカツ
いわしぬた
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関東一円はしご酒 2020 - 自衛策

2020-01-25 11:08:05 | 関東
目覚ましをかけずに休み、外が明るくなってきたのに気付いて起きると、予報とは裏腹の曇り空が広がっていました。正確には、所々青空が広がってはいるものの、大半の時間にわたって日差しが遮られてしまいます。しかしこれも想定の範囲内ではありました。昨日にしてもそうだったのですが、予報の上では晴であっても、例年のような冬晴れにはなかなかなりません。宇都宮までわざわざ車を走らせるには、いかにも半端な空模様です。泊まりがけの活動は二週連続休止となり、選択肢は横須賀に絞られました。京急電車で向かいます。
昨秋以来の再訪です。あのときは2100形で運用される快特を待つも、ことごとく安物の規格型車両にすり替えられており、心底辟易させられました。しかもたちが悪いのは、前年似たような経験をさせられたときと違い、何の断りもなく差し替えられていることでした。このようなすり替えが常態化しているのであれば、こちらとしても自衛策を採るしかありません。
そのような状況において、渡りに船というべきものに出会いました。京急の運用を完璧に調べ上げているサイトがあったのです。通常の行路を示した運用表だけでなく、それぞれの行路に本日充当されている編成が分かり、主要駅については時刻表形式でも見ることができるという代物でした。ただし、全ての運用を実地で確かめているわけではなく、運用の法則性を見出して自動的に更新されているらしき解説があります。これもAIとやらの恩恵でしょうか。真相のほどはともかく、返り討ちだけは避けられるかもしれません。
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