日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える東北へ 完結編 - 全行程終了

2016-05-29 21:19:12 | 東北
牛タンで腹ごしらえを済ませ、あとは飯坂で一風呂浴びられればなお理想的というところ、あいにく時間が押してきました。温泉を切り、代わりに勾当台公園で一息入れてから移動を再開します。
あと30分もすれば最終の新幹線が出る時刻です。車を置いて列車に飛び乗ればさぞかし楽でしょう。しかし、ここまで来たからには自力で帰るのみです。一月以上にわたった長旅はこれにて全行程終了となります。
以前10時過ぎに出発して、大きく破綻しない時間に帰ったこともありました。それはあくまで状態のよいときであり、疲労が蓄積した現状でどうなるかは未知数ではありますが、眠くなったときには一般道を挟むなどして、適度に変化をつけながら帰ります。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 旨味太助

2016-05-29 21:08:32 | B級グルメ
平泉前沢から再び東北道に乗り、仙台宮城で下りました。大トリを飾るのは「旨味太助」の牛タンです。
移動を再開した時点で、仙台着が八時を少し回りそうなことは予想できました。こうなると「太助」に入れるかどうかが微妙になってきます。日曜は売り切れ次第行灯の明かりを消すのが常だからです。よって仙台が間近に迫った時点で電話を入れたものの、切れるかどうかは何とも微妙、ともかく来店をとの返答でした。結果にかかわらず行くことだけは決め、駐車場に車を止めて早足で店へ急ぐと、最後の角を曲がったところで行灯の明かりが見えるという顛末です。しかし、自分の後にもう一組入ったところで店仕舞いになったことからしても、間一髪の状況だったことになります。ここを逃せば他に選択肢がなくなる日曜の晩、どうにか滑り込めたのは幸いです。

先月の出発初日も、ここで牛タンをいただいてから盛岡へ向かいました。そのときテールスープの葱が今までよりシャキシャキした食感なのに気付き、鍋の番がいつもと違うからだろうと推察しました。そして今回、鍋を守っていたのは見慣れた職人でしたが、葱は同じくシャキシャキしています。そうだとすると、テールスープの調理自体を変えたのでしょうか。それとも夏場は歯応え、冬場は柔らかさを持たせるように、季節に応じて調理を変えているのでしょうか。仙台をいつ再訪するかは今のところ白紙の状態ながら、次回テールスープがどうなっているかを楽しみにしておきましょう。

旨味太助
仙台市青葉区国分町2-11-11 千松島ビル1F
022-262-2539
平日 1130AM-2130PM(LO)
日曜 1130AM-2030PM(LO)
月曜定休
定食1300円
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - あじさいロード

2016-05-29 18:42:09 | 
諸々手を尽くした甲斐はありました。あじさいロードこと胆沢広域農道上で17万km達成です。
東北道を下りた時点では、4号線をそのまま上っていくつもりでした。4号線上で節目を迎えたことが過去にも二度あります。東北地方を最も多く走ってきたこの車には、ある意味ふさわしい舞台と考えました。しかし、4号線上で達成しても、その場で停車するのはまず不可能です。少し走ったところに駐車できたとしても、記念撮影までは難しいかもしれません。そのような中ツーリングマップルRを眺めると、4号線、東北道と並行する形で西側を行く広域農道があるのに気付きました。北上から前沢まで延々続く上に、おすすめの経路として色分けされるなど、かなりの快走路と思われる道です。ここなら節目を飾るにふさわしく、場合によっては達成地点で記念撮影もできるだろうと考えました。そしてこの予想は見事に的中しました。
時には田圃の中を、時には木立の中を直線主体で貫く、期待に違わぬ快走路です。達成したその瞬間は田圃の只中で、車窓の右手にサイロが建ち、その向こうの空が絹のような雲に覆われ、淡い残照に染まっていました。幸いにして交通量も少なく、広い空を大きく入れて記念撮影。先代オーナーから引き継いで以来、一万kmごとの節目を15回迎えたことになりますが、その中で今回が紛れもなく最高だと言い切りましょう。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - SL銀河

2016-05-29 16:38:49 | 東北
その後滝沢から東北道に乗り花巻で下りました。白昼堂々高速道を行くという主義に反する行動をとったのは、盛岡市街を通過することによる短縮効果が大きいからですが、そもそも何故短縮が必要なのかといえば、通算17万kmの節目を明るいうちに迎えたいという目的があるからに他なりません。
現在のところ残り42kmとなっています。基本的には4号線から大きく離れない形で南下していくため、水沢の前後で到達する可能性が濃厚です。4号線が対面通行になる流れのよくない区間だけに、東北道で一気に駆け抜けたいのはやまやまながら、今回ばかりは仕方がありません。記念撮影できる程度の場所であってくれれば理想的ではありますが、そうでなくともどのような場所だったかこの目でしかと見届けたいと思っています。
ちなみに只今花巻空港駅に滞在中です。折しも「SL銀河」の回送が中線に停まっており、下り列車を待避してから引き上げていきました。先週津軽で撮った工臨に続いての奇遇でした。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 岩手山パノラマライン

2016-05-29 15:09:12 | 東北
樹海ラインで下山してから岩手山パノラマラインに入り、それが尽きたところが焼走り溶岩流でした。特別天然記念物といわれても自分にとっては猫に小判、黒い岩が一面に積み上がっているようにしか見えませんが、黒々した岩との対比で新緑がより鮮やかに映り、木立から聞こえてくる春蝉の声も涼しげです。初めて走ったパノラマラインも、その名に違わぬ好眺望の快走路でした。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 八幡平アスピーテライン

2016-05-29 13:48:47 | 東北
アスピーテラインを走りきって見返峠に着きました。次第に薄雲が出て遠景も霞んでおり、過去に訪ねたときと比べても眺めについては一歩譲る状況です。しかしそれでも来てよかったと思うことがあります。散ったとばかり思っていたミネザクラが残っていたのです。
八甲田でミネザクラが咲いていたのは先々週から先週にかけてでした。昨日の高森高原の状況からしても、さすがに今年は終わりだろうと思いつつ走ると、果たして沿道のミネザクラは葉桜となっていました。しかし、山頂まであと少しのところで、道端にまだ花の残ったミネザクラが現れました。既に花と若葉が半々の状況ながら、昨日の八重桜に比べれば、まだ辛うじて見頃といっても過言ではありません。
気温は平地から大きく下がって15度、斜面はまだ分厚く積雪しており、白樺の新緑も鮮やかです。これなら桜が咲いているのも宜なるかなではあります。もともとは花見から始まった長旅だけに、最後の日まで花見ができたのは幸いです。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 松っちゃん市場

2016-05-29 12:04:35 | B級グルメ
為内の一本桜から県道をまっすぐ走れば再びアスピーテラインに合流します。沿道には花見の頃気にも止めていなかった直売所が。七戸の道の駅に比べてしまえばささやかとはいえ、うるいとわらびがあったためこれらを土産とします。山菜も今季はこれが最後になりそうです。

★松っちゃん市場
八幡平市松尾寄木2-512
0195-78-3002
900AM-1800PM(11月-翌年4月 -1630PM)
正月休業
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 為内の一本桜

2016-05-29 11:58:17 | 東北
続いては為内の一本桜を再訪します。花盛りの頃には見物客で賑わっていた名木も、今は立ち寄る人の姿もなく、タンポポとハルジオンが咲く丘の上にぽつんと佇んでいました。花見の頃には自由自在に歩けた草地が、今は腰以上の高さの草でぼうぼうになっています。一月足らずでこの高さになるということは、一日数cm単位で伸びるわけです。大した生命力だと改めて思います。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 松尾中学校

2016-05-29 11:22:15 | 東北
盛岡へまっすぐ帰ればよいものを、またも拡大指向に走って八幡平へ行くことにしました。アスピーテラインを少しそれて松尾中学校を再訪します。
大型連休後半の初日、二度目の一時帰京から復帰して、北海道へ渡る前に訪ねたのがここです。校庭の桜並木が岩手山と重なる光景が印象に残り、その後どうなったかを確かめるべく再訪に至りました。
満開だった桜が葉桜に変わったのは当然としても、岩手山が半分以上隠れていたのには意表を突かれました。要はそれだけ葉が茂ったということです。木々の緑も色濃くなり、もはや新緑とは言い難くなりつつあります。山頂の残雪もほとんどなくなり、日差しはますます高くなって、桜の代わりに咲いているのはツツジと花菖蒲です。日毎に変わる景色の中、東北の春から初夏にかけての移り変わりを肌で感じた今回の旅でした。
コメント

新緑萌える東北へ 完結編 - 二日目

2016-05-29 09:08:07 | 東北
おはようございます。昨夜はその後「食道園」で焼肉をいただいて切り上げました。一旦宿に退却し、腹具合が回復すれば再出動もやぶさかではなかったところ、そのまま眠りに落ちるというありがちな結末です。時間的にはまだ余裕があっただけにもったいない結果ではありましたが、少なくともおいしくいただける限度を超えていたのは事実です。早く休んだことにより、その分今日は早起きできたため、これでよかったと納得しています。
只今好摩のお立ち台を再訪しており、九時前の下り貨物列車を狙い通りに仕留めました。さらに二本撮って10時過ぎに切り上げ、その後は盛岡に戻るか八幡平に行くかのいずれかを予定しています。
コメント