弘前で一軒限りということになると、どうしてもこの店を選んでしまいます。今夜も「はすや」に舞い戻ってきました。
三夜連続というのも芸のない話ではあります。しかし弘前では最も愛用してきた店です。長旅の最後になるかもしれない夜をどう過ごすかと考えたとき、ここでしみじみ盃を傾けたいというのが第一でした。
この店の刺盛りについては過去にも絶賛してきましたが、本日の構成も秀逸でした。冬場に比べ食材が限られるのか、鮪、平目、ヤリイカにガサエビなど、過去二日と被る品もあるにはあるものの、そのヤリイカは紫蘇巻きに、ガサエビは海苔巻きになって出てきました。こちらが昨夜も来たのを承知の上で、飽きないように調理を変えてきたということでしょう。それらに加え新たにホヤも加わり、合わせて八点の充実ぶりです。
その刺身に続いては「鶏肉唐揚」を頼んでみました。日替わりの品書きではなく、常設の品書きにあるもので、文字にすればごくありふれた品にもかかわらず、700円というこの店にしてはかなりの高額品です。それだけに、店主が唐揚をどのように調理してくるのか、700円もする唐揚がいかなるものかという興味を以前から持っていました。他の選択肢も多々ある状況とはいえ、唐揚を試すなら三夜連続となる今回がよい機会と考えた次第です。
かなりの待ち時間を経て運ばれてきた唐揚は、見た目にも迫力のある一品でした。個数こそ四個とはいえ、一口では頬張れないほどの大きさがあり、明らかに二人以上で分けるべき品です。揚げるのに長い時間をかけたのもそのためでしょう。そして味わいについては、多くの日本人が慣れ親しんできたであろう、手本通りの唐揚とでも形容すればよいでしょうか。肴というより、定食にしてご飯とともに思い切りかき込みたくなるような味わいです。物量感のある唐揚ですっかり腹が満たされ、最後の夜はこれにて打ち止めと相成りました。
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休
華一風・天明
お通し(さわら揚げ出し)
刺盛り八点
鶏肉唐揚
三夜連続というのも芸のない話ではあります。しかし弘前では最も愛用してきた店です。長旅の最後になるかもしれない夜をどう過ごすかと考えたとき、ここでしみじみ盃を傾けたいというのが第一でした。
この店の刺盛りについては過去にも絶賛してきましたが、本日の構成も秀逸でした。冬場に比べ食材が限られるのか、鮪、平目、ヤリイカにガサエビなど、過去二日と被る品もあるにはあるものの、そのヤリイカは紫蘇巻きに、ガサエビは海苔巻きになって出てきました。こちらが昨夜も来たのを承知の上で、飽きないように調理を変えてきたということでしょう。それらに加え新たにホヤも加わり、合わせて八点の充実ぶりです。
その刺身に続いては「鶏肉唐揚」を頼んでみました。日替わりの品書きではなく、常設の品書きにあるもので、文字にすればごくありふれた品にもかかわらず、700円というこの店にしてはかなりの高額品です。それだけに、店主が唐揚をどのように調理してくるのか、700円もする唐揚がいかなるものかという興味を以前から持っていました。他の選択肢も多々ある状況とはいえ、唐揚を試すなら三夜連続となる今回がよい機会と考えた次第です。
かなりの待ち時間を経て運ばれてきた唐揚は、見た目にも迫力のある一品でした。個数こそ四個とはいえ、一口では頬張れないほどの大きさがあり、明らかに二人以上で分けるべき品です。揚げるのに長い時間をかけたのもそのためでしょう。そして味わいについては、多くの日本人が慣れ親しんできたであろう、手本通りの唐揚とでも形容すればよいでしょうか。肴というより、定食にしてご飯とともに思い切りかき込みたくなるような味わいです。物量感のある唐揚ですっかり腹が満たされ、最後の夜はこれにて打ち止めと相成りました。
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休
華一風・天明
お通し(さわら揚げ出し)
刺盛り八点
鶏肉唐揚