安堵感

先月下旬の出発以来、一時帰京を繰り返しつつ続けてきた長旅もいよいよ最終盤です。明日から中五日で復帰し、今週末の二日をかけて帰ります。
明日は盛岡に泊まり、翌日一日かけて帰るというのが現時点での予定で、終日活動できるのは明日が最後となりそうです。さらなる延長の可能性も低かろうと見込んでいます。盛岡まで南下すれば、仙台は射程圏に入ったも同然であり、夕方に動き出してもそこまで行くのは造作もありません。そして、仙台以南になると一時帰京という選択肢が金銭的には割に合わず、そのまま走って帰るのが現実的な選択となってきます。関東では既に蒸し暑くなってきていることを考えても、これ以上南下すればするほど、新緑の東北を行くという旅の趣旨から逸脱してくるでしょう。五月最後の週末できりがよいという事情もあり、今回限りで完結させるのが賢明と考えている次第です。
長旅が終わるとなれば感慨もひとしおかというと、むしろ今はようやく帰れるという安堵感の方が支配的です。三年前、今回以上の長旅を経て帰り着いたときには、自宅の駐車場の前に停まった瞬間「終わった」という実感が押し寄せてきました。とはいえそれも感慨という次元ではなく、意外なほど呆気ない結末だったという記憶があります。今回はどのような場面でどのような感情が湧いてくるのでしょうか。それを含めて楽しみにしています。