日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2016 - 晩酌

2016-05-07 22:47:02 | 晩酌
かなり遅い時間になりましたが、寝具を駅舎に運び込み、晩酌の準備も整いました。本日の酒と肴は旭川のコープで調達したものです。ほどよい時間に行けば刺身も惣菜もことごとく見切りで半額になっているのがコープの常であり、本日も酒以外の全ての品を半額で押さえた結果、セイコーマートの出番はありませんでした。これまでのところ、道内に四日滞在してセイコーマートを利用したのは初日の朝兼昼の一回のみです。これほど登場頻度が低いのは珍しいような気がします。

サッポロクラシック
シルクヱビス
北海道産ほっけ刺身
長崎産真さば刺身
北海道産つぶ煮
北海道産ほっけフライ
クリームコロッケ
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北海道花見の旅 2016 - ライダーハウス旧萱野駅

2016-05-07 22:44:34 | 北海道
風呂については切る代わりに全区間12号線を経由し、先ほど萱野駅のライダーハウスに着きました。三名いると聞いている先客の方々は寝静まった後でした。挨拶は明日の朝ということになりそうです。
あのまま旭川に泊まってもよい時間帯ではありました。そうすれば「独酌三四郎」でもう一度呑むこともできたわけです。復路の強行軍を考えても、宿の布団でゆっくり休んだ方が賢明だったでしょう。それにもかかわらず国道を延々上ってきたのは、今回の滞在でも是非一度はここの世話になりたかったからです。
実は、今年の秋の渡道を見送り、代わりに九州へ行くという考えが浮かんでいます。地震に手ひどくやられ、さらには風評被害にまで見舞われている今だからこそ、現地で散財したいという考えがあってのことです。もしそうなった場合、今年はここに一度も立ち寄れないまま終わることになります。次まで二年の間が空くことは受け入れがたく、多少の無理をしてでも訪ねたかった次第です。
現在の気温は8.5度と冷えるには冷えるものの、雨は既に止んでおり風もほとんどありません。ホームの脇の桜を眺めつつ、駅舎の庇の下で晩酌します。
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北海道花見の旅 2016 - 禾多重力開女台

2016-05-07 20:46:54 | 北海道
今夜は萱野駅のライダーハウスに泊まることにしました。給油と買い出しを済ませて旭川を出ます。 12号線を上り、一風呂浴びてから行きたいのはやまやまながら、夜桜を見物しているうちにかなり時間が押してきました。先客がいる関係上、あまり遅くなるわけにもいかないため、一部区間高速道を利用し、風呂についてもライダーハウスのシャワーで済ませる必要が出てきそうです。
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北海道花見の旅 2016 - 最後の夜桜

2016-05-07 20:11:18 | 北海道
投光器を使ったものとしてはおそらく最北、自身にとっては今季最後の夜桜です。旭山公園に戻ってきました。
結果論ではありますが、こうなると分かっていれば神楽岡公園を先に、ここを後にしていれば無駄がありませんでした。しかも、ここへ最初に向かった時点で、市街の中心はまだ晴れていたことからすると、神楽岡公園を先にすれば、短い時間とはいえ晴れていた可能性もあるわけです。
このような結果になったのも、当初は夜桜まで見ていくという発想がなかったからです。夜桜があるとしてもささやかなものだろうと思い込み、暗くなる前には旭川を出るつもりでした。しかしいざ現地を訪ねると、投光器まで使った本格的なものだということが分かりました。加えて桜も満開です。ならば最北かつ最後の夜桜を見ていくのもよかろうと心変わりした次第です。
昼間見た花見客の少なさからしても、8度まで下がった気温からしても、傘が手放せない本降りの雨からしても、夜桜見物をする物好きなど果たしているのかと懐疑的でした。ところがいざ蓋を開けると、意外なほどの賑わいです。駐車場にはひっきりなしに車が出入りし、露店も煌々と明かりを灯しています。しかも昼間と違って観光客が多いわけではなく、駐車場に止まった車の大半が地元ナンバーで、レンタカーも一切見当たりません。北海道で投光器を使った夜桜といえば、思い出すのはせいぜい函館公園だけですが、あちらもこれほど賑わったという記憶はありません。夜桜見物の風雨臭自体がほとんどない北海道で、ここだけが賑わう理由が何かあるのでしょうか。雨に濡れた桜が淋しげに佇む姿を想像したはずが、思いもかけない盛大な夜桜でした。
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北海道花見の旅 2016 - 神楽岡公園

2016-05-07 18:35:39 | 北海道
再び日が射すことに期待しつつ市街に戻るも、結局そのまま時間切れとなりました。昼の部は神楽岡公園にて打ち止めとなります。
駅の裏手を流れる忠別川の対岸にある公園です。北海道の桜というと、落葉松、白樺など他の木々に混じって咲くのが常のところ、ここの桜は芝生の広場に林立していて、自身知る中でいうなら鶴ヶ城の二の丸を彷彿させる眺めです。これは大木が多いということでもあります。ソメイヨシノに比べて何かと地味なエゾヤマザクラではありますが、ここまで成長するとそれなりに見応えが出てくるものです。
とはいえ、ソメイヨシノに比べて幹が細く、先の方まで直線的に伸びるのは、これまで見てきたエゾヤマザクラと同様です。それだけ堅くて丈夫な木ということなのでしょう。桜材というときはまず例外なくエゾヤマザクラだと小耳に挟みましたが、宜なるかなと納得の立ち姿です。

炭火を焚いて花見をする人々を、ここで初めて目にしました。しかし数にすれば三組ほどであり、それも五時過ぎに小雨が降ってきたところで退散していきました。五軒ほどある露店も着いた時点で早々と店じまいしていました。周囲が次第に暗くなる中、キタキツネがどこからともなく現れる淋しげな園内は、円山公園の賑わいとは対照的です。
こちらに花見客の姿がほとんど見られないのは、寒さのせいでもあるのでしょう。現在の気温は11度、立ち止まっていると指先が冷えてきます。美唄でも旭川でも、公園の片隅にはわずかに雪が残っていました。道内でキャンプができるのはまだ先のことになりそうです。
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北海道花見の旅 2016 - 旭山公園

2016-05-07 16:15:03 | 北海道
常磐公園に戻って晴天下の園内をもう一周した後、車を東に走らせ旭山公園にやってきました。ここが道北屈指の花見の名所と聞いてのことです。
旭山公園といえば動物園ですが、黄金色の絨毯の中を行く石北本線の列車を俯瞰できる場所でもあり、自身も昨秋に訪ねました。そのとき車を止めたのは動物園の東門の駐車場だったようで、桜があるのは正門の周辺です。芝生の斜面にエゾヤマザクラが林立し、さらには投光器も設置されており、夜桜もあることが分かります。ぼんぼりの夜桜としては依然として昨日の美唄が最北ではありますが、投光器を使ったものとしてはここが最北なのかもしれません。
周囲には露店も出ています。これは旭山動物園に接している場所柄観光客が多いからでもあり、俗な雰囲気が惜しいところではあります。しかし、それらを横目に坂道を上っていくと、見上げるようなエゾヤマザクラの大木が他の木々に混じって立つようになり、坂を上りきった場所には小さな神社があって、そこにはやはり見上げるようなエゾヤマザクラの大木が林立していました。ここまで上ってくる物好きな観光客もほとんどおらず、こちらについては一見の価値ありといえそうです。
惜しむらくは、市街を出て東へ進むにつれて西日が厚い雲に覆われてしまい、もはや花見の体をなさないことです。ただし昨日と違って雲の切れ間が所々にあり、高台から見渡す市街の方には日が射している場所もあります。ここについては深追いせず、わずかな望みに賭けて市街へ戻ります。
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北海道花見の旅 2016 - 予想外の青空

2016-05-07 15:01:15 | 北海道
僥倖です。雲が切れて日が射してきました。しかも時間が経つについて次第に青空が広がり、今のところ上空には雲一つありません。遠くの空が厚い雲に覆われていることからしても、いつまで晴れるかは未知数ながら、ともかく今のうちに動けるだけ動くしかないでしょう。とりあえず一時間少々かけて公園と護国神社を一周したところで、これから常磐公園も再訪します。
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北海道花見の旅 2016 - 生誕百年

2016-05-07 13:31:15 | 野球
護国神社の方面へやってきたのは、桜ではなく道北の野球の聖地、スタルヒン球場を目当てにしてのことでした。正門の前には、球場名の由来となった当地ゆかりの大投手が振りかぶった姿の像が建ちます。生誕百年にあたる今年、思いがけない形で聖地を巡礼できたのは幸いです。
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北海道花見の旅 2016 - 最北の梅

2016-05-07 13:19:50 | 北海道
北海道を何気なく走っていても、桜の名所にはまず出会わないと繰り返し申してきました。しかし数少ない例外が現れました。40号線を少し走った場所にある護国神社です。
一帯にはスタルヒン球場を始めとする様々な競技場と体育館が集まり、花咲スポーツ公園の名がついています。神社と競技場がある広い公園という点では、こちらの方が円山公園に近いといえそうです。あちらにあった北海道神宮と同様、寺社と桜の組み合わせが道外の人間には懐かしく感じられます。
しかしそれより特筆すべきは、境内の片隅にある梅の木です。満開のエゾヤマザクラに対し、一本だけある白梅はまだ咲き始めたばかりで、もう一本ある梅の木に至ってはまだ青い蕾です。道東では一切見かけなかった梅が、少なくとも旭川にはあると今回初めて知りました。これが国内最北の梅かもしれません。
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北海道花見の旅 2016 - 常磐公園

2016-05-07 11:15:46 | 北海道
なけなしの事前情報から花見の名所を探し、まずは常磐公園にやってきました。かの名高い旭橋の袂にある公園です。中心街の近くという立地から、札幌の円山公園のような、地元で最も親しまれた花見の名所と勝手に思い込んでいたところ、その実態は大きく異なるものでした。
噴水のある池を中心にして遊歩道が一周し、その畔のところどころに桜が咲いており、少し離れた場所には桜が林立する芝生の広場もあるものの、宴会に興じる人々は皆無で、小鳥達がさえずる中を散歩客が時折行き交うのどかな園内です。市街の中心に近いこと、池があること、ほどよい広さとのどかな雰囲気は、自身知る中でいうなら釧路の鶴ヶ岱公園に近いものがあります。
ちなみに今日の空には一昨日同様陰影があり、ところどころ雲に切れ間があって青空が見えています。今のところ晴れるまでには至らないものの、時折薄日が射している状況です。桜も今まさに満開と申し分ありません。自身にとって初の、しかも今後再現できるかどうかも分からない道北での花見だけに、それなりの条件となってくれたのは幸いです。
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北海道花見の旅 2016 - ワシントンホテル旭川

2016-05-07 10:18:45 | 北海道
雨が上がり、空が明るくなってきたため出発します。昨晩世話になったのはワシントンホテルです。
最安値との料金差が千円そこそこならば、細々したことを考えずここを選ぶという判断は確立した感があります。そのような事情もあり、今回法華クラブと同様会員登録をして、次回からは自社サイトを通じて押さえることにしました。旭川に限らずワシントンホテルにはしばしば世話になっています。会員登録したことにより、今後は若干頻度が上がるかもしれません。

ちなみに今回も朝食バイキングをいただきました。道産の食材を使った品数豊富で郷土色、季節感も織り込まれた朝食というのが前回の印象でしたが、法華クラブの朝食と続けざまにいただいたことにより、品数の豊富さ、彩りの豊かさ、北海道らしさという点にかけてはあちらが明らかに上回ることに気付きました。あちらの朝食が税抜850円、対するこちらが税込1200円ということを考えると、費用対効果ではあちらに利があります。
とはいえ、こちらが上回る点もないわけではありません。ビジネスホテルの朝食会場然とした法華クラブに対し、こちらでは大きな窓のあるカフェレストランで悠然といただくことができるからです。ホットシェフの丼物でも500円以上することを考えると、これだけの品々をいただけて1200円というのはあながち高くはありません。今朝も目一杯腹を満たしたため、昼抜きで走り通す可能性は高そうです。
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北海道花見の旅 2016 - 五日目

2016-05-07 08:44:03 | 北海道
おはようございます。昨夜はその後ラーメンをいただいて締めくくり、日付が変わる前には宿へ戻って直ちに休みました。長旅の疲れもこれで多少は回復といったところです。
外には小雨が降っており、昼前に一旦止んで、夜から明日の朝にかけて再び降り、その後晴れるというのが最新の予報です。雨はともかく空が暗くて、花見としては全く成立しないため、この状況では先を急ぐ動機がありません。ゆっくり朝食をいただいて、チェックアウトの時刻まで宿で休むことも検討します。当然キャンプはできないため、今夜は萱野のライダーハウスに泊まるか、道中三泊目となる札幌に戻るかのいずれかとなりそうです。
なお上記の予定からもお分かりの通り、明日新幹線で一時帰京するという選択はなくなりつつあり、苫小牧から夜行のフェリーと始発の新幹線を乗り継いで帰るという方向に傾いています。天気予報が的中してくれれば、満開の東明公園で有終の美を飾ることができるかもしれません。
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