日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 晩酌

2015-09-27 22:22:08 | 晩酌
準備を整え、駅舎の裏手のホームで晩酌します。本日はコープで酒だけ買い、あとはセイコーマートの100円惣菜中心の組み立てとしました。これには理由が二つあります。
まず、一昨日と違って、コープが全く使い物になりませんでした。滝川と砂川で二軒寄ったにもかかわらず、いずれの店でも刺身は皆無、わずかばかりの惣菜にも見切り品がほとんどないという状況です。訪ねる時間が一、二時間違うだけで、こうも状況が一変するとは誤算でした。
もう一つの理由は、既報の通り先客がいる関係上、遅くまで調理と後片付けをするのがはばかられ、開封すれば済むものにせざるを得なかったということです。炊事場が使えず、簡単なものしか選べなかった上陸初日と違い、今日は炊事道具が使い放題のライダーハウスだけに、せめて鍋物でもできればよかったかという気はするのですが。
もっとも、これはこれで悪くありません。盛大に飲み食いするより、ささやかな肴とともに酒をちびちび酌む方が、月見酒にはおあつらえ向きだからです。明日の朝食も兼ねて多めに買い込んだため、おそらく全て消費することはないでしょう。腹と心が満ちたところで切り上げます。

サッポロクラシック・琥珀ヱビス
明太子
北のポテトサラダ
北海道芽室産切干大根
ピリリとわさび風味白菜の漬物
ご飯にのっけてうまいパリパリ大根
海老しゅうまい
道産豚の肉じゃが
道産トマトいっぱいのミートパスタ
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晩秋の大地を行く - 萱野到着

2015-09-27 22:02:19 | 北海道
12号線を快走して三笠に着きました。出発からの走行距離は1520kmで、今日も昨日とほぼ同じ約260kmを走ったことになります。先ほど先客の青年に挨拶を済ませ、寝具を駅舎に運び込んだところです。六月に泊まったときは、先客が寝静まった10時過ぎに訪ねて恐縮したものですが、どうにか破綻のない時間に着けたのは幸いでした。
現在の気温は13.5度で無風、道央まで戻ってきたこともあるのか、一昨日のサロマ湖畔に比べれば、わずか2度3度の違いとは思えないほど暖かく感じられます。とはいえ、去年訪ねたときには大合唱していた虫が、今日はか細い声で鳴いています。去年の十五夜は9月8日、今年は三週近く遅れたわけです。それだけ秋が深まったということなのでしょう。
主役の月は天頂で煌々と光っています。最初はランタンを灯すとしても、目が慣れれば月明かりだけでも晩酌ができそうな気配です。待ちわびていた月見酒を、心ゆくまで満喫したいものだと思います。
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晩秋の大地を行く - 日の出湯

2015-09-27 20:09:40 | 温泉
小さな町の銭湯を巡るという楽しみに、今回の旅で開眼した感があります。留萌、遠軽に続き道中三湯目となる銭湯は滝川の「日の出湯」です。
古さに関してはこれまでの二湯に一歩譲る代わりに、こちらには天然温泉の看板があります。その温泉は循環濾過とはいうものの、カランもシャワーも源泉との触れ込みなら、こちらについては本物の温泉なのでしょう。そう思うとありがたみが違ってくるようです。

★日の出湯
滝川市大町1-5-23
0125-22-6150
1330PM-2200PM
月曜定休
入浴料440円
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晩秋の大地を行く - ライダーハウス旧萱野駅

2015-09-27 18:57:29 | 北海道
旭川市街を後に12号線を走り、深川の道の駅に着きました。今夜は毎度おなじみ三笠のライダーハウス旧萱野駅に泊まります。只今管理人氏のお宅に一報入れて快諾を受けたところです。
今夜の宿をどこにするかと考えたとき、候補は二つありました。一つは前半で世話になった田島公園、もう一つが萱野駅です。これも偏に、今夜が中秋の名月だからに他なりません。静かな上に明かりがほとんどなく、虫の声を聞きつつ月見ができるという点で、これらに勝る場所はなかろうと考えました。
現在地を考えた場合、より近いのは田島公園です。そこをあえて萱野駅にしたのは、去年の旅で四泊し、今年の初夏にも世話になった愛着によるところが一つ。去年この駅で眺めた中秋の名月が非常に印象的だったのが一つです。あの月をもう一度見られるかと思ったとき、多少遠かろうとも立ち寄りたいと思い至りました。
一風呂浴び、買い出しを済ませてから乗り込むとなると、去年の経験からしてもおそらく九時は回ります。今夜は先客が一名いるとのことであり、あまり遅くまで動き回るわけにもいきません。晩酌自体は駅舎の裏手でやればよいとして、調理が必要になるものは控えた方がよいでしょう。必然的に簡素な晩酌にはなるものの、それを補って余りある月を眺められれば幸いです。
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晩秋の大地を行く - 給油

2015-09-27 18:21:48 | 北海道
旭川を起点にしてオホーツクとの間を行き来し、ほぼ600kmを走りました。到着時に補給したガソリンを9割方使い切ったところで、道中四度目の給油を済ませます。
ちなみに、利用客に生卵が配られるという思いがけない計らいが。クーラーボックスに収納し、壊さぬように持ち帰ります。おかげでいい土産になりそうです。
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晩秋の大地を行く - 撮影終了

2015-09-27 17:02:32 | 北海道
普通列車の通過前に空が晴れてきたと思ったところが惜しくも曇ってしまい、背景の山には日が当たっているにもかかわらず、列車と手前の田圃は陰っているという何とも歯痒い結果に。「オホーツク」の通過前には、待望の夕日が差してきたにもかかわらず、陰っている間は気付かなかった電柱と樹木の影が田圃に延びてきており、そうと分かったときには列車がもう視界に入っていて、修正のしようがありませんでした。
結局、旭川と愛別との間をせわしなく往復したにもかかわらず、ある程度納得できるものは一駒だけという結果です。とはいえ、元々雨で使い物にならないと思っていたはずが、時折晴れ間ものぞくまずまずの天候だったわけであり、むしろその幸運に感謝しなければなりません。
日中に撮れる列車はもうありません。日没までの残り時間一昨日訪ねた当麻山の展望台から夕景を眺めることも考えはしたものの、雲が多いためか空が色褪せており、機材を担いで登る意欲が起きません。昼の部はこれにて終了です。
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晩秋の大地を行く - 愛別再訪

2015-09-27 15:45:23 | 旅日記
引き返した甲斐あって、三時前の上り普通列車を狙い通りに仕留めました。厳密には、時間帯が遅すぎ光線が正面に回ってしまったり、単行の列車が今一つ様にならなかったり、山の稜線が雲をかぶってしまったりと、画竜点睛を欠く部分はあったものの、細々したことを抜きにすれば十分納得しうる出来映えです。
しかし、その後は再び一喜一憂の展開です。余勢を駆って愛別の田圃に戻ってきたところが、またしても空が曇ってしまいました。雨が降らないだけ昼頃よりましとはいえ、これでは撮影もあがったりです。ただし、西の空に所々青空が出ており、再び日が差すという奇跡も考えられないわけではありません。この後明るいうちに通過するのは四時半の普通列車と五時前の「オホーツク」しかなく、粘ってもあと一時間の話ではあるので、再び天気待ちに入ります。
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晩秋の大地を行く - 前言撤回

2015-09-27 14:34:19 | 北海道
前言を撤回し旭山に戻ってきました。ラーメンをいただいている間に雨が止み、さらには空が晴れてきたためです。またしてもぬか喜びに終わる可能性も少なからずあるとはいえ、青空の広がり方が午前中とは違います。この天候ならもう一度挑戦しない手はないでしょう。今度こそ狙い通りの画が撮れるかもしれません。
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晩秋の大地を行く - 味乃やまびこ

2015-09-27 13:37:43 | B級グルメ
ラーメンの名店がひしめく旭川ではありますが、場所柄通うにも限度があり、喜多方ほど多くの店を訪ね歩いたわけではありません。活動仲間が絶賛していた「味乃やまびこ」が市街へ向かう途中にあったため、今回はこちらを選びました。
自宅を兼ねた前室のある飾り気のない建物は、旭川のラーメン専門店の正統派。カウンターが一本、テーブルと板の間の小上がりが各2卓というほどよい規模の店内を、職人二人とおばちゃん二人が仕切っています。待ち客こそ出ないものの小上がりとテーブルは埋まっており、お客が切れ目なく入ってくることからしても、地元では根強い人気がある店なのでしょう。
品書きは醤油、味噌、塩の三本立てに、もう一つの看板としてぶた丼が加わり、ラーメンは50円増しで野菜、100円増しでこくうま、200円増しでチャーシューを追加できるという構成。ぶた丼とラーメンのセットを頼むかどうかで迷った末、醤油チャーシューを単品で注文します。
鳳凰と雷文を描いた丼に濁ったスープが満たされ、丼を覆うようにチャーシュー五枚とメンマを乗せて、葱を散らした出で立ちは旭川の正統派。スープは一口目に魚介の風味を感じ、麺はこれまた旭川伝統のボソボソした食感です。柔らかく煮込まれたチャーシューもうまく、手本通りの一杯でした。

味乃やまびこ総本店
旭川市豊岡12条1-4-16
0166-31-8900
1100AM-2000PM
水曜定休
醤油チャーシュー900円
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晩秋の大地を行く - 糸冬了

2015-09-27 12:51:47 | 北海道
「オホーツク」の通過時刻が迫り、撮るならそろそろ移動をという頃合いで、驚くべき光景が出現しました。雨が一瞬止み、その代わりに空が暗くなって、不気味な風が吹き出したと思う間もなく、台風かと思うほどの土砂降りが叩きつけてきたのです。叩きつけた雨粒がかなりの速さで路面を伝っており、あたかも高圧のシャワーで地面を洗い流しているかのように見えます。
この雨ではさすがにどうしようもありません。撮影はこれにて否応なしに打ち止めです。旭川でラーメンをいただいてから、道央に向かって移動します。
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晩秋の大地を行く - 土砂降り

2015-09-27 12:00:55 | 北海道
「オホーツク」を待つ間に空が暗くなって雷鳴が聞こえ、通過後ほどなくして雨が降り出し、当麻との町境を超えたところで土砂降りに変わりました。しかし数分後には弱まって、再び空が明るくなってきたという状況です。
予想外の青空が土砂降りに変わるなど、今日は上陸初日以来の不安定な天候です。見方を変えれば、丸一週間一度も雨に降られることなく、なおかつほとんどの時間帯で晴れていたわけです。むしろそれに感謝したいというのが本音ではあります。
幸いにも、当麻山の麓の駐車公園に屋根付きの区画があったため、こちらで相棒ともども雨宿りをしています。12時半頃に「きたみ」が、その30分後に「オホーツク」が上ってくるため、雨が止んでくれれば旭山に戻って撮り、そうでなければそのまま旭川に戻ります。
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晩秋の大地を行く - 稲穂

2015-09-27 11:17:32 | 北海道
11時台に通過する下りの「オホーツク」を狙って愛別にやってきました。黄金色の稲穂が一面に広がっているのはよいものの、天候は依然として噛み合わず、今度はこちらが曇ってしまいましたorz
もっとも、日中いっぱい曇との予報が出ている中、わずかな晴れ間を狙っている以上、こうなるのも致し方ないことではあります。この空ではせっかくの稲穂も今一つ絵になりません。下りの「オホーツク」を撮り次第、旭山に戻って上りの「きたみ」と「オホーツク」を撮り、その時点でこれ以上晴れそうな様子がなければ、旭川でラーメンをいただいて退散します。
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晩秋の大地を行く - 旭山

2015-09-27 09:32:38 | 北海道
今や誰もが知る旭川の名所、旭山にやってきました。もちろん一人で動物園に入ろうなどとしたわけではありません。さらに登った場所から列車が撮れると聞いてのことです。
観光客がたむろする動物園の入口の前に、かつてゲレンデだったという草地の斜面が広がっており、その斜面を登ると作例で見た通りの眺めが現れました。見渡す限り黄金色の絨毯なのは、一昨日訪ねた当麻山と同様ながら、整然と区画された道と田畑が印象的だったあちらの眺めに対し、こちらでは何本かの川が集まり石狩川に合流する様子を一望することができ、左の奥には愛別方面へ走る39号線も見えています。
肝心の線路は、視界の下方を右中ほどから左下へ貫くように延びており、左へ突き抜けようとする部分がちょうど黄金色の絨毯となっていて、絵柄としても期待以上です。所々に日が差してまだらに見えるという、何とも煮え切らない空模様が惜しまれるものの、キハ40を2両連ねた登りの普通列車を、意図した通りの絵柄で仕留めました。
隣の芝とはよくいったもので、今度は当麻から愛別にかけてが晴れているようです。この状況が変わらなければ、10時に来る上りの「オホーツク」を撮った後、もう一度東へ向かって走ります。
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晩秋の大地を行く - ぬか喜び

2015-09-27 08:28:40 | 北海道
黄金色の絨毯を行く列車を狙い、事前に調べておいた愛別の撮影地に向かおうとしたところ、旭川市街を出たところで空が曇ってしまいました。見ればこれから目指す先は曇っており、旭川市街の上空だけが晴れています。これ以上先へ行っても無駄と諦め、旭川に引き返してきたところです。
束の間の青空はぬか喜びに終わり、結局旭川市街も曇ってしまいました。ところどころ雲が切れて青空は出ており、列車の通過時刻と雲の切れ目が重なってくれれば撮影にはなるものの、今のところその可能性は低そうです。とはいえ、万一晴れれば見事な光景になるのは間違いないため、もうしばらく天気待ちをしてみます。
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晩秋の大地を行く - 東旭川駅

2015-09-27 07:22:10 | 北海道
撮影地への道すがら東旭川駅に立ち寄ります。平成初期に改築された駅舎と、構内踏切で結ばれた互い違いの相対式ホームという組み合わせです。
北海道の駅につきものなのが、サッポロビールの広告を入れた国鉄時代からの琺瑯の駅名標ですが、よくよく見るとその一つが「ひがしあさひがわ」となっています。国鉄時代、旭川駅が「あさひがわ」と呼称されていたのは知る人ぞ知る話ですが、その時代からのものが残っているのでしょうか。しかし、下りホームの踏切寄りの電柱にある一組だけがそうなっており、それ以外は濁点なしの現駅名で表示されています。そもそも、改称前からあるとすれば、少なくとも30年近く前からある年代物です。その割に痛んだ様子がないことからしても、この一組だけを意図的に濁点入りで表記しているのでしょうか。「トワイライトゾ~ン」の題材になりそうな珍品です。
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