日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

大粛清

2015-09-06 21:51:37 | 旅日記
朝方から曇り空が広がり、時間が経てば経つほど暗くなって、やがては雨が降り出すという展開は、一週前と全く同様でした。これでは外へ出る意欲も起こりません。今週末を棒に振ったことにより、一昨日描いた構想は早くも取らぬ狸の皮算用となりました。しかし、結果としてよかったことが一つだけあります。長らく散らかり放題だった自室の片付けを、今日一日でかなり進めることができたからです。
非常に大きいのは、収納の前を塞ぐように積み上がっていた山を切り崩して、普通に開閉できるようになったことです。本来の状態に戻っただけとはいえ、手当たり次第に物を置いたために開閉が面倒になり、その結果さらに雑多なものが積み上がっていくという悪循環を、これでようやく断ち切ることができます。長らく「開かずの扉」と化していた収納も、久々に開けてみれば取るに足らないものばかりという、ある意味予想通りの結果となり、古雑誌を中心に段ボール3箱分を処分した結果、床に積み上がっていた物共の相当数を、代わりに収めることができました。
もう一つ大きかったのは、散逸していたフィルムが一ヶ所にまとまったことです。一定数まとめて袋に小分けしたに過ぎず、撮影順に並べていつでも閲覧可能にするという理想型には到底及びません。しかし、ばら積み同然になっていたのを、湿気の少ない収納にまとめられただけでも、保存状態としては改善しました。
旅先から持ち帰った戦利品、撮りためたフィルム、空いた酒瓶、さらには書籍に郵送物といった雑多なものが、下手をすれば数年分も積み上がった部屋だけに、当然ながら一日で片付くようなものではなく、他人様にはとてもお見せできません。しかし、多少なりとも片付いたことにより、次はどこに手を入れればよいかという道筋が、ようやく見えてきたような気がしています。去年の時点では「老後の楽しみ」などと称し、半ば放棄しかけていた自室の整理整頓を、本格始動を前に多少なりとも進められたのは幸いでした。
もっとも、整理整頓は手段であって目的ではありません。この先活動が本格化すれば、平日は帰って寝るだけ、休日は旅の空という生活に戻り、再び雑多な物共が積み上がっていくのでしょう。次なる大粛清は当分先になりそうです。
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