今日は病院へ行くことになっていたので、入管の申請も私が行くことになっていた。
11:30からを予約しているので出かける準備をしていたら、突然姉から電話があった。
「今、祇園にいるから今から行くわ。」
「えっ、今日来なくてもいいって言ったのに、多分病理検査の結果はまだ出ないよ!」
ここで言い合いをしてもしようがない。
出雲からわざわざ来てもらったので会社の前で待ち合わせをして一緒に病院へ行くことにした。
受付を済ませ外科外来へ行くと待合室には沢山の患者さんが待っている。
診察時間を確認するとお昼を回るみたいなので先に昼食を取ることにした。
近くのデパートの回転寿司でたらふく頂く。
ここの回転寿司はカウンターで15席足らず。
ネタが新鮮でお客様の回転が早い。乳癌と診断されてからはお肉は控え、なるべく魚中心と植物性蛋白質の食生活に変えていく事にした。
病院に帰って診察室に入ったのが1時過ぎ。
診察して頂く時に先生に姉も一緒に診察室で話を聞くことを了承してもらう。
相変わらずリンパ液が溜まっていたので抜いてもらったら約100mlあった。
その後先生は、
「病理検査の結果は、やはり3週間位しないと出ませんので、もう少し待って下さい。治療法は恐らくETC療法になると思いますがその時にまた詳しく説明をさせて頂きます。来月の通院の日にちを決めておきましょう。11月2日はどうですか?」
「はい、わかりました。先生、私11月25日からイタリア旅行に6日間行くんですけど、行っても大丈夫ですかねぇ~?」改めて再確認である。
「治療を一旦休んで行かれてもいいですけどねぇ~!」
当然先生は呆れた様子である。当たり前である。
治療を休むと今までの治療が無駄になってしまうのだ。
わたしも髪が抜けて鼻毛も抜けた状態で空気が乾燥した飛行機に12時間以上も乗っていて、誰か一人でも風邪を引いた人がいると一発で風邪が移ってしまう。
抵抗力が弱っている体でそんな危険な状態の中に入り込んでいくなんで無謀である。姉にも大反対されていた。
私は、これも一つの思い出づくりだ~い!何があっても絶対にイタリア旅行には行ってやる、なんて浮かれていたのである。
私は、浮かれ気分を反省した。
「先生、私やっぱりイタリア行きは止めて治療に専念します。」
「そうですね、治療が終ってからいくらでも行くことが出来ますからね。」
第1回目の化学療法の日程を決めて診察室をあとにした。
私はいよいよ化学療法が始まることに少し不安を覚えた。
前々から先生や看護師には脱毛が一番心配だということをしつこい位何度も話している。もうジタバタしてもしようがないからなるようになれぇ~!
病院を出て、すぐさま入管へ書類を持って行く。
いつも一時間位は待たなければならない。
その間、イタリア旅行へ一緒に行くことになっていたKちゃんへメールする。
事情をメールで打って旅行をキャンセルすることを伝えた。
Kちゃんはすでに私が旅行をキャンセルするかもしれないことを想定して別の友人に当たっていたみたいだ。
しかし、出発が迫っていたこともあり一緒に行く人が見つからないということで諦めたみたいだ。
“やっぱり今回の旅行は**さんが行けないので私も行くなっていうことよねっ。**さんが元気になったら今度こそ一緒に旅行へ行こうね!”
うん、うん、私はその日まで待っているよぉ~!
結局、入管で書類を受理してもらったのが3時前。大急ぎで会社へ戻る。
定時に仕事が終わり、姉に迎えに来てもらう。
毎日お迎え付きだったらとっても楽チンなのに!って都合のいい事を考える。
車に乗り込み、夕食の材料を買出しに行くことにした。
免疫力を高めるために食材は魚介類、植物性蛋白質、きのこ類、緑黄色野菜等を中心に買い込んで行く。
ご飯だって、今回の病気を機に玄米食に変えたのだ。
今までも母にしつこい位食生活については注意されていた。
そのしつこさが更にパワーアップされ、電話があるたびに大豆がどうの、緑黄色野菜がどうのとクドイ位に言われる。
私を気遣ってくれていることは有り難いけれど程々にお願いしますね。
姉に自宅まで送ってもらい姉はそのまま出雲へ帰って行った。
11:30からを予約しているので出かける準備をしていたら、突然姉から電話があった。
「今、祇園にいるから今から行くわ。」
「えっ、今日来なくてもいいって言ったのに、多分病理検査の結果はまだ出ないよ!」
ここで言い合いをしてもしようがない。
出雲からわざわざ来てもらったので会社の前で待ち合わせをして一緒に病院へ行くことにした。
受付を済ませ外科外来へ行くと待合室には沢山の患者さんが待っている。
診察時間を確認するとお昼を回るみたいなので先に昼食を取ることにした。
近くのデパートの回転寿司でたらふく頂く。
ここの回転寿司はカウンターで15席足らず。
ネタが新鮮でお客様の回転が早い。乳癌と診断されてからはお肉は控え、なるべく魚中心と植物性蛋白質の食生活に変えていく事にした。
病院に帰って診察室に入ったのが1時過ぎ。
診察して頂く時に先生に姉も一緒に診察室で話を聞くことを了承してもらう。
相変わらずリンパ液が溜まっていたので抜いてもらったら約100mlあった。
その後先生は、
「病理検査の結果は、やはり3週間位しないと出ませんので、もう少し待って下さい。治療法は恐らくETC療法になると思いますがその時にまた詳しく説明をさせて頂きます。来月の通院の日にちを決めておきましょう。11月2日はどうですか?」
「はい、わかりました。先生、私11月25日からイタリア旅行に6日間行くんですけど、行っても大丈夫ですかねぇ~?」改めて再確認である。
「治療を一旦休んで行かれてもいいですけどねぇ~!」
当然先生は呆れた様子である。当たり前である。
治療を休むと今までの治療が無駄になってしまうのだ。
わたしも髪が抜けて鼻毛も抜けた状態で空気が乾燥した飛行機に12時間以上も乗っていて、誰か一人でも風邪を引いた人がいると一発で風邪が移ってしまう。
抵抗力が弱っている体でそんな危険な状態の中に入り込んでいくなんで無謀である。姉にも大反対されていた。
私は、これも一つの思い出づくりだ~い!何があっても絶対にイタリア旅行には行ってやる、なんて浮かれていたのである。
私は、浮かれ気分を反省した。
「先生、私やっぱりイタリア行きは止めて治療に専念します。」
「そうですね、治療が終ってからいくらでも行くことが出来ますからね。」
第1回目の化学療法の日程を決めて診察室をあとにした。
私はいよいよ化学療法が始まることに少し不安を覚えた。
前々から先生や看護師には脱毛が一番心配だということをしつこい位何度も話している。もうジタバタしてもしようがないからなるようになれぇ~!
病院を出て、すぐさま入管へ書類を持って行く。
いつも一時間位は待たなければならない。
その間、イタリア旅行へ一緒に行くことになっていたKちゃんへメールする。
事情をメールで打って旅行をキャンセルすることを伝えた。
Kちゃんはすでに私が旅行をキャンセルするかもしれないことを想定して別の友人に当たっていたみたいだ。
しかし、出発が迫っていたこともあり一緒に行く人が見つからないということで諦めたみたいだ。
“やっぱり今回の旅行は**さんが行けないので私も行くなっていうことよねっ。**さんが元気になったら今度こそ一緒に旅行へ行こうね!”
うん、うん、私はその日まで待っているよぉ~!
結局、入管で書類を受理してもらったのが3時前。大急ぎで会社へ戻る。
定時に仕事が終わり、姉に迎えに来てもらう。
毎日お迎え付きだったらとっても楽チンなのに!って都合のいい事を考える。
車に乗り込み、夕食の材料を買出しに行くことにした。
免疫力を高めるために食材は魚介類、植物性蛋白質、きのこ類、緑黄色野菜等を中心に買い込んで行く。
ご飯だって、今回の病気を機に玄米食に変えたのだ。
今までも母にしつこい位食生活については注意されていた。
そのしつこさが更にパワーアップされ、電話があるたびに大豆がどうの、緑黄色野菜がどうのとクドイ位に言われる。
私を気遣ってくれていることは有り難いけれど程々にお願いしますね。
姉に自宅まで送ってもらい姉はそのまま出雲へ帰って行った。