今日の11時より、広島市内の某ホテルで、
ブレストケア・ピンクリボンキャンペーンin広島実行委員会の主催による
ランチョンセミナーが開催されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/da/2f0a4ccc8baea91b9d5385656531b0d1.jpg)
第一部は基調講演。
講師は、外科・緩和医療学講座教授の東口高志氏。
タイトルは「食べて癒す~愛情溢れるケアとは~」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
簡単に講演内容をまとめてみると………![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
外科医、代謝栄養の専門、終末期の緩和医療の3つのわらじを穿いている東口氏。
七栗の湯で有名な三重県にその緩和ケア病棟でもある、七栗サナトリウムがあります。
創設者でもある藤田先生が、1987年にゴルフ場・温泉・研究所としてこの地を買い占めてリゾート地にし、
医療をする病棟を建てました。
現在は“緩和ケア”として認可されており、がん治療をどのようにするか?
(死)までの起動を変えれば、長生きができるのではないか?
というような終末医療に取り組んでいます。
今までは、ただ見ているだけの治療だったんです。
だけど、話をするだけで患者さんの代謝が制御され、また心の状況を変えるだけでリラックスできるんです。
十数年前までは、誰も知らなかったのですが、
腸の中の菌を少しだけ“酸性”にするだけで腸がスッキリするんです。
特に味噌は細菌をコントロールするので、肝臓にもいいのです。
そのことで、院内感染も撲滅するんです。
腸や肝臓が元気がないと、抗がん剤の治療効果にも関わってくるのです。
人は心配事があると体が弱くなり、感染しやすくなり、
亡くなるときはがんで亡くなるのではなく、感染で亡くなるんです。
弛緩治療に代謝栄養学を取り入れることにより、栄養管理は治療になります。
全ての治療に共通するものです。
不幸か幸せかで、命の長さに差が出てくるんです。
緩和医療の問題点
1.環境づくり・整備・維持の不徹底
2.癒しの概念の未浸透
3.不適切なペインコントロール
4.不十分な症状増悪の取り組み
5.不確実な栄養療法
6.がん治療であるとの自覚不足
初めてこのサナトリウムに来られた患者さんとは、
インフォームドコンセプトとして、とことん話をしていきます。
最初にきちんとした話をした方が、患者さんや家族が納得するし、
後々での話が少なくなるんです。
疼痛だけではなく、インフォームドコンセプトで話すことにより、心の痛みもなくしていくんです。
緩和医療の新しい試み・五本柱
1.緩和ケアNSTの設立
2.全人的医療の実践
3.癒し環境の病棟
4.コミュニティーの確立
5.腫瘍学の導入
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/9a/3a183b0ffa2b550d441cc8813463bfd9.jpg)
第1.緩和ケアNSTの設立
緩和ケアでは、経口摂取が基本です。
入院時、寝たきりや床ズレ、そして肺炎を起こしていた患者さんが
経口によりエネルギーを蓄えることによって、元気になっていくんです。
そして、最後の最後までエネルギーを使うことによって、スーーーっとして亡くなっていくんです。
エネルギーを全て使うことによって苦しむことなく、スーーーっと亡くなっていくんです。
十分な治療をしてもらったことで、納得して亡くなって行ったのです。
第2.全人的医療の実践
今や男性は二人に一人が、女性は三人に一人が、がんでなくなっていきます。
消化酵素・消化吸収力の低下が原因なので、腸を使うようにしましょう。
GFO療法は、ほんの少量のグルタミンで腸を生き生きさせ免疫力をアップさせます。
腸が動くこと唾液が出てきて、口の中が綺麗になってくるんです。
そのことによって、味が戻るし、匂いがわかるんです。
基本的なことをするだけで、患者さんは生き生きしてくるんです。
口から投与するものは免疫力をアップさせ、免疫機能促進により感染対策になります。
なので院内感染は、GFO療法がキチッと出来ていたら少なくなっていくんです。
第3.癒し環境の病棟
このサナトリウムには、スタッフが病棟コンシエルジュとして活躍しています。
病院の『癒し環境』を変えようということで、患者からのオーダーによりいろんな事を意識改革しています。
その一つが、病院の庭へいろんな球根を植えたことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/70/088d809e72b4fe5a60e73bbc8d79ea76.jpg)
病院内にはいろんな絵画が飾られていますが、それもコンシエルジュが選んで飾っているんです。
通常、絵画の高さは私達の目線なのでかなり高い位置に飾られています。
が、この病院では、車椅子で来られる方に対して目線を合わせようということで、
約140cmの位置に下げているんです。
第4.コミュニティーの確立
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/6a/c2031d509d70a4cdf801f1b1a5b89d6d.jpg)
第5.腫瘍学の導入
がんの痛みを取り除いて生活環境を整えることにより、長生きに繋がることがあります。
生きたいという気持ちがあるかないかにもよりますが、健やかに元気に生きることで命をまっとうすることができるんです。
そのためには身体にも心にも優しいがん治療が必要です。
それは、栄養管理をすること。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/plus.gif)
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注:セミナーの内容を簡単にまとめましたが、私なりにまとめましたので、
実際に先生が言われた表現とは違った表現をしていることがあるかもしれません。
どうぞご了承下さいませ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
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さあ、セミナーが終了して待ちに待ったランチの始まりです。
3回目のランチョンセミナー。
前回までのフランス料理に続いて今回は和食です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d8/a4034c3901a2e82d73176669f57a0656.jpg)
黄色の点々は照明が写っているんです。
スイーツ
トマトのコンポートとゼリーのせブランマンジェです。
こうして、2時間半のランチョンセミナーは幕を閉じました。
定期的にセミナーに参加して、がん仲間とのいろんな情報交換や近況報告により、
楽しい時間を過ごすことができました。
普段病気のことを話す相手がいない私にとって、
新しい『がん友』との出会いもあり、病気のことをあれこれ話すことができたので、
かなりすっきりして帰ることができました。
次回のランチョンセミナー、いつになるかわかりませんがまた楽しみにしています。
そうそう、お味噌はお土産で、
トマトとキヌサヤは会場の入り口で販売していたので購入しました。
取れたて、新鮮でっせぇ~~~(^^)v
ブレストケア・ピンクリボンキャンペーンin広島実行委員会の主催による
ランチョンセミナーが開催されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/da/2f0a4ccc8baea91b9d5385656531b0d1.jpg)
第一部は基調講演。
講師は、外科・緩和医療学講座教授の東口高志氏。
タイトルは「食べて癒す~愛情溢れるケアとは~」
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
外科医、代謝栄養の専門、終末期の緩和医療の3つのわらじを穿いている東口氏。
七栗の湯で有名な三重県にその緩和ケア病棟でもある、七栗サナトリウムがあります。
創設者でもある藤田先生が、1987年にゴルフ場・温泉・研究所としてこの地を買い占めてリゾート地にし、
医療をする病棟を建てました。
現在は“緩和ケア”として認可されており、がん治療をどのようにするか?
(死)までの起動を変えれば、長生きができるのではないか?
というような終末医療に取り組んでいます。
今までは、ただ見ているだけの治療だったんです。
だけど、話をするだけで患者さんの代謝が制御され、また心の状況を変えるだけでリラックスできるんです。
十数年前までは、誰も知らなかったのですが、
腸の中の菌を少しだけ“酸性”にするだけで腸がスッキリするんです。
特に味噌は細菌をコントロールするので、肝臓にもいいのです。
そのことで、院内感染も撲滅するんです。
腸や肝臓が元気がないと、抗がん剤の治療効果にも関わってくるのです。
人は心配事があると体が弱くなり、感染しやすくなり、
亡くなるときはがんで亡くなるのではなく、感染で亡くなるんです。
弛緩治療に代謝栄養学を取り入れることにより、栄養管理は治療になります。
全ての治療に共通するものです。
不幸か幸せかで、命の長さに差が出てくるんです。
緩和医療の問題点
1.環境づくり・整備・維持の不徹底
2.癒しの概念の未浸透
3.不適切なペインコントロール
4.不十分な症状増悪の取り組み
5.不確実な栄養療法
6.がん治療であるとの自覚不足
初めてこのサナトリウムに来られた患者さんとは、
インフォームドコンセプトとして、とことん話をしていきます。
最初にきちんとした話をした方が、患者さんや家族が納得するし、
後々での話が少なくなるんです。
疼痛だけではなく、インフォームドコンセプトで話すことにより、心の痛みもなくしていくんです。
緩和医療の新しい試み・五本柱
1.緩和ケアNSTの設立
2.全人的医療の実践
3.癒し環境の病棟
4.コミュニティーの確立
5.腫瘍学の導入
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/9a/3a183b0ffa2b550d441cc8813463bfd9.jpg)
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緩和ケアでは、経口摂取が基本です。
入院時、寝たきりや床ズレ、そして肺炎を起こしていた患者さんが
経口によりエネルギーを蓄えることによって、元気になっていくんです。
そして、最後の最後までエネルギーを使うことによって、スーーーっとして亡くなっていくんです。
エネルギーを全て使うことによって苦しむことなく、スーーーっと亡くなっていくんです。
十分な治療をしてもらったことで、納得して亡くなって行ったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
今や男性は二人に一人が、女性は三人に一人が、がんでなくなっていきます。
消化酵素・消化吸収力の低下が原因なので、腸を使うようにしましょう。
GFO療法は、ほんの少量のグルタミンで腸を生き生きさせ免疫力をアップさせます。
腸が動くこと唾液が出てきて、口の中が綺麗になってくるんです。
そのことによって、味が戻るし、匂いがわかるんです。
基本的なことをするだけで、患者さんは生き生きしてくるんです。
口から投与するものは免疫力をアップさせ、免疫機能促進により感染対策になります。
なので院内感染は、GFO療法がキチッと出来ていたら少なくなっていくんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
このサナトリウムには、スタッフが病棟コンシエルジュとして活躍しています。
病院の『癒し環境』を変えようということで、患者からのオーダーによりいろんな事を意識改革しています。
その一つが、病院の庭へいろんな球根を植えたことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/70/088d809e72b4fe5a60e73bbc8d79ea76.jpg)
病院内にはいろんな絵画が飾られていますが、それもコンシエルジュが選んで飾っているんです。
通常、絵画の高さは私達の目線なのでかなり高い位置に飾られています。
が、この病院では、車椅子で来られる方に対して目線を合わせようということで、
約140cmの位置に下げているんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/6a/c2031d509d70a4cdf801f1b1a5b89d6d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
がんの痛みを取り除いて生活環境を整えることにより、長生きに繋がることがあります。
生きたいという気持ちがあるかないかにもよりますが、健やかに元気に生きることで命をまっとうすることができるんです。
そのためには身体にも心にも優しいがん治療が必要です。
それは、栄養管理をすること。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/plus.gif)
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注:セミナーの内容を簡単にまとめましたが、私なりにまとめましたので、
実際に先生が言われた表現とは違った表現をしていることがあるかもしれません。
どうぞご了承下さいませ。
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さあ、セミナーが終了して待ちに待ったランチの始まりです。
3回目のランチョンセミナー。
前回までのフランス料理に続いて今回は和食です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d8/a4034c3901a2e82d73176669f57a0656.jpg)
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スイーツ
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こうして、2時間半のランチョンセミナーは幕を閉じました。
定期的にセミナーに参加して、がん仲間とのいろんな情報交換や近況報告により、
楽しい時間を過ごすことができました。
普段病気のことを話す相手がいない私にとって、
新しい『がん友』との出会いもあり、病気のことをあれこれ話すことができたので、
かなりすっきりして帰ることができました。
次回のランチョンセミナー、いつになるかわかりませんがまた楽しみにしています。
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トマトとキヌサヤは会場の入り口で販売していたので購入しました。
取れたて、新鮮でっせぇ~~~(^^)v