A black cat and I・・・☆

人生、前向きに…!乳房再建等5回目の手術を経験して、今は既往症や趣味や猫の事など、日々の出来事を適当に綴っていきま~す。

淡路島の四州園

2005-06-10 | 旅行
6月8日(水)
前日、最後の抗癌剤治療として、タキソール4回目を点滴。今回の旅行は、今まで頑張って治療をしてきたご褒美と調度友人の京都への出張が重なったので計画しました。広島駅10:10発新神戸11:30着。
新神戸駅の食堂街で昼食を取る。淡路島にバスで移動するため1階のバスターミナルへ向かい、13:00発のバスに乗車。14:30洲本バスセンター到着。四州園へ電話をして送迎をお願いする。

15:00頃チェックインし、露天風呂付客室のお部屋へ案内される。今回は3回目の露天風呂付客室。お部屋に通してもらい早速露天風呂をチェック!白い楕円形の浴槽はとってもお洒落!足を十分伸ばして浴槽に入ることが出来ます。しかし、困った事に露天風呂付客室を増築中のため工事現場の職人達が一生懸命作業をしています。はっきり言って丸見え!そこでバスタオルを柵にかけ、何とか浴槽に入ることが出来ました。

18:00夕食は個室へ案内されそこでお食事。タキソールの点滴は私の食欲を奪ってしまった。もう全然食べれない!吐き気がして食べようと思っても匂いがウッときてしまう。何とか食べれるのが、淡路島特産のたまねぎのスライス!あ~ショック!友人に申し訳なかった。いつも通り『あまり無理するな!食べれなかったら残せ!』友人の言葉に何度も助けられた。
今回もまたせっかくの美味しい料理をかなり残してしまった。ごめんなさい!

6月9日(木)
私たちの朝は相変わらず早い。6時前に目が覚め、早速朝風呂に入る。朝食前にお化粧をしておこうと思い仕度をしていると急に吐き気が襲ってきてトイレに駆け込んでしまった。しかし昨夜からあまり食べていなかったので、ウエッと込み上げてくるものはあっても吐き出すものは何もなかった。友人は私の突然の行動にびっくりしたみたいだ。こんなに気持ちが悪い時に一人ではなく友人と一緒にいられることが嬉しい。これが自宅にいたら一人で悶々としていたことでしょう。

8:00に遅めの朝食を取る。吐き気は相変わらずである。しかし昨夜は殆ど食べていない。とっても腹ペコなのだ。何とか口に入れて飲み込むようにして食べることにした。最後の点滴は本当に私を苦しめている。今まで殆ど吐き気を感じることがなかったので、何でも美味しく頂いていたのにこんな時に限って吐き気のピークがくるなんで旅行の設定日を間違えたかなっ?でもこんなときだからこそ友人と一緒にいられるだけで幸せ。

10:00前にチェックアウト。洲本バスセンターまで送ってもらい、その後、車を借りるためにタクシーでレンタカーショップへ行く。田舎なのでナビ付きのいい車はなかったので、私が地図を見ながらナビをする。向かったのは福間港。淡路島へ来たらやはり“うずしお”を見ないと来た甲斐がない。早速、日本丸へ乗り込む。出港は11:30。天気は良くてとっても爽やか。乗客は私たちを含めて20名位。こんなに大きな船なのに採算は取れるのだろうかと勝手に心配してしまう。それは要らぬ心配だった。私たちが船に乗り込んだ後、修学旅行生の団体がやってきたのだ。

そうこうしていたら船は出港した。うずしおの地点まで約50分。潮の満ち干きで水面には大きな渦が出来ている。その周りを一周しながら月の引力の凄さを実感する。水面に段差ができて海水がサーっと引いていく。皆、歓声を上げながら渦や潮の行方を見ている。

約1時間半の船旅が終わり、福間港の近くで割烹屋さんを見つけ、そこでミニ会席を頂くことになった。とっても美味しそう!しかし、相変わらず吐き気が襲ってきてご飯以外は鼻について食べられない。結構なお値段がしたのに食べられなくて又友人に迷惑をかけてしまいました。本当にごめんなさい!!!

昼食の後は南淡をドライブ。海沿いの道は太平洋に面しているため、波が高い。平日にも関わらずサーファー達がサーフィンを楽しんでいる。ドライブを楽しんで三時前に洲本バスセンターに到着。バスで新神戸へ移動し、新幹線に乗り換えて京都へ向かう。

京都駅に着いたのは5時半位で、今夜の宿泊先京都東急ホテルへ向かう。お部屋はシングルのはずだったが、なんとVIPルームのツインベッド。ベッドルームのほかに大きなリビングルームがついている。めっちゃ広いのだ。こんな広い部屋は始めての体験です。超ラッキー!

 
6月10日(金)
 朝、9時過ぎにチャックアウト。京都駅のカフェで朝食。私はまだ吐き気があったのでコーヒーだけを飲みました。そして、今日は昼から出勤することになっていたので、このまま帰広した。

この三日間、点滴治療を無事に終えたご褒美の旅行だったけど、美味しいものが食べられなくて友人に大変迷惑をかけてしまいました。しかし、友人の包容力やあたたかさに支えられ一緒に過ごすことができて本当に良かったです。友人に感謝します。
ありがとう
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エンドキサン、最後の点滴4クール

2005-06-07 | 乳がん日記
2005.04.19 エンドキサン1回目
2005.05.10 エンドキサン2回目
2005.05.24 エンドキサン3回目
2005.06.07 エンドキサン4回目

最後の点滴、4クールが私にとって一番きつかった。
今まで吐き気は殆どなかったけど、初めて食べられない辛さを体験した。
1回目と2回目はちょっとウッときたけど、食べ物を食べることが出来た。

しかし、3回目と4回目の点滴のあとは、空腹なのに食べ物を口元へもってくると、ウッとなって全然受け付けない。

この時体重が少し減って54kg。
結局私の体重が減少した時はこの時だけだったわ。

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