林安直の雑感

長野市の林写真事務所。
建築写真を中心に、いろいろ撮ってます。

目黒雅叙園の百段階段 すごいぞ!!

2015年11月15日 | 日記


昨日は、女房と東京に行って来た。

まずは、ヨドバシカメラへ。いろいろ見てから、最後に天体望遠鏡をチェック。写真は、ポルタII R130Sf(ビクセン)という反射式。息子が近々買うらしい。入門用としては、まずまずとか。うーん、これで天体写真でも撮ろうかな。

昔、天体望遠鏡が欲しくて欲しくてね。中学2年か3年頃の話だ。で、こづかいを貯めて、というより「買って買って」と大騒ぎをして、今はなき丸光デパートで念願の天体望遠鏡のキットを購入。「レンズ口径が12cmくらい」という記憶だが、あくまでも昔の記憶。実際は、7cmくらいだったかも(笑)。値段は、2000円か3000円だったかな。よく思い出せない。安物のレンズで色がにじんだが、土星の輪やオリオン座の星雲なんかもちゃんと見れた。懐かしいなあ。

そして、新宿から目黒へ。
「百段階段」(都指定有形文化財)の見学ツアーに参加。1時間ほどかけて、「十畝の間」「清方の間」などを説明付きで見て回った。まあ、なんというか‥。「一度は見ておきたい」というほどのものでもないかも。まあ、見て、気が済んだ(汗)。
昼食は、中華のコース。おいしくいただきました。

雅叙園を出ると、前方にお城が見えた。あれって、ひょっとして、あの伝説の目黒エンペラー(汗)?


目黒から銀座へ。そして、六本木へ。あちこち回り、夜の11時に帰宅。

 

上の写真は、雅叙園のトイレの天井。旧館のものを移したとか。天井だけではない。螺鈿細工など見所満載だ。東京では有名なトイレらしい。だれでも入れるので、話の種にどうぞ。
「百段階段」は、見るだけ。写真撮影禁止なので、残念。


この雅叙園の創業者というのが、石川の田舎の農家の三男。小学校を卒業し、東京の風呂屋に丁稚奉公に出たとか。そして、一代でこの雅叙園をつくった。昭和の初め頃の話だ。
だからかな。秀吉のように、豪華絢爛なものを好んだ。当時有名な芸術家を集め、さらに高価な貴重な建材を選び、美術館のような部屋を作ったんだね。

それからだ。建て替えた時期が、バブルの絶頂期。工事費は、なんと850億円。一歩間違えると、悪趣味に近い空間になっている。すごいよねえ。
でも、あと100年もしたら、こちらも文化財に指定されるかも(笑)。

コメント
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