球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

言葉の森が枯れたなら

2014-09-09 | たぶん難解な話
また樹を植えればいいじゃないの、ということになる。
何を言い出したのかといえば…



久しく文章を書いていない状態である日ふっと文章を書くときに、
気の利いた言葉が出てこないことに驚く。これの解釈に戸惑った。
調子が良いときというのは1000文字必要な時に10000文字書いて、
そこから1000文字を選ぶことができる。
でも、今の僕にはそこで4000文字しか書けない。
6割のパワーダウン。

間違いなく言えるのは、日々文章を書いていなくて本も読んでいないと、
言葉の最適化、という名のもとに言葉を忘れていってしまう、という点だ。
以前と同じ生を保ちながら、昨日の僕も今日の僕も同じはずという都合のいい経験則。
しかし、都合良く自分が思っているほど、半年前の自分と今の自分はイコールではなかった。

一つのことを表すのに複数の言葉を使うことができなくなる。
僕の本体では、それによってHDD・あるいはメモリを少し節約できるらしい。
どこかから、ありがたく思えよって、恩着せがましい言葉が聞こえてくる。
僕のために、僕は言葉を失っていくこと。
言葉を失う話を書きながら言葉を取り戻したいという
なんだか矛盾したような行為。

さて、無駄なあがきをしてみようか。
コメント (4)
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