Penguin Readers (3 Pre-Intermediate) YL 3.2 語彙レベル1200 総語数7900
これは、Roald Dahl の原作です。
表紙とタイトルから Roald Dahl らしくないと思いましたが、なんのなんの Matilda ちゃんがかわいいだけに、ブラックさが突出して感じられました。
天才少女 Matilda は1歳6ヶ月にして大人並みの言葉を覚え、3歳までには新聞が読めるようになりました。
彼女の両親はお金とテレビにしか興味がなく、本なんて stupid なものと信じているので、「パパ、本を買って。」 と言う彼女を叱りつけます。
4歳と3ヶ月の彼女はしかたなく村の図書館に通いだし、たちまち子どもの本を読みつくし、さらには有名な作品の数々、ディケンズやヘミングウェイ、キプリングまで読んでしまうのです…
ところで、脳科学者の本に脳の6割だか7割は遺伝だと書いてあったのを発見
Matilda に関して言えばそれは完全に例外ですね。
なぜこのような両親からこれほどの優秀な、しかも幼くして事の善悪がわかる子どもができるのでしょう。
父親は悪賢いけれど…
ただ、結末は本当にこれで良いのか考えてしまいました。
この両親はたぶん死ぬまでこんな調子で変われないだろうから、Matilda にとっては結果良かったと思うけど…
でもどんな親でも親は親。
こういう形で別れていいのだろうか…
映画は見ていませんが、Danny DeVito が監督、父親役を演じています。
Matilda 役の Mara Wilson 、なんかの映画で見ているけどどうしても思い出せなくて調べてみたら、『ミセス・ダウト』 と 『34丁目の奇跡』 に出ていました。
そっかそっか。
現在22歳
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の Mara Wilson は女優業を引退したそうです。
ところで、この Matilda で100万語達成しました。
期限を決めていたわけでなし、かなり面白おかしく読んできたのでそれほど「やったっ
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」という実感はありません。
まぁ、マイペースで次はボチボチ300万語をめざします。
どのくらい英語力がついたかも自分ではわからないので今年1回くらいは TOEIC を受けてみようかとも思っています。
でも多読を始める前のレベルがわかりません…
英語力はさておき、本当に楽しいので英語に興味のあるかたはぜひ英語多読やってみてください。