さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

Happy Reading Club

Happy Reading Club はレベルを問わず英語で本を楽しみたい人たちのグループです。
◆辞書は引かない ◆分からないところはとばす ◆つまらなくなったら止める
  約束はこれだけです。
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どうぞよいお年を!!

2009-12-30 22:29:38 | 100万語多読計画
みなさま、今年は "Happy Reading" にお付き合いいただきありがとうございました。

私の英語多読もいよいよ96万語を越えました。

年内の100万語達成はできませんでしたが、来月にはなんとかなりそうです。

来年の目標も立てなくっちゃ


今年はこの英語多読を通していろいろなかたたちと知り合えました。

来年はどんな年になるのか楽しみです。

新年もよろしくお願いいたします。


お正月はどう過ごされますか?
私は読みたい本を今から30センチくらい積み上げています。

みなさまもどうぞ良い年をお迎えください。

Have a Happy New Year & Happy Reading !!



BIG MAX AND THE MYSTERY OF THE MISSING GIRAFFE

2009-12-29 23:37:38 | I Can Read
I Can Read ! (Level 2) YL 1.4 総語数1719

名探偵 Big Max シリーズです。

Big Max は、傘で世界中の依頼人に所に飛んでいってしまいます。
そんなこと久しく考えてもみなかったことなので、子どもの心をすっかり忘れていることに気づきました。

Ah-Ah Achoo 国の王様 Punchapillow からいなくなったキリンの Jake を捜すことを依頼されます。

Jake はなぜ家出しちゃたのでしょう?

そんなに高くジャンプできない Jake は高い塀に囲まれた鍵のついている所からどうやっていなくなっちゃったのでしょう。
子どもの絵本ですが、けっこう読み応えがあります。
初心者には少しむずかしいかもしれません。
それに"お話"なので荒唐無稽すぎてついていけない大人もいそうです。

会話の部分もなかなか垢抜けていますが、好みが分かれるところだと思います。




The Pearl

2009-12-28 00:06:40 | others
Helme Heine 総語数600

真珠貝を見つけたビーバーの Biba のお話です。

教訓的な話がなんだかねぇ…とは思いましたが、Biba クンがかわいかったのでまずはオッケーです。

とってもかわいいのですが、そんなに甘すぎない感じの絵です。


ある日、Biba は自分のおうちのダムで真珠貝を見つけます。
真珠貝を大切に胸に抱いてその中の美しい真珠を想像しながらうつらうつら眠ってしまった Biba は夢を見ます。

Biba は美しく輝く真珠をネックレスにして得意げに森に入って行きます。
森の動物たちはみんなそれをどこで見つけたのか尋ねます。
「も、森の中だよ。 き、木の下のさ、ず、ずっと遠く遠くのさ…」
Biba は思わずウソをついてしまいます。
でも、Biba の友だちはそんなこと信じるわけがありません。
動物たちは Biba のダムの水がなくるまで真珠貝探しをしています。
Biba は怒って叫びました。 「ぼくのダムで見つかった真珠貝はみんなぼくのモノだ!!」
そうしたら、友だちの一人(一匹)が 「何を言ってるんだ。 キミの家はぼくたちの森から取ってきた木で作ったんじゃないか!!」
動物たちは夜になっても真珠貝探しをやめようとしません。
そこに突風が吹いてきて松明の火が Biba の家の屋根わらに燃え移り、見る見る森を火の海にしてしまいました。

驚いて目が覚めた Biba クン…
考えに考えて…、その真珠貝をダムに放り投げました。
そして、いつものように何事もなかったように友だちたちのところに遊びに行きましたとさ。

めでたしめでたし。。。

のはずなのですが、私はどうも釈然としませんでした。

Biba クンの判断は妥当だと思うのですが、Biba クンがそうしなければならなかった動物社会(=人間社会、と作者は考えているとおもうのですが)ってどうよ、と思いました。

ウソまでついて真珠を独り占めしようとした Biba と友達の家を破壊してまで真珠探しを続けた友だち連中…

やっぱりなんだかねぇ…
真珠、持ってちゃダメなのかい。

Biba くんには、「みんなで真珠貝をさがそうよ」くらい言ってほしかった。。。




A Stranger at Green Knowe

2009-12-27 00:08:52 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.6 語彙レベル700 総語数6300

Ping は祖国中国で両親を殺されイギリスに渡ってきた難民です。

また、ゴリラの Hanno はアフリカの森深くで両親や兄姉と幸せに暮らしていましたが、 Hanno が2歳のとき人間に家族を殺されロンドンの動物園に連れて来られ13歳になっていました。

ある日、動物園にやって来た Ping は Hanno に出会って、お互いの境遇を重ね合わせ Hanno に同情するのでした。

夏休み、 Green Knowe という古い家で Mrs Oldknow と過ごすことになった Ping はそこの自然の中で存分に楽しみますが、そんなとき動物園から逃走した Hanno と森の中で再会します。


野生動物と現代人の共生というのはそもそもそれぞれの存在が相反するものなので簡単なことではないです。

中途半端な気持ちで野生動物と接するとお互い不幸なことになりかねません。

Hanno の場合も、おとなしく生け捕られて冷たい壁に囲まれた動物園に戻って生きていくか、殺されるか、究極の選択に迫られていました。

結局、Hanno は突進する牛から Ping を救った後、射殺されてしまったのですが、
Ping は悲しいけれどそれが Hanno にとっては最良の選択だったと思います。

人間のエゴを嫌悪することはいくらでもできますが、今さら原始人のような暮らしもできませんし…

何かで読みましたが、地球の支配者となったものは地球の歴史上すべての者が滅びているそうです。

なるほど確かに

人間の歴史なんて地球の歴史に比べたらホンの瞬き程度
もうすでに人間は破滅の道に突き進んでいるような気がしないでもありません。



TOO OLD TO ROCK AND ROLL SHORT STORIES

2009-12-26 00:56:31 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.6 語彙レベル700 総語数5900

次の3編が収められています。

Too Old to Rock and Roll

Invitation to Tea

Party Wall



どれも10代の子どもたちの目を通して、人生、愛、友情を描いています。

う~ん、とっても微妙…

実際にはよくある話ですが、現実ならシャレにならない話ばかりです。


Too Old to Rock and Roll
妻を交通事故で亡くした中年の父親が立ち直ったのはいいけど…
連れて来たのは18歳くらいにしか見えない料理もできないオネーチャンでした。
息子 Greg としてはかなりムカつくでしょうねぇ。

Invitation to Tea
こちらは、本当にシャレにならないです。
中学生くらいの女の子にとって、親の経済状態は成す術もない問題で、そこに友情を持ち込むのは難しいことのようです。
子どものせいではないのにつらい話です。

Party Wall
これはかなりビミョ~。
隣の家の住人(学生たち)の言動を盗み聞きする Daniel の話、というより Daniel の耳を通して?学生たちの恋愛話が語られています。
ごくごく普通の若い男女の話で特におもしろくも何ともないですが、それを(おそらく)10歳前後の子どもが盗み聞きしているという状況がなんだかとっても異様な感じです。
学校から帰宅すると宿題もそっちのけで壁に耳を押し付けている Daniel クン。
一度も顔を見たこともないのに、隣の4人の男女の名前や関係まで熟知しているという、ほとんどストーカーな子どもなワケです。
「おいおい、Daniel 、大丈夫か?」
と思わず口に出さずにはいられません。

あ~、彼の将来が心配だ~