Oxford Bookworm Factfiles (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数9871
子どもの頃、皆さん『世界偉人伝』みたいのをお読みになったのではないでしょうか。
私も小学生のとき、たくさんの偉人の話を読んだ記憶があります。
が、今思い出せるのは、『野口英世』 となぜか 『ペスタロッチ』 と、そしてこの 『マーチン・ルーサー・キング』 だけです。
実は小学校の何年生のときだったか、尊敬する人について作文の宿題があって 『マーチン・ルーサー・キング』 について書いたことがあります。
小学校のときに書いた作文なんて覚えているわけないのですが、これだけは記憶にあります。
たぶん King の非暴力主義を徹底して貫いた姿勢に子どもながら感動したんだと思います。
当時田舎の小学校で 『マーチン・ルーサー・キング』 について書くような子どもはいないということを十分自覚していた超生意気なガキンチョだったんですね。
今ならたぶんこの本は絶対手に取らないだろうなぁ、と思いますが、部長が貸してくれました。
きっと退屈な内容だろうと思って読み出したらトンデモない
なんとなく知っているはずだと思っていることなんていい加減なもので、とても興味深く一気に読んでしまいました。(部長、サンキュでした。)
Martin Luther King の死後40年、やっと米国で初の黒人大統領が生まれました。
ここまでに至る道のりは本当に長い長いものだったと思います。
King を始め多くの人々の努力と犠牲なしにはたどり着かなかったでしょう。
でもたぶん King が思い描いていた "dream" が本当に実現されるのはまだまだ遠い先のことかもしれません。
もし彼が生きていたらテロリズムに対して強い憤りを感じていたと思います。
1980年、Stevie Wonder が Martin Luther King の誕生日を祝日にしようとあの "Happy Birthday" を書きました。
全米50州すべてが "Martin Luther King, Jr. Day" を祝日にしたのはやっと2000年のことです。