By Clement C. Moore Illustrated by Mircea Catusanu
a Little Golden Book YL 3.5 総語数540
眼鏡のサンタクロースのおじさんとトナカイがかわいいのでアマゾンで購入しました。
装丁がちょっと適当な感じでしたが、開いてみると絵がとてもかわいいので全然OK。
と、ところが読んでみて「えっ
…」
レビューに2件も「2歳の子どもに買いました。」とあったので、かわいらしいクリスマスのお話がくりひろげられると思っていたのですが…
1ページに多くても6行ほどの文しかないのですが、これがちょっと難しいのです。
韻を踏んでいてとてもリズミカルで洒落た文なのですが~。
そうしたらそれもそのはず、これは Clement Clarke Moore の有名な詩なのだそうです。
調べてみたら確かに。。。
絵の作者が別で同名タイトルの絵本がたくさん出版されています。
この詩は1822年に書かれたもので、これが現在のサンタクロースのイメージになっているそうです。
詩の内容は、お父さんが自分の家に煙突からやってきた St. Nicholas を物陰から見ていたときの話です。
He had a broad face and a little round belly,
That shook when he laughed, like a bowl full of jelly.
He was chubby and plumpy, a right jolly old elf,
And I laughed when I saw him, in spite of myself.
けっこう笑えますネ。
St. Nick の顔の描写も1ページ全面で説明されています。
とってもいい人そうですよ~
ぜひ読んでみてください。
とろこで、I はナイトキャップをかぶったお父さんのことです。
彼も正直でいい人そうです。
わからない単語や文があってもきれいな色合いのほのぼのした絵を見れば十分満足できますよ。
でも今のサンタさんのイメージで見ると、なぜお父さんがサンタさんを物陰から見ているのか理解に苦しむかと思います。
このサンタさんは何者
ってことになりますのでご注意ください。