ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

もうすぐ夏休み☆

2018年06月29日 | 6才半~7才

フランスの小学校に入学し、早くも、1学年が、もうあと1週間ほどで終了する。
アッという間の「小学1年生」だった。

日本の暦では、今年4月に入学したばかりなので、教科書のページも、半分進んだかなぁ~。

フランスの学校は、9月が新学期で、翌年の6月まで。
なので、夏休みに入って、9月になったら、1学年進級する。

ところが、ここフランスでは、小学生でも、成績が充分満たされなかった児童は、「留年」。

授業が90分単位なところも、「留年」が存在する辺りも、まるで大学のよう。

小学生から、留年となると、どうやって、上の学年に進級させるのか…?
自ら勉強し始める中学生とは違って、まだまだ、子どもで、遊びたがりな小学生。

そういえば、私の日本語教室の生徒も、
「先生の娘さんは、無事、次の学年に進級されましたか?」と、素朴な質問をして来た。

フランス人の夫は、自分の国の教育制度やシステムを、もちろん知っているので、
学年が進級できたか?どうか?の通知を、かなり緊張して、ドキドキしながら、待っていた。

こんな風潮が当たり前なフランス。

日本人の私からすると、
小さい頃は、勉強する姿勢を育てるのが重要で、
保護者や、その子どもが育つ家庭環境の影響が、最も成績に反映するのが、小学生。

確かに、成績が充分でないまま「進級」したら、もっと授業について行けない。

けれども、その子どもの成績上の問題点は、学校や家庭の責任であって、
決して、子ども自身の意欲や潜在的に持っている可能性を、押しつぶしてしまわないように…と、
願わずにはいられない。



ある土曜日の午前中、メディア図書館で「版画教室」が開催されたので、
迷わず、娘と参加☆



また別な土曜日には、近くの国立音楽学校で、年度末の「発表会」が開催されていたので、
散歩がてら、娘と観賞♪


学校休みの多いフランス

2018年05月15日 | 6才半~7才

5月。

フランスにも、日本同様、ゴールデンウィークがある。
しかも、日本と同じ、5月。

今年の5月は、国民の休日が、週の真ん中にあり、
「2週間もの長い春休みが、やっと終わった…。」と、月曜日、登校したと思ったら、
次の日、火曜日から、また3日間も連休。

休みが、多すぎる。

フランスの学校システムは、合理化されており、「8週間、登校したら、2週間、学校休み」という制度。

それに加えて、日本の暦のように「国民の休日」が重なり、学校休みは、ただただ、増える一方。

休みの間、共働きの家庭や、ひとり親家庭は、一体どこに、子どもを預けるんだろう?

「自分の親に、子どもは、看てもらう」と言っても、
こうも学校休みが多いと、子育て現役を引退したおじいちゃん、おばあちゃんだって、大変。

ラ・シオタ市は、造船業の古い港町。

娘と同じクラスに、今年、引っ越してきた新入生がいる。
この子のパパとママは、船の会社に勤めている。

しかも、船上で働いているので、一旦、その船が、航海に出ると、
1ヵ月ほど、ラ・シオタに帰ってくることができない。

パパもママも、1ヶ月ほどの出張となると、学校が休みの間、子どもを一体だれが看るのか…?

とても大変。

朝、出勤する前に、子どもを学校へ送り、
ラ・シオタ市内や、マルセイユなどで勤務し、
学校が終わる頃に、親も退社して、子どもを迎えに行く事ができない。

それに加え、こんなにも、学校休みが多いと、1日中、どこかに預けるにも、限度がある。。。

昔はどうか?知らないけれど、
このフランスのあまりにも日数が多い「学校休み」は、忙しい現代社会には、そぐわない気がする。

娘を見ていて、やっぱり、学校に行っている方が、充実した生活を過ごしている様で、
長すぎる学校休みは、どんなものかな~?と、疑問に尽きない。


5月8日は、第二次世界大戦終結日で、フランスでは「国民の休日」
港では、「花祭り」が開催されていたので、家族揃って、遊びに行ってきた。


いろいろなゲームに、夢中な娘。


2週間もの春休みには、近くの海辺へ、仲良しのお友達とピクニック♪


ピカピカの小学1年生☆

2018年04月09日 | 6才半~7才
やっと春めいてきたここ南フランス。

4月となり、とうとう、日本では、娘と同じ2011年生まれが、小学1年生となりました。
フランスでは、9月が入学シーズンのため、6ヶ月も早く、小学1年生となった娘。

先月、マルセイユにある総領事館から、真新しい教科書を受け取り、
早速、ママと一緒に、「国語」や「算数」など、教科ごとに、ページを開いてみた。



各教科ごとに教科書があるのが、普通な日本の学校。
フランスでは、「国語(フランス語)」のみ教科書があり、しかも、1年間の貸し出しシステム。

日本のように、無償で、こんなに本をもらうことなど、ありえない。


もらった当初、
娘は、「興味がない」と、一言。

なぬぅ~!と、ママの苦労を何とも思わない発言に、怒りが込み上げてきた…。

まぁ、こんなところで、怒って教科書を見せても、
何の効果もないので、「見たくないんだったら、いい」と、ほっといた。

すると、ある夜、寝るときの”読み聞かせ”で、「国語」の教科書を持ってきた。

良かった。。。

娘は、教科書の中の可愛い挿絵に興味を持ち、「読んで!」と催促。

国語の教科書には、「おおきなかぶ」や「おむすびころりん」など、
私が小学生の時に習った物語が、世代を越えて、まだ存在していた…☆



ロシア民話「おおきなかぶ」

娘は、フランスで、普通にフランスの学校で過ごす傍ら、
こうして、日常では、ママから「日本語」を学ぶことになる。


☆祝!水疱瘡☆

2018年02月12日 | 6才半~7才
先週の月曜日、娘は、水疱瘡になりました☆



待ちに待って、やっと、この病気にかかり、ママとして、ホッと一息。

そう、病気の中でも、例外な病気「水疱瘡」

一般的に、1度、この病気になると、抗体ができるため、後に、もうかからない病気。
新生児や妊婦、そして、大人になってかかると、重症化しやすいので、
なるべく、小さい時になっておきたい病気。

昨年、小学校に入学する前に、「ならないかなぁ~。」と、幼稚園の年長クラスの担任の先生に尋ねたら、
「水疱瘡は、クラスに入ってきてない」との返答。

2年前の2016年の春。
ちょうど、日本にお里帰りする2~3週間前、
幼稚園のクラス掲示板を見たら「水疱瘡が流行ってます」との”お知らせ”を発見。

当時、年中クラスの4才半だった娘を横に、絶句。

えー!?

今、うつったら、日本に行ってる間、赤いテンテンが出てきて、
七五三の着物の記念撮影を予定しているのに、写真が撮れない…。

うつってほしいけど、うつってほしくない…。と、とても複雑な気持ちになった事を覚えてる。

タダでさえ、着物を着ると、身体が締め付けられ、汗ばむ5月。

水疱瘡にうつったか?どうか?
内心、ビクビクしながら、日本に帰り、結局、うつってなかった。

そして、
先週、晴れて、水疱瘡にかかった事が判明し、とても、嬉しかった。
娘は、6才半。

どこにも行く予定も、計画も経ててない普通に学校に通う週だったので、
もちろん、先週の月曜日も、娘は、登校。

その日の朝、「ブンブンブン(蚊)に、刺された」と、目元に赤いテンテンがある事を教えてくれたものの、
「2月に、蚊がいたの~?」くらいしか思わず、登校させた。

夕方、いつも通り、
娘にシャワーを浴びさせている最中、お腹に赤いテンを発見。
オヘソの上の辺に、1個しか赤いテンは、なかった。

食事の準備をしている夫を呼び、確認したら「違う」と一言。

ところが、娘の背中を見たら、赤いテンがテンテンテンテン。。。4つくらい。

すごかったのは、シャワーを浴びさせてて、、
見る見る間に、赤いテンテンが、身体中に、どんどん、出てきた。

もう一度、夫を呼び、確認してもらったら、「医者を呼べ」と、一言。

主治医に電話したら、「診療所の診察時間が19時半に終了するので、その後、帰りに寄る」と、返事。

助かった…。
ここ2~3週間、フランス全土、寒気に包まれていて、外は、とても寒く、
しかも、小雨が降っていた夜。

主治医は、いつものキレの良いテンポの足取りで、往診に来てくれ、娘を診断。

うすぐらくなっているので、携帯電話のスポットライトを照らして、
背中の赤いテンテンを確認。

学校を休ませる書類を作ってもらい、処方箋も書いてもらい、無事、終了。

次の日の火曜日から、今週の月曜日までの1週間。
娘は、学校を休んだ。

ビックリしたのは、娘は「学校に行きたい!」と、自分のベッドに座って、泣いていた事。
夫と私は、「普通は、学校に行かなくて、ラッキー。」だと思うんだけど…と、頭を傾げた。