ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

あけましておめでとう、2015年

2015年01月19日 | 3才半~4才
あけましておめでとうございます。
アッというまに、2015年を迎えました。

フランスでは、年末・年始の学校の休みが2週間あり、娘の通う幼稚園も、クリスマス前から
お正月明けまで休みでした。
この間、家族揃って、近くのショッピングモールで、娘の部屋に置くテーブルや椅子を見に行ったり、
大晦日や元旦に食べる食事の買出しをしたりしました。

「美味しい食事」というものに対する考え方も、ここフランスと日本では、全く違い、
日本を離れて、年末・年始を、実家で過ごさなくなって、早5年…。
「おせち料理」や「お餅」を、普通に食べていた頃が懐かしく、
簡単に、”お芋の煮っ転がし”なんかも食べられず、日本食の、あの「さっぱり感」が恋しい季節。



お正月早々、娘と一緒に「巻き寿司作り」をしました♪
日本のお正月を味わった事がない娘も、こうしてお寿司作りが楽しめる☆



これが、夫の特製ソースのランゴスター。すごく美味しかったけど、年に一度で充分かなぁ~?
食べるの専門なので、何も文句を言えません。


夫の家族は、イタリア系なので、家族の料理に誇りがあり、
スローフードな美味しい食事を、夫は、一生懸命作ってくれて、それはそれで、とてもありがたいのですが、
「健康食」か?と言ったら、そうではない。

私が、「シーフード料理」が好物なので、肉系ではなく、あえて、海の幸にしてくれ、
極端に、肉やチーズのマッタリ・コッテリした食事に偏る事はないけれど、
基本、やはり、フランス料理に、「健康」を求めることは、止めた方がいいと感じる。



これは、毎年恒例となった生ウニ。
日本酒や白ワインと一緒に食べると、とても、美味しい。


私や、私より若い世代は、
今、まさに、様々な「国際文化」の世界。
この時代の波に乗らず、自分のルーツばかり誇っていて、
慣れ親しんだ食事ばかりしていると、時代遅れになってしまう。

日本食が好きなフランス人もいれば、伝統的な日本食が嫌いな日本人だっている。

お年寄りは、なかなか、他の国の伝統的な食事なんて食べられないものだけど、
私の家族は、祖父母も両親も海外旅行好きで、いろんな国に旅行していて、「こんなものを食べた」と、
面白おかしく、思い出話をしてくれる。

以前、夫が、自分の両親に「僕の誕生日に、ベトナム料理を食べに行こう」と提案した時も、
「アジア料理なんて、辛くて、絶対、食べたくない。」と、呆気なく却下されていて、
本当、可愛そう…だと感じた。

保守的な夫の両親に、アジアの料理を一緒に食べようと、誘う方が無理ってものよ…。

好き好みは人それぞれだけど、
「イタリア料理が一番だ」なんていう考え方は、孤立しがちで、誰も相手してくれない。

食事を囲む事が、一番の交流の場であり、会話のムードにより、美味しさが決まるもの。

海苔が大好物な娘を見ていて、日々、いろいろと「食文化」について感じさせられる。




こんな風に、巻き寿司を盛り付けると、娘は、ぺロッと食べてしまう。