ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

心のマッサージ

2011年06月24日 | 妊娠後期(28~39週目)
妊娠34週目に入りました。


「安静」を告げられて、1週間が経ち、先生の忠告を守って、この1週間どこへにも出かけていません。

本来、1人ででも、いろんなところへ出かけるのが好きな性格なので、この忠告は、かなり辛いもの…。涙

お家の中でする細かな準備も、少しずつ片付けていきながら…そして、
お腹の赤ちゃんの事を第一に考えて、
夫婦で助け合いながら、日常生活を送っています。


実家の母と電話で会話をするだけで、胸がスッと落ち着きます。
未熟児だった私をここまで育てた一番の理解者の母だからこそ、
私を励まし、自分の心の安定が保てるんだと
つくづく感じる…。

遠く離れていても、親子なので、つながっています。
そして、声を聞くだけで、癒されるので、まるで、心のマッサージをしてもらっているようです。


お腹にいる赤ちゃんは、母親の精神状態を敏感に感じ取るので、母親である私が、しっかり!しないと、
元気で良い子が育たないなぁ…と反省。

夫も、なんとか、この赤ん坊が、無事予定日近くまで、
私のお腹の中で育って欲しい…と真剣考えている様子。

あれやこれやと、娘や私の物品の購入準備を行い、プラス、日常的に必要なものも買い、
家計をやりくりし、念願だった洗濯機を浴室の洗面台横に設置し、
少しでも快適なマタニティ・ライフを送って欲しいと必死になっているのが、感じられます。


以前、紹介した庭にいる亀200匹のサラダどろぼう事件が勃発して、私のストレスもピークに達し、
実家の母は、とても心配してくれました。
彼女は、担当医から安静を告げられる以前に
「妊婦や胎児に何かしら影響が出てくる」と予測していました。
その勘は、見事に当たりました。


ストレスや疲労から来る早産の危険を担当医から告げられて、夫も私もとてもショックを受け、
このお腹の赤ん坊を守るのは、私たち親の責任だと、実感したのです。


最近、
夫の仕事場の同僚女性が、出産をしました。
彼女の出産予定は、7月下旬だったので、6月中旬に出産した!と聞いて、夫も私もビックリ。
もちろん「正期産」ではなく、担当医の指示の下、出産を余儀なくさせられました。
というのは、彼女のストレスが原因で、すでに子宮口が開き、しかも、胎児が2,100gから、
全く成長しない…というので、このまま、母親のお腹にいても育たないと、
判断されて、出産となりました。

この夫の友人女性の担当医は、実は、私の担当医でもあります。

私たち夫婦は、この夫の同僚友人から、あらかじめこの担当医の良さを聴いていたのです。

よって、私の妊娠が発覚後、主治医が紹介してくれた担当医の名前と、
彼女が薦めていた担当医の名前が一致したので、夫は、「やった!」とすごく喜びました。

さて、
この夫の同僚友人の早産の話を聴き、私たち夫婦は、益々、
「自分たちの子どもは、こんな早くお腹から出したらダメだ!」と、危機感が強くなり、
もっと、愛情をそそがないと…と、思い立ち、夫婦円満で仲良く過ごすよう心がけ始めました。


「親になる」機会が与えられた事に感謝して、安静に生活していきたいです。



以前、アイルランドで教会芸術(ケルト美術)を学んでいた頃の様子。
学校の瞑想やお祈りの部屋のデザイン作業で、壁画を担当しました。
やり甲斐のある楽しい仕事でしたが、アイルランドは寒すぎて、私には向いていないと感じました。笑




安静を告げられる

2011年06月17日 | 妊娠後期(28~39週目)
先日、6月の定期健診のため、夫とラ・シオタ中央病院へ行きました。

この日は、午後5時からの予約だったので、夫は、仕事を終えた後、同行してくれました。
この日も、1時間ほど、待合室で待って、やっと担当医に名前が呼ばれました。

私たちが、この日最後の診察予約カップルでした。


さて、今回も、体重測定から始まり、子宮底長、血圧測定をしました。

血圧測定で、先生は、「うーん。低いですね。」と、曇りぎみ…。
私は、元々、低血圧なので、いつか言われるだろうなぁ…と思っていた事で、
この血圧に関しては、あまり驚きはしませんでした。


しかし、次に、先生が指で子宮口を検査した際、
指が赤ん坊の頭につかえたので、先生はびっくり!!
夫も、慌ててカルテを覗く先生の様子を見て、「やばい」と感じた様子。

胎児がさがって来ていたのです。


ここまで順調に来ていただけあって、32~33週目に入ったこの時期で、思わず、
私たちは「早産」の危険を感じました。

診察室が、緊迫した空気に変わり、先生は、自分の手の感覚だけでなく、
きちんとしっかり調べるため、隣の診察台に皆が移り、エコ機材で、再検査をしました。

子宮口の大きさは、正しく、開いていないのが確認できたので、
先生は、ホッとしていました。

しかしながら、
次の定期健診の予約が来月末となり、1ヶ月以上も間があくので、
こんな様子だと、その定期健診までに出産の可能性が出てきました。
夫は、いろいろと先生と綿密に話し合い、
「もし、陣痛が来た場合」「もし、破水が起きた場合」などの事を考えて、打ち合わせをしました。


私は、大きなお腹を支えるだけで、フゥフゥ言っている始末。
身体が疲れると、フランス語も左の耳から右の耳に筒抜け。

事態があまり飲み込めず、先生から「安静」を告げられて、とってもガッカリしました。

毎日歩いたり、激しく動いたり、車に乗って無駄にどこかに行ったりすることを、
極力避けて、お家でゆっくりしてください…と、告げられました。

そして、
先月受けた「糖尿病」検査数値が高く、「アイスクリームは食べないように」と
笑顔で言われました。苦笑

私は、アイスが好きなので、この指導は、更に追い討ちをかけるものでした。
辛い…。

この夏は、実家の母が送ってくれた麦茶で我慢。。。はぁ。。。


「早産」の危険を回避するため、安静を告げられたものの、お家ですることは、山積み。
入院準備の荷造り、赤ちゃん物品を揃える…等。
普段の家事に加えて、赤ん坊を迎える準備をしないと、先に進まず、しかしながら、
夫も疲労が溜まって、2人とも、ぐったり…。

ひとつひとつ片付けて、良い環境で、良い身体の状態で、出産に望みたかったのですが、
現実的には、なかなか思うようにいかないものだと感じる今日この頃です。



これは、ラ・シオタに来てから描いた油絵。
昨年はこんな大きなキャンパスに向かって、創作出来る時間がどこにあったんだろう…?と、思ったり。

昔から、こんな絵ばかり描いていましたが、今年の干支は「兎年」
私の赤ちゃんも、兎年生まれ。
無事に「正期産」で、出産したいと願ってます。


産休に入って

2011年06月09日 | 妊娠後期(28~39週目)
先月末の土曜日、10ヶ月続けてきた日本語教師の仕事を終了しました。

この仕事は、夫の友人から
「どうしても日本文化や日本語を紹介するサークルを立ち上げたい!」という熱意に、
私と夫が押され、そこまでやりたいんなら…と、彼に賛同したところから始まりました。

この夫の友人というのは、マルセイユにある日本語教室に3年以上通い続け、
マンガやTVゲームなどの日本文化に精通し、
以前から夫と仲が良く、家族ぐるみで交流があった友人で、
我が家に来ては、いつも「サークルを立ち上げたい」と、言っていた人物でした。

リーダー的素質もあり、夫と同じ職業柄、真面目で時間に厳守で、
しっかりしている人柄だったので、何の心配もなく、私は、日本語教師の仕事を引き受けました。

彼の奥さんは、更にしっかりしている女性で、子どももいるのに、
フルタイムで働き、とても頼もしいママです。

同世代の彼らから学ぶ事は多く、
赤ん坊のことで何か疑問があった時、気兼ねなく相談ができて、すごく力になってくれます。


私は、実家から離れたここフランスに住んでいると、
早速のことに、母親のところに会いに行くという事もできるわけがなく、
だからといって、夫の母親にばかり頼るのも何だか気がひけるし、
考え方が違うと子育ても違うので、
いろいろな先輩ママさんの話を聞いて、自分に合った解決法を見つけています。

さて、
このサークルの日本語教室が始まったのは、昨年の9月。
フランスは、9月が新学期なので、それに合わせてのスタートでした。

当初、生徒がこんなにも真面目に通うとは思ってもいなかったので、
集った中高生、大人が、熱心に「ひらがな」や「カタカナ」を学んでいくとは期待していませんでした。

しかも、
私はまだ、移民局から通達のあった語学学校に通っていたので、フランス語で日本語を教える事は
そう容易いものではありませんでした。

しかし、
フランスに根付いた「日本文化」は、この若者たちを魅了し、熱意が冷める事はなく、
生徒たちは、必ず毎週土曜日、集ってくれました。

私は、その生徒たちの純粋な学ぶ気持ちに感動したので、この仕事を続けていく事ができたようです。

日本語だけでなく、
折り紙や茶道、着物や浴衣の日本文化を、他の日本人女性たちにゲストとして来てもらい、
手伝ってもらいながら、生徒に紹介し、
日本人として誇りに感じ、とても充実した時間を過ごす事もできました。

現在、産休に入って、何人かの生徒から、お手紙やメールをもらい、
「なんで辞めるんですか?」「来年、復帰してくれますよね?」と言われると、
なんだか…フクザツな気持ちになります。

妊娠したことにより、サークルのお仕事ができなくなったのは事実。
私は、このお腹にいる赤ん坊のママで、日本語教師が本業ではないし、でも、生徒は可愛いものです。

こんな気持ちになるのは、教員免許を取得するため、母校で教育実習をした時以来かな…?

出産ギリギリまで、この日本語教師の仕事をしたかったのですが、
さすがに、息切れがしてきて、先月末で、産休に入りました。

出産後、産休はいつまで?なのか、全く目途はたっていませんが、来年、また、生徒の皆に会いたいものです。



これは、まだサークルが始まった頃。
生徒は、真剣に日本語を勉強しています。




サークルを立ち上げる際に、必要となったロゴも、私がデザインしました。
ラ・シオタの地中海の入り江をイメージして、そこに鶴が羽を広げ立っています。
もちろん、日本を象徴とする鳥で、サークル飛躍の願いが込められてます。


出産予定日

2011年06月05日 | 妊娠後期(28~39週目)
早くも6月に入り、出産予定日まで、あと2ヶ月となりました。

私の出産予定日は、8月上旬。
担当医が、出産予定日を割り出し、
妊婦の私は、それにただ従って、周りの人に「出産予定日」をお知らせしています。

フランスと日本とでは、どうやら、出産予定日の割り出し方が違うようで、
フランスでは、9ヶ月で出産。日本では、10ヶ月で出産。となっている様子。

なので、
1回目のエコグラフィ検査で、担当医が出産予定日を計算して割り出した日にちを、
日本のママ友人に話した際、
「私は、今、○ヶ月って言われたよ」と返事があり、
偶然、彼女と私は、同じ出産予定日だったので、
「あれ?彼女と同じ出産日なのに、1ヶ月少ない…」と、なったりしたものです。


どんな風に計算して、欧米の9ヶ月出産と日本の10ヶ月出産に違いが生じているのか?

専門家でも何でもない私は、あまり追求をしないのですが、
日本の実家から「妊娠・出産関連」の本を持って来ているので、それを読んでは見たものの、
明確な答えも出ないので、自然に、フランス式で計算し、
日本の家族や友人には、「プラス1ヶ月」で、「今、○ヶ月だよ♪」と伝えてます。


つまり、現在、妊娠7ヶ月。
日本で言えば、妊娠8ヶ月。

私は、日本で妊娠・出産を経験した事がないので、
比べるモノもなく、比べる必要がないので、気が楽です。

常に夫と、衣・食・住を共にしていると、私が、変に「日本式」を説明してそれに従う事も面倒なので、
自然にこっちの「フランス式」に合わせて、気楽なマタニティ生活を過ごしています。

日本人だけど、フランスで出産する事も、滅多にできるものでもないだろうし、
どんな環境にいても、自分が出産する事には違いないのだから、しっかり自覚して、生きたいなぁ…と感じます。


先日、
ビザの手続きで、再び、マルセイユ県庁へ行った後、
夫と2人で、ショッピングをしました。

当初の目的は、その日、珍しく風が冷たかったので、スカーフを買うために、お店に寄ったのですが、
2人共、足は勝手に「べビィ・コーナー」に行っていました。

2人が「きゃぁー☆これ可愛い♪」「すごーい!」と、浮かれ気分で、娘の服を選んでいる間、
夢を見ているかのような幸せな気分に浸りました。

夏でも、分娩室はヒンヤリとしているらしく、
出産するお母さんも、出てくる赤ちゃんも「冬服」を用意するよう指示があるようなので、
私たち夫婦は、娘の「帽子・手袋・靴下」がセットになって入った巾着袋を見つけて、
すぐさま、買い物カゴに入れました。

出産予定日が近づいてきて、
生まれてくる赤ん坊の物品を購入したり、私たちの寝室にべビィ・ベットを設置したりして、
準備を進めているものの、やっぱり、夢心地で、実感が湧かないのが、今の正直な気持ちです。



これが、3点セットになっていたグッツ。
ピンクの四葉のクローバーがポイントで刺繍してあって、とっても可愛いです。



一応、長袖・長ズボンの服も購入。
柄が「ピンクの象さん」で、夫も私もお気に入りで購入。
3ヶ月赤ちゃんサイズ。



これは、3点セットで、890円で売ってあったので、購入。
ノースリーブなので、生まれて直ぐにでも使えるよう1ヶ月赤ちゃんサイズで購入。
カラフルな林檎の柄がお洒落で可愛い♪