ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

フランスの教育制度

2014年11月28日 | 3才~3才半

あれよあれよと、もう11月も終わりに近づいてきました。

ラ・シオタは、フランスの南端。
地中海沿いにある小さな港町で、ここ2~3年、全く寒さを感じないおかしな?気候が続いています。

ちょっと暑いセーターを着て、娘を連れて、幼稚園まで歩いていたら、汗をかくくらい。。。
ありえない。
ともすれば、ここ2週間ほど、ずっと雨が降ったり、ケロッと晴れたり。


ラ・シオタの気持ちの良い天気の日は、こうして、海辺に散歩へでかけることも。



フランスの教育制度は、期待以上に、素晴らしいもので、
9月の新学期が始まり、3ヶ月経った今、その質の良さを、しみじみ実感。

医療制度が充実しているのは、妊娠して、出産を経験した今でこそいえることだけど、
教育制度も、「概念」が確立していて、きちんとした基盤のもと、システムが成り立っている。

娘の通う幼稚園は、公立なので「国の教育制度」であり、現場で教えるスタッフは、教育のプロ。
以前は、夫のいわんとする「フランス教育の良さ」を、半分だけしか聴いていなかった私にとって、
「本当に、良いなぁ~。」と、感じる今日この頃です。

フランスの幼稚園は、年少の3才からスタート。
幼稚園も「学校」といい、科目も様々にあり授業を受けていきます。

その中でも「年少組」は、とても重要な1年で、
まだ、心身ともに未熟な幼児が、
学校デビューし、社会性や協調性等を身につけていく時期。

「社会にはルールがあり、周りの人と協調性を持って、生活していく」という
成長するために必要な道徳的な概念を、自然と学んでいくのです。

娘は、毎日、幼稚園に行くと、お友達と一緒に、先生から、
手遊びや絵描き(デッサンは、色鉛筆を使用。ペンティングは、水彩絵の具を使用)を学び、
天気の良い日は、中庭で遊び、とっても楽しそう。


このペンティングは、キラキラの絵の具で描いたもの☆
無邪気な線が、可愛い。


「幼稚園大好き♪」と、登下校時が一緒になるお友達もできて、手をつないで歩き、
親として、嬉しく感じる。

夫も、仕事が休みの時は、私と手分けをして、送り迎えをし、
幼稚園で出会う同じ保護者との関わりを、大切にしている。

特別ではないごく普通の一般家庭の営みが、私達夫婦の目指すところであり、
その「普通」の感覚を忘れないで、娘を育てて生きたい…。




公園の中には、いろいろな遊具があり、娘は、数字を合わせていく遊びに夢中☆


秋のイベント~折り紙教室~

2014年10月09日 | 3才~3才半
秋が深まる今日この頃、先週の土曜日、
ラ・シオタ市内の商店街イベントで、「折り紙教室」を開催しました。

この話を持ってきたのは、知り合いのカフェのオーナー。

以前、娘が生まれる前は、よく夫と出掛けて、お茶をしていたお洒落なカフェ。
このカフェで、絵画個展も開催したり、いろいろと仲良くしてもらっているので、
「秋のイベントで、折り紙教室をしてほしい」という依頼も、こころよく了承。

ちょうど一週間前に、実家の母から、小包を受け取っていて、その中に、
今回のイベントにピッタリな折り紙セットが入っていたので、早速、役に立ちました♪

秋は、小雨や曇り空でさえないラ・シオタの天候が続く中、
この日は、絶好の秋日和に恵まれ、朝10時からのイベントに、たくさんの私の友達・知り合いが来てくれ、
本当に、嬉しかった・・・☆


ある中学校が、噴水に、折り紙のボートを浮かばせる教室を開催していたので、
その延長で、折り紙教室も開催。小中学生が多く参加していて、一緒にできて、良かった♪


娘と友達のマガリータは、真剣に、折り紙で作った手裏剣の風車が回るのを観てる。


夫は、この日は、前々から決まっていた土日の仕事がある週末だったため、
「娘を、教室に連れて行くかどうか?」で、夫婦で調整するのが、大変でした。

と、いうのも、
まだ、娘は、一人でトイレに行けない。
幼稚園のトイレでさえ、躊躇して、我慢しているくらい。
私は、教室の途中で抜け出て、娘のトイレに同行できるんだろうか?
こればっかりは、私の友人には頼めない。
夫と私は、かなり頭を悩ませました。。。

しかし、最終的に、私が連れて行くことにし、何とか、娘も参加☆

ちょうど、日本語教室の生徒だったマダムが、彼女の友人家族も連れて参加してくれたため、
彼女達が娘を看てくれて、お昼のランチの注文やテーブルの確保など、何もかもしてくれ、
本当に、本当に、助かり、まるで、実家の母親や妹達といる感じで、幸せでした☆


お昼ごはんを食べた後、美味しいモカショコラをごちそうになりました☆
娘達は、アイスを食べたよ♪

フランスに暮らし始めて、波長が合わない人との出会いが多かった中、
久しぶりに、心地よい人たちと楽しい一時が過ごせ、本当に良かった。

娘も、楽しそうに皆と一緒に過ごせた様子で、家に帰って、パパに報告。
収穫の多い1日でした☆


同じクラスのデイビットも来てくれた。お似合いな2人♪


デイビットのママとは、同じアジア出身なので、気も合って、とっても仲良くなりました☆
娘のオテンバぶりに、彼もタジタジ…。(笑)


新しいママ友のエルザとマガリータ☆
娘達は、同い年で、ずっと一緒に遊んでました♪


幼稚園生活がスタート☆

2014年09月03日 | 3才~3才半
昨日は、幼稚園の入園日でした♪
夫は、有休をとり、家族揃って、幼稚園に行きました。


この写真は、幼稚園の外観。

この日に向けて、私と夫は、あらかじめ、幼稚園からもらった持ち物リストを片手に、準備をし、
入園日に備えました。

お水を飲むコップや着替え用の服、1つ1つに娘の名前を記入し、
新しいリュックサック(日本でいうランドセルとは違い、遠足に使うリュックサックのような感じ)には、
実家から送ってもらった名前ステッカー(アイロンで貼り付けるタイプ)を縫いつけ、
もしかしたら、同じリュックサックを持っているお友達もいるかも知れない?!と思い、
目印に、日本で買ったハローキティのぬいぐるみを付けました。

夫は、写真屋さんで撮った娘の証明写真を、家にあるコピー機で、提出用にコピーし、
幼稚園で、何かあった場合に備え、保険に入った証明書を準備しました。

ヨーロッパでは、9月が新学期なので、
どこもかしこも、学校が、新しくスタートします。

フランスも、今週から、新しくすべての学校がスタート☆
幼稚園は、3才から入園するのが普通なので、これから、約20年間、娘の学校教育がスタートします。


日本は、入園式があり、チャンとした正装で、式に出席するのが習慣ですが、
ここフランスでは、入園式というものがなく、とてもアバウトで、
娘の通う幼稚園も、提出物を入れる箱に、それぞれ、準備したものを入れ、彼女が、外の庭で遊んでいる隙に、
夫と私は、先生に、「よろしくお願いします」と言い、そーっと、幼稚園を後に、帰りました。





この写真は、中の遊ぶ広場。すべり台やいろいろな遊具もある。
植物公園のカランク(入り江)にそびえる山が望めて、自然に恵まれている。


お昼前、
夫と私は、娘を迎えに行き、他の保護者同様、教室に入りました。

友達と遊びに集中していた中、パパの姿を見た娘は、急に、わーっ!と泣き出しました。
置いてきぼりにされた?と思ったのかな?
たった2時間、幼稚園で過ごしただけだったのに、パパもママも、姿がなく、淋しかったのかな?

パパが、甘えん坊な娘を抱っこして、教室を出てきました。
私は、壁に掛けてあるリュックサックを取り、先生に挨拶をして、みんな揃って、家に帰りました。
夫は、忙しい中、こっそり、私と娘が大好きなお寿司を買って、お昼ご飯の準備していて、
まるで日本のような入園日を祝いました♪


トイレの練習

2014年08月09日 | 3才~3才半
先月、娘は、満3才になりました☆

トイレ練習も、ピークをむかえ、オムツをやめて、普通のパンツに履き替えたは良いものの、
彼女は、家の至る所で、オシッコをするので、夫も私も途方に暮れる日々が続きました。

どうしたらトイレでオシッコをしてくれるんだろう?

娘が2才になった去年の夏、夫は、「誕生日プレゼントに」と、
オマルと子供用便座と大量の女児用パンツを購入してきました。

その当初は、夫も私も、「幼稚園は来年だから…。」と、
安気に構えていて、オムツもまだまだ使用していて、全然、焦りがなく、
娘は、オマルをオモチャにして遊ぶくらいでした。

しかし、先月、幼稚園に行き、書類に記入し、園内を案内してもらって、
園長先生と面会した時、先生から「オムツは終了してください」と言われ、
夫も私も、愕然としました。

初めて、幼稚園に設置してあるトイレを見学。
試しに、娘は、座ったものの、フランスの公共トイレ同様ここでも「便座」がなく、
彼女のお尻は、便器の中にスッポリ落っこちてしまいました…。

そう、幼稚園でも、どこでも、フランスは、和式トイレではなく、洋式トイレが当たり前。

しかも、「便座」がなく、座る事が困難。
なので、各家庭で、キチンと子供用便座を設置して、トイレ練習をして置く必要があるのです。



この写真は、我が家の子供用便座。
カバとカエルの絵柄がついてる。


私たち夫婦は、現実を突きつけられて、
やっと目覚め、娘が、普通に、彼女自身で、1人でオシッコやウンチができるように、
教え始めました。

親が本気にならない限り、娘は、何をどうしていいのか?全くわかってなかったのです。

しかし、入園は9月の頭に迫り、時間がたりない。

毎日、毎日、「トイレでオシッコ」と言い、
手をひいて、座らせ、「がんばれ~」と言っても、彼女は、「オシッコがでない」と日本語で返事。
挙句の果てには、「オシッコ、トイレで、できないから、幼稚園には行かない」と、彼女なりの結論。

夫も私も、崖っぷちに立たされました。
こんなことなら、もっと、早く、トイレ練習させれば良かった…と、後悔しても遅し。

そんなこんなしていた矢先、
夫が「そうだ!オシッコをオマルでしたら、アイスクリームを食べていいよ。」と、
「犬のトイレ躾術」を考案。
娘にも、それを採用したところ、見事!!彼女は、アイスクリーム食べたさに、
オマルに座り、オシッコをすることができました☆

一度成功したら、もう、次からは、すんなりとできるようになり、
やっとこさ、彼女のトイレ練習も起動に乗りました。



この写真は、トイレ練習用、トレーニングパンツ。
「漏れた」感覚を、ハッキリ実感できるものの、このパンツの中に、オシッコやウンチをしてばかりで、
肝心要のオマルに入れる練習ができず、返って、練習の妨げになりました。