ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

実家で過ごした1ヶ月

2012年05月08日 | 9ヶ月~10ヶ月
5月に入り、ラ・シオタは快晴の日々。

まだそんなに日差しが強くはないけれど、日中は、紫外線が気になる季節なので、
パパが、べビィカーに直射避け日傘を取り付けてくれました。

娘には、実家の母に買ってもらったピンクの帽子をかぶせ、暇さえあれば、
あちこち散歩。。。

実家で過ごした3月から4月は、「ちょっと、おかしいんじゃないの?」と首を傾げるほど冬型の気候で、
夫は、「フランスに帰るまでに、桜が咲くのが見れるんだろうか…。」と、
一面、雪化粧した窓の外を、不安そうに見ながら呟いていました。

娘が産まれ、フランスで育児をしている間、日本に帰ってからの予定をギッシリつめていたので、
「今日はこの予定。明日は、誰々さんと待ち合わせ…。」と、目まぐるしかった。

本当は、のんびりと実家で、家族揃って、TV観ながらお茶をするのが、一番の目的だったのに。

でも、そんなこといっても、予定は立てておかないと、家族や親戚、友人と会うことはできないから、
夜中の授乳でフラフラになりながら「今、会っておかないと!」と身支度をして家を出て行ったり。笑

結婚して、丸3年経ち、フランスで結婚式を挙げてはいたものの、地元では、何もしておらず、
私の両親が計画を練ってくれて、地元のピザレストランで家族・親戚を呼んで、結婚パーティを開いてくれました☆

生まれた時から一緒に育った弟妹や従姉妹、そして伯父や叔母が集ってくれ、
本当に久しぶりに皆と食事をして、懐かしい気持ちと、
全然変わらないけど、みんな、少しずつ成長している(歳をとっている?)感覚を味わいました。

「やっぱり故郷って格別だなぁ…」と、しみじみ実感☆

夫と娘を、私の家族や親戚にお披露目するのは、めったにない事。
この食事会に参加できなかった従姉妹たちにも、別な時に会うことができて、本当に良かった☆

夫に内緒で、結婚記念写真撮影を計画していたので、
着物を着て撮影する事を、1人だけ知らなかった彼は、「なんで事前に教えてくれなかったんだ?」と、
カンカンに怒りました。。。

びっくりさせたかっただけなので、何の悪気もなく、夫の激怒に、イマイチ納得できなかった私たち家族。

家族みんな、怒り狂った彼の子どもじみた態度にあきれ果て、
どうしてあんなに不機嫌になったのか?サッパリ理解できなかった私は、
「キャンセルしよう」と言う彼を説得し、引っ張って写真撮影所まで連れて行くのに、本当に疲れました。

夫の予定には全く入ってなかった結婚記念撮影をするのに、こんなに苦労するとは思わず、
それならチャンと説明して、日本式で結婚撮影をする事をあらかじめ伝えておけば良かった…。

何とか結婚式場に到着し、笑顔もなしに嫌々、衣裳の着付け室に入った時には、
妻である私自身より、この計画を提案し準備した私の母親の方が、数倍も疲れていた様子でした。


最初に、花嫁の私の着付けが始まりました。

成人式以来の化粧をしてもらい、薄ピンク色の着物を着せてもらい、概ね出来上がった頃、さぁ、問題の夫の番!

フランス人の彼に日本伝統の袴をはかせる事が、果たして出来るのだろうか?と不安だった私たち。

なんと、夫は、あんなに嫌がっていた着付けを、すんなりと受け入れ、臨んでくれました。
彼がつける金色の袴も私の衣装も、妹と母が選んで準備していてくれたもので、すごく嬉しかった☆

着付けをしてくれた美容師のマダムが、「カッコいい~♪」と、夫の事が気に入り、
妹の携帯カメラで、(妻である私より先に)一番に、彼とツーショットを撮っていたのには、びっくりした。笑

外国人に日本の着物を着付けする事も、そうめったにあることではないらしく、
私にとって、夫はあくまで夫であり、私の家族にとっても、娘婿であり、義理の兄でしかない彼なのに、
ここへ来て、「ステキ~☆」とか「様になってる!」とか何とか、周りの日本人に言われると、本人は気分も良く、
機嫌斜めだった彼は、段々、調子がのって来たようでした。


夫は、周りの人に対して、甘えたり駄々をこねたりするタイプではなく、
物静かで、人と争うことなんて絶対しない人なのに、今回、こんなにも彼自身と私たち家族の間に「摩擦」ができるとは、
想像もつかなかったため、子連れで帰国し、実家で、ひさしぶりに羽を伸ばそうと考えていた私にとって、
本当に疲れ果てた出来事でした。

日本に来るのが3年ぶりだった夫に対し、もう少し大人になった「クール」な人物像を描いていた私たち家族は、
彼だけ全く成長しておらず、残念だった様子。

撮影に入り、
カメラマンが、「あなたはハンサムね!」と、男前に変身した夫を一目見て気に入り、
トントン拍子に撮影は順調に運び、無事に終了。

その後、
妹と母と夫と私と娘で、結婚式場のレストランで和やかにランチをして、大波乱だった撮影を終え、
ドッと疲れが出た私と母でした。



撮影用の襖に赤いカーペットの上で、2人揃ってポーズ♪




扇子を持って、結婚式場の庭園で記念撮影☆

2年ぶり☆の日本帰国

2012年04月20日 | 9ヶ月~10ヶ月
しばらくの間、このブログを更新できませんでした。

実は、2年ぶりに日本へ帰っていたのです♪
3月中旬から先週までの1ヶ月間、実家に「お里帰り」をしていました。

私は、妊娠と出産をここフランスでして以来のお里帰りだったので、
もちろん、飛行機に赤ちゃんと一緒に乗るのも、初めて☆の経験!

夫が同行してくれたのは良いものの…彼も子連れで飛行機に乗るのは、初めてだったので、
夫婦の私たちが「あーだ、こーだ」と話しながら、時折ケンカもしつつ、家族揃ってテンヤワンヤの旅行となりました。笑

日本にいく飛行機の中で、娘は「べビィ・ベット」を設置してもらいました。

この時の娘は、ベットで1人で寝ることに慣れていたためか?期待以上に6時間も!寝てくれ、
親の私たちは、機内食にありつく事ができました。

赤ちゃんを抱っこして、狭い座席で食事を広げて食べるのは不可能に近く、
通路でフライトアテンダントがカートを運ぶ際、娘の頭に、熱い食事がひっくりかえりそうで、
神経をつかいました。。。

夫は、自分が機内食にありつけるのかどうか?とそれが不安で、
たまたま私たちの座った座席が、配られる機内食が最後だった事に不満な様子。

しかも、洋食と和食を選べるはずが、日本食の「焼肉定食」はなくなっていたため、
「僕は、焼肉定食が食べたかったのに、最後の乗客は選べないなんて、不公平だ!」憤慨していました。

けれど、
娘が寝ているうちに、空腹の私たちは、ガツガツと集中して食べる事ができました。
もちろん、ワインで乾杯♪

機内で、娘のオムツを交換するのも、親になってから経験する事でした。

私は、今まで、何度も長距離の飛行機に乗って、いろいろな国に行った事があるものの、
「子連れ」で飛行機を利用した経験はなく、今回が生まれて初めてだったので、
本当にドキドキした気持ちで、旅行の準備をしました。

機内で、時折、
娘がグズッてしまうこともあり、夫は、周りの乗客に迷惑になるのが嫌で、
すぐに娘をあやして、泣き止ませようとするけれど、私は、あまりその辺りには神経を使わなかった。

私たち夫婦の育った環境や持っている性格が違うので、「え?こんなことに気を使うの?」と
お互いがぶつかりあい、公共の場で言い合いになることもしばしばで、結局、周りに迷惑をかけているのは、
親の私たちだったり…。苦笑


夫と娘に桜を見せたくて、ずっと楽しみに計画を練って旅行の準備をしていたものの、
日本に到着した日は、例年になく、ものすごく寒く、出迎えに来てくれた母親と弟夫婦が、
私たちの体調を気にかけてくれて、久しぶりの再会を果たしました。

自分が母親になってから、初めて家族に会い、何をどこから話していったら良いのかわからないくらいでした。

出迎えに来てくれた母と弟夫婦に、
娘と夫を紹介し、空港内でちょっとした食事をして、やっと日本に到着した実感が湧き、ホッとしました。

寒い中、母が、パッチワークで作ったひざ掛けを、娘にかけてあげている姿を見て、
「やっぱりお里帰りは良いものだ…。」と感じました。





これが、べビィ・ベット。娘は、機内に取り付けてもらったこのベットに興味津々♪



やったー!日本に到着☆



実家にある地元の空港に行って、ピカチュー・ジェットと記念撮影☆