ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

1年目の幼稚園生活終了☆

2015年07月03日 | 3才半~4才

昨日で、娘の、幼稚園生活1年目(年少クラス)が終了。

フランスは、9月1日から、6月末までが1学年。
日本人にとっては、あまり馴染みのないこの制度。

終了式も、何もなく、あっけなく、夏休みに突入。
相変わらず、ざっくばらんなフランス。
こういう、畏まった事をしない辺りが、私には、ちょうどいい。



6月は「父の日」。
アルファベットを組み立てて、単語の「パパ」と書いている☆


汗が出るこんな真夏に、親である私たち夫婦は、1年間の「成績表」を受け取り、
真剣に、娘のことを考えた。

娘の持って生まれた性質をもとに、1年間、幼稚園で過ごし、学んだ結果を見ながら、
今後、一体、彼女にとって、何が必要で、どう教育していけば良いか?を分析。

親として、責任を自覚した一週間でもありました。

ちょうど、一年前。
娘は、まだ、オムツが取れていなかった。

園長先生に、「園では、オムツは使用していない」と、入園届けをした時点で、はっきり言われ、
夫と私は、愕然とした事を、よく覚えている。

あれから1年。

娘は、たくさんのクラスメイトに恵まれ、集団生活に慣れ親しんだ。

「幼稚園が大好き」「先生が大好き」と、彼女のモチベーションは高く、本当に、助かった…。



寒い冬も、小雨くらいなら、歩いて登園。
娘は、雨や嵐が好き。
お気に入りのミニィの傘をさして、ルンルン気分♪



この1年、「学校の規律」や「社会のルール」「行儀・礼儀」等、園で学ぶことは多く、
たとえ3才であっても、一人の人間として扱われ、指導される。
フランス教育思想は、日本の教育にも共通していて、とても興味深い。

日本語での会話と、フランス語での会話が、明確になった今、
バイリンガルで育っている娘の今後を見守っていく事も、夫と確認し合った。

娘は、園長先生に「ありがとう」と、挨拶をして、教室を去り、2ヶ月間の長い夏休みに入った。




幼稚園最後のイベントの納涼祭では、「あひる釣り」に挑戦☆
甚平を着て、顔もペンティングをしてもらって、ご機嫌♪




ママ友と料理教室♪

2015年06月10日 | 3才半~4才
6月に入り、ジリジリと焼き付ける太陽の日差しになってきたラ・シオタ。
もう、すっかり、真夏の季節となり、夫は、熱風に酔いしれ、日焼けしている。

先月末、娘と同じクラスの子で、仲良くしてもらっているママ友と一緒に、
ちょっとした「料理教室」を開催しました。

彼女は、とても料理が好きなママで、日本料理にも興味があり、
「ぜひ、巻き寿司を作ってみたい♪」と、リクエストをしてくれたので、
じゃ、一緒に作ってみよう!と、巻きすや海苔、炊き立てのご飯を、彼女のお家に持って行き、
子ども達が、居間で遊んでいる傍のキッチンで、巻き寿司作りをしました。

ちょうど、実家の母から送ってもらって、残っていた「酢飯の素」も、忘れず持参。

何かと実家から送ってもらっていた日本から直輸入した品々が、
いつもタイミングよく、役に立つのも不思議。。。



さて、こんな感じかしら?と、巻きすの上に、海苔を置き、
あらかじめ炊いておいたホカホカの日本米を、彼女がお気に入りで購入したシャモジを使いながら、
上手に置いて、そう、そう、こんな感じ?と、鮭もトッピング。



彼女は、私の夫と違い、海苔も日本米も、魚も、好きで食べられる。




カルフォル二ア巻きにも挑戦☆


幸運にも、彼女の息子も、
海苔や魚を平気で食べられるので、試しに作ったお寿司も、娘と取り合うくらい?大好き♪で、
本当、嬉しかった。




海外生活をしていると、
故郷の味が懐かしいものの、自分で作る以外、周りに料理好きな日本人がいるわけでもなく、
純な美味しい日本食にありつく事もできず、一番辛いところ…。

でも、
こうして、全く、日本に縁がなかった友人が、娘や私を通じて、「日本を味見する」機会に恵まれ、
興味を持ってくれることが、とても、嬉しい♪



この日は、
巻き寿司パーティをして、おまけに、彼女の故郷の伝統パテシェまで学び、本当に、楽しかった☆

フランスの学校休暇

2015年04月27日 | 3才半~4才

今週から、娘の幼稚園は、2週間の学校休暇に入ります。
ついこの前、復活祭のため休暇があったけれど、今回は、一体何の休暇なんだろう…。

なんか、ものすごく学校休暇が多い…フランス。
日本や他の国では有り得ない。

娘の幼稚園スタートが始まって、早くも9ヶ月。

おだやかな天候が続く季節になったので、毎日の登下校の足取りも楽になった。

冬は、寒くて、歩いて10分もかからない登下校の道のりも、ハァー!と白い息。
億劫になりがちだけど、こうして歩いて、心臓の中に新鮮な空気を入れて、気持ちも引き締まる。


今年の春のラ・シオタは、
例年になく寒くて、バカンス初日、朝から強い雨が降り、雷まで鳴っている。
気温が上がらず、春服と冬服を混ぜながら、着ているくらい。

いつもなら、もっと太陽がでて、暑いくらいの日差しで、屋外にて過ごせるんだけど…。

実家が近ければ、娘を連れて、ひょっこり、プチお里帰りができるんだけど、
2週間というのは、同じヨーロッパ圏内の隣の国に行く位しかできない微妙な期間。

日本や他の別の大陸だと、フランスとの往復に1日は、かかる。
行って帰るだけで、時間が過ぎ、その国に滞在する期間が少なすぎ、交通費もバカにならず、
神経と体力と旅行費を使うだけで、割りに合わない。

こんなにたくさん学校休暇があっても、何も変らない。

なので、何か娘が楽しめるようなイベントがあれば、それに参加して、
フランスでの学校休暇を過ごしている。

幸い、私の住んでいるところは、ものすごく、ビックリするほど利便性が良く、
車に乗って、渋滞に巻き込まれ、フゥフゥ言いながら、遠出する必要もなく、
いろいろなイベントに参加できる。

移動式遊園地やサーカス団も、こっちが出掛ける事無く、やって来てくれる。
とてもラッキー☆




市内にあるメディア図書館で、「読み聞かせ教室」があり、参加。
オオカミが登場する絵本に、子ども達は、興味津々。

娘は、フランス語での語りも、日本語での語りも、どんな言語でも、普通に対応。
子どもって、柔軟性があって、拒絶する事もなくて、本当に、素晴らしい☆




近くの国立音楽学校で、春祭りが開催されていて、偶然、通りかかって、ヒョッコリ参加。
初めて、本格的なドラムをたたいて見たよ♪
娘は、興奮ぎみに、楽しそうに楽器に触れていた。




こうして、幼稚園の同じクラスの子と海でピクニックもできるから、本当に嬉しい。


春、ひな祭り♪

2015年03月08日 | 3才半~4才
季節は、すっかり「春」の日和。

日曜日の朝は、私は実家に電話をしたり、
夫は、娘と散歩がてら、近くのパン屋にフランスパンを買いに行ったり、と、
音楽でいえば、「バラード」的な週末を過ごしている。

先日、
3月3日は、ひな祭りだったので、
娘は、ハローキティの浴衣を着て、恒例となった木工のお雛様とお内裏様を飾った。



お内裏様のことを「あーちゃん♪」と、自分の名前をつけて呼び、
お雛様のことを「ママ」といって、はしゃぎ、ルンルン気分。

パパとママではないらしい。

3才ともなると、彼女自身の趣向も、自我も、
周りの人や幼稚園の同じクラスの子の影響を、敏捷に受けるようになった。

「どこでそんなコト、覚えてきたの?」と、彼女の言動にビックリすることも。

影響力は、本当に、子どもの成長発達において、明確で、
その中でも、家族の影響は、絶大。

夫は、自分の趣味である「料理」や「お菓子作り」の世界に、
娘というキャストを加え、彼女との時間を共有することを楽しみ、大切にしている。

パパという立場は、基本、仕事を抱えていて、夜遅く帰ることもしばしば。
たまの日曜日くらい、娘と一緒に過ごしたい気持ち、本当に良く分かる。

私は、あこがれだった専業主婦をしつつも、ここラシオタでは、
外国人なママなので、ここで生まれ育った夫とは違い、移民の苦労を味わっている。

娘は、パパと同じく、フランス国籍を持ち、フランス語を操り、フランス人として成長していっている。

彼女は、ママの国である日本に対して、「あこがれ」や「ファッション」感覚があり、
「もう1つの自分の国」という感覚は、まだまだ芽生えることはない。

ハローキティの浴衣を着て、お雛様を飾り、ひな祭りの歌を歌って、日本を味わう。

娘に、無理強いしてまで、押し付けるつもりはなく、
単純に、日本が好きな子で、日本語がペラペラに話せたらいいかなぁ~?と感じている。

日本人だから、とか、フランス人だからとかといった感覚より、
「自分はこうでありたい」という気持ちが一番大切かな?と、娘を見ていて、感じる。



着物といったら、この浴衣。他にも、
夫の友人から貰ったトンボ柄の浴衣もあるのに、「イヤ」との一言。
自己主張が強く、「ヤダ、ヤダ、ヤダモン」と言っている。



あけましておめでとう、2015年

2015年01月19日 | 3才半~4才
あけましておめでとうございます。
アッというまに、2015年を迎えました。

フランスでは、年末・年始の学校の休みが2週間あり、娘の通う幼稚園も、クリスマス前から
お正月明けまで休みでした。
この間、家族揃って、近くのショッピングモールで、娘の部屋に置くテーブルや椅子を見に行ったり、
大晦日や元旦に食べる食事の買出しをしたりしました。

「美味しい食事」というものに対する考え方も、ここフランスと日本では、全く違い、
日本を離れて、年末・年始を、実家で過ごさなくなって、早5年…。
「おせち料理」や「お餅」を、普通に食べていた頃が懐かしく、
簡単に、”お芋の煮っ転がし”なんかも食べられず、日本食の、あの「さっぱり感」が恋しい季節。



お正月早々、娘と一緒に「巻き寿司作り」をしました♪
日本のお正月を味わった事がない娘も、こうしてお寿司作りが楽しめる☆



これが、夫の特製ソースのランゴスター。すごく美味しかったけど、年に一度で充分かなぁ~?
食べるの専門なので、何も文句を言えません。


夫の家族は、イタリア系なので、家族の料理に誇りがあり、
スローフードな美味しい食事を、夫は、一生懸命作ってくれて、それはそれで、とてもありがたいのですが、
「健康食」か?と言ったら、そうではない。

私が、「シーフード料理」が好物なので、肉系ではなく、あえて、海の幸にしてくれ、
極端に、肉やチーズのマッタリ・コッテリした食事に偏る事はないけれど、
基本、やはり、フランス料理に、「健康」を求めることは、止めた方がいいと感じる。



これは、毎年恒例となった生ウニ。
日本酒や白ワインと一緒に食べると、とても、美味しい。


私や、私より若い世代は、
今、まさに、様々な「国際文化」の世界。
この時代の波に乗らず、自分のルーツばかり誇っていて、
慣れ親しんだ食事ばかりしていると、時代遅れになってしまう。

日本食が好きなフランス人もいれば、伝統的な日本食が嫌いな日本人だっている。

お年寄りは、なかなか、他の国の伝統的な食事なんて食べられないものだけど、
私の家族は、祖父母も両親も海外旅行好きで、いろんな国に旅行していて、「こんなものを食べた」と、
面白おかしく、思い出話をしてくれる。

以前、夫が、自分の両親に「僕の誕生日に、ベトナム料理を食べに行こう」と提案した時も、
「アジア料理なんて、辛くて、絶対、食べたくない。」と、呆気なく却下されていて、
本当、可愛そう…だと感じた。

保守的な夫の両親に、アジアの料理を一緒に食べようと、誘う方が無理ってものよ…。

好き好みは人それぞれだけど、
「イタリア料理が一番だ」なんていう考え方は、孤立しがちで、誰も相手してくれない。

食事を囲む事が、一番の交流の場であり、会話のムードにより、美味しさが決まるもの。

海苔が大好物な娘を見ていて、日々、いろいろと「食文化」について感じさせられる。




こんな風に、巻き寿司を盛り付けると、娘は、ぺロッと食べてしまう。