ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

プラダを着た悪魔

2007-01-12 | 映画 は行
2006年 アメリカ コメディ、ヒューマンドラマ、ラブロマンス
2006年1月10日 109シネマズ グランベリーモール
監督 デビッド・フランケル
原作 ローレン・ワイズバーガー
衣装 パトリシア・フィールド
出演 メリル・ストリープ(レモニー・スニケットの世にも不幸な物語、めぐりあう時間たち、A.I、母の眠り、激流、愛と悲しみの果て、恋におちて、ソフィーの選択ほか)、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ(ライフイズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方、ターミナル、Sall we Dance?シャル・ウィ・ダンス?、メイドイン・マンハッタン)、エイドリアン・グレニアー、サイモン・ベイカー(マリー・アントワネットの首飾り)
(出演作品などは、私が観た物にかぎる)

ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)は、一流ファッション雑誌で職を得る。カリスマ編集長、ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントだ。ファッションに疎いのに飛び込んでしまった彼女である。そこからが大変。先輩アシスタントのエミリー(エミリー・ブラント)をはじめとして同僚の女性たちはみんなスレンダーでファッショナブル。オフィスではヒールの音をコツコツと響かせている。ミランダは最小限の言葉と表情しかしないので、すばやく彼女の意向を知って手配しなければすぐにクビになる。しかし、ここで1年頑張ればジャーナリストとしての道が開けると信じて、頑張る彼女。次第にファッションも洗練されていく。しかし、鳴り続ける携帯電話と残業続きの生活で恋人、ネイル(エイドリアン・グレニアー)との仲は?

ダサいといわれるが、そのままでも十分チャーミングなアンディ。大学を優秀な成績を残し、学生新聞の編集長もしていたインテリである。しかし、記者としての実績はまだない。恋人はシェフとはいえ、まだ下働きをしている。夢を持って将来に向けて頑張っているほほえましいカップルというところだろう。
しかし、彼女の生活が変わってきて、彼との関係が微妙になってしまう。アメリカ人は仕事の部分は割り切って、家庭や私生活を大事にするが、一部のトップは違うと聞いている。ミランダもその一人。双子を生んで育てながら、一流の仕事をしている。二度目の夫もいる。そのアシスタントをしていると、彼女のペースに付き合わなくてはいけないのだ。職場は理不尽なことばかり。どこもそうなんだろうね~。頑張れアンディ。あんまり頑張るので、心配にさえなる。安いお給料しかもらえないのに、一流ブランドを身につけ、貴社の仕事はまだ出来ないし、これでネイルと駄目になったら?
しかし、心配後無用。頑張るアンディは、賢い女でもある。ピンチをなんとか切り抜けるだけでなく、魂を売ってしまうような愚かなことにはならない。
メリル・ストリープが大女優振りを発揮して、美しく横暴な編集長をゴージャスに演じた。彼女が演じたのは、敏腕編集長としてでなく、女としての弱さや、母としての優しい愚かさ(ハリー・ポッターの発売前の新刊を手に入れるとは、愚かなり!)も併せ持った立体的な女性なのだ。
アン・ハサウェイも、役の上でも、女優としても負けていないのがすごい。互角の勝負をしている。ダサいときもキュート。洗練されてもキュート。ネイルが恋したアンディは、一生懸命なキュートな女性なのだ。
対する男性陣もやや影が薄いがスタンリー・トゥッチ演じるナイジェルが魅力的。彼女のファッション・ディレクターとして、相談役として重要な役回りである。冷たいようでいて、温かい彼の励ましで一念発起するアンディなのだ。
エッセイスト、クリスチャンもセクシーな業界人で印象に残る。サイモン・ベイカーはヨン様風だった。
これでアンディが新しい一歩を進めたのだから、エミリーの応援をしたくなった。私もエミリーもアンディみたいな特別の才能なんかない。でも、頑張っているんだよね!
最後になったけれど、ファッションに関心のない私でもこんなに楽しめるファッション満載の映画。やっぱり私も女性だったんだ!って再認識。女性なら見たい映画です。この辺りはパトリシア・フィールドの力になるものだと思う。


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2 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2007-01-13 19:56:23
ももママさん、こんばんは♪
映画館でご覧になれてよかった~!
冒頭の出勤風景のテンポのよさはやっぱり劇場で見るとノリノリになりますよね。
アンディみたいに普通に見える子もファッション業界ではダサいのね。
あの世界でやっていくのは本当に大変。
ミランダやエミリーを尊敬しますわ。
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コメントありがとうございます (ももママ)
2007-01-16 13:28:17
一番近くていつも行くシネコンではもうやっていなくて、半分諦めていました。でも、やっぱり観たい映画ほど、映画館で観たい!・・・と思いなおし、小一時間掛けて行って参りました。
そして,
やっぱり映画は映画館で~と感じたのです。楽しかったです。
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