ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

ハート・ロッカー

2010-05-20 | 映画 は行
アカデミー賞複数ノミネート。作品賞・監督賞・脚本賞を受賞。女性監督による戦場を描いた映画として、興味津々でした。イラク戦争のアメリカ兵爆弾処理班の破天荒な姿に、引き込まれてしまいます。

2009年(上映2010年) アメリカ アクション、戦争
2010年5月13日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督 キャスリン・ブグロー
出演 ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアンジェラティ、レイフ・ファインズ(愛を読む人、ある公爵の生涯、ハリー・ポッターシリーズ、ナイロビの蜂ほか多数)、ガイ・ピアース(トゥー・ブラザーズほか)
(プレビューは覚え書きのため、出演作品などは私が観たものに限る)

2004年バクダッド。任務中に殉死者がでたため、新任のジェームス二等軍曹(ジェレミー・レナー)が新リーダーがやってきた。サンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵とのチームは、危険をはらむ任務に取り組む。ジェームズの無謀ともいえるやり方に戸惑う二人。しかし、次第にチームの結束は固くなっていく。しかし、ジェームズは繰り広げられる悲劇の繰り返しから、感情的な行動に走る。そして、その結果・・・。

ヒリヒリとした緊張感でいっぱいの一遍。麻薬のように危険な任務にハマっていく姿は、尋常じゃありません。でも、「ハート・ロッカー」は軍隊用語で「棺おけ」のことだそうですが、棺おけに片足を突っ込んだ状態での任務は、ジェレミーから普通の人間らしさを奪っていきます。そして、普通の生活のできない人になっていく悲劇。
女性が撮った事にこだわりたくないけど、こんな男っぽい世界を描ける女性もいるのですね。また、配役も知られていない俳優をメインに持ってきて、脇にガイ・ピーアスやレイフ・ファインズを持ってくるという裏技です。
異常な環境における人間の真実の姿が切なく、胸に迫ってきます。アカデミー賞にふさわしいと思いますが、こういう作品にオスカーを与えることによって、イラク戦争をハリウッドがどう捉えているか示したかったのかも・・・と、そんな思いもよぎりました。


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