牛込日乘

日々の雜記と備忘録

珈琲の季節

2007-09-20 23:59:47 | Weblog
 どうもここ何箇月か仕事の乗りが悪いというか、仕事は山ほどあるのに、つい毎日「今日やれることも明日にしよう」と嘯いてしまうというか、受け身の姿勢だったような気がしていて、ずっと(だらだらと)その理由を考えていた。それは歳のせいなのだろうかとか、抱えている仕事のスパンが長期にわたるものだからだろうかとか、単純に弛んでいるからだろうかとか、原因を(散発的に)探っていたのだが、今日ようやくその有力な仮説を思いついた。つまり、私は最近、以前に比べてコーヒーをあまり飲んでいないのである。

 現在の職場はどちらかというと個人主義的で、私の過去の経験に比べると、気軽に他部署の人と飲みに行ったり休日に同僚と遊びに行ったりということが比較的少ない。だから共通のコーヒーメーカーなども設置されておらず、入社したての頃は誰もコーヒーを入れたりしないので業を煮やし(飲みたい人は勝手に自分の分だけをいれて飲んでいた)、自腹でコーヒーメーカーを購入して豆を買うコーヒー会員を何人か募り、好きなだけ飲むことにした。

 ……のだが、一年半ほど前、どうも目が回ってフラフラするので過労かと思って病院へ行ってみたら「コーヒーの飲み過ぎで神経が昂ぶっている可能性がある」と言われ、それから職場では基本的に飲まないようにしていたのだ(朝は喫茶店で一杯、昼は店にあれば飲む)。まあ、私がコーヒーをいれるのをやめたら、「そう、じゃ私がやるよ」と言い出す人が誰もいなかったというのが、この会社の面白いところであります。

 今日の午後、現在進行中のプロジェクトのこれから半年間の仕事量を冷静にスケジュールに落とし込んでみたら、どうやらこの調子で取り組んでいても埒があかないことが判明した。状況を打破するには、意識的にドーパミンを発生させてハイになる状況を作り出さざるを得ない。つまり、乗りの悪さの原因は脳の内部にあったのだ――というわけで、明日からコーヒーメーカーを復活させることに決めた。

 とはいうものの、もうかなり使っていないので、あの安物のコーヒーメーカーが動くかどうかわからない。ずっとロッカーの上に放置してあるので埃だらけだし。まずこの関門を突破できるだけの根性があるかどうかが、このプロジェクト成就に向けた最大の課題といえよう。


They said:
There's too much caffeine
In your bloodstream
And a lack of real spice
In your life.
  ---- The Smiths "A Rush and a Push and the Land Is Ours (1987)

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