mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

佐藤健寿展

2024-08-22 | 美術館
大分市美術館で開催中の

佐藤健寿展へ行ってきました。



パンフレットより

このパンフレットを見ると、
どんなおどろおどろしい世界かと身構えてしまいます。

佐藤氏は「奇界」という言葉で表現しました。
(奇界は登録商標なんだそうです)

会場内は撮影できなかったのですが、

館内所々に、








こうした撮影スポットがありました。


会場ではタイトルごとに、
例えば「居住 生きた歴史」「廃墟 朽ちた未来」「自然と人類」というように順を追って見てきました。

とっても変わった居住区や、軍艦島の廃墟など、人が住んでいる場所、また廃墟になってしまったものなど、

でもいずれも人が作り、人がかかわってきた世界です。

「奇界」とだけでは表現できない「世界」がそこにはあります。

人の世界だと思えば納得もできます。



北朝鮮 マスゲーム


パンフレットの他に
奇界/世界 撮影地点マップと出品リストも、



折りたたんでしまって🙏


これまで世界120カ国以上を巡り収めた
200点あまりの作品を見ました。

九州初開催ということで、
大分で撮り下ろした作品もあります。

興味深かったのは、
パンフレットにもなっている、

何かが炎上する写真ですが、
これは2017年、宇佐で撮られた「御殿灯籠」が燃やされる姿です。

会場にはとても立派な「御殿灯籠」が飾られていました。

死者を弔う物です。


世界中にそれぞれ葬送の仕方や奇妙なお祭りなどがありますが、
大分もケベス祭りや、姫島のキツネ踊りなど
なんだか負けてないな??、と、
変な感想を持ちました。


🔹🔹


これは、
もちろん会場のものとは違いますが、




彩虹眷村も展示されていたので、


2017年12月27日撮影




どんなものか
僭越ながら私が見て来たものを載せます。


台湾の台中にある村で、
1960年ごろ建てられたものの、
取り壊しの計画が持ち上がり、

住んでいた黄永阜さんがそれならばと、
2008年から
こんなカラフルな絵を描き始めたそうです。






取り壊されることなく、
今では彩虹芸術公園として保存され、
多くの観光客が訪れています。

🔹🔹


会場の写真がないので、
お伝えするのが難しいのですが、

人ってどんなことでもするなー という驚きに満ちていますので、

ぜひ会場でご覧ください。

人気らしく、
暑いにもかかわらず、たくさんの方が来られていました。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ebiten)
2024-08-22 18:10:09
こんばんは🌆

興味深い展示を観て来られたんですね。
奇界な世界、怖い気もしますが、なんか惹かれ
ますね。観たいです♪

台湾の色鮮やかな世界も、以前から訪れてゆっくり
見たいと思っています。綺麗ですし
模様が面白いですね💖
千代恵さんは、訪れた事があるんですね💓
返信する
Unknown (mola_circus)
2024-08-23 08:34:41
ebitenさん

おはようございます。

ええ、とても興味深い写真展でした。
世の中には色んな場所があり、
色んな行事があります。

SNSでも驚かされる景色に出会うことが多くなりました
今までは知るよしもなかったことですのに、、

台湾へは娘と行きました。
孫も一緒で、いつものように娘について回るだけですが、この彩虹眷村にはびっくりでした。
どんな理由でこんなカラフルな村になったのかは、今回調べて知りました。
返信する
Unknown (thebeadsland)
2024-08-23 14:13:17
面白そうな展示!今度地図を見せてくださいな。
返信する
Unknown (mola_circus)
2024-08-23 23:28:47
thebeadsland さん

了解です。
世界には色んな事があるね。
返信する

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