mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

須田国太郎の芸術展

2024-02-02 | 美術館
大分市美術館で開催中の
「須田国太郎の芸術 三つのまなざし」展へ行ってきました。






名前も知らない画家でしたが、

昨日、2月1日は、
担当の学芸員さんの「ギャラリートーク」があるというので、

いつもの仲間と一緒に行きました。

須田国太郎(1891〜1961)

副題「生誕130年 没後60年を越えて」

三つのまなざしというのは、
「画家の歩み」「旅でのまなざし」「幽玄へのまなざし」と、
会場を構成し、須田氏の人となりを見せます。




1952年 油彩・画布
チラシに使われていた「鵜」という作品です。



学芸員のお話を聞く前に、一通り会場の絵は見て回ったのですが、暗い絵が多いとの印象でした。

須田国太郎は、画家としてのレビューは遅くて、
初個展は41歳の時だそうです。

大学で美学・美術史を学び、
28歳の時にスペインへ行き、西洋絵画の理論を探究した学者としての顔も持ちます。

また、幼少の頃から親しんだという、能・狂言の世界の作品も展示されています。





写真が良くないですか、

能・狂言の作品から「野宮」を


また、


この作品、
遺跡(サグント劇場跡)は、

未完成のままロールキャンバスの状態で、
自宅に保管されていた物を、

2023年3月に修復を終えて、

本展で初公開となりました。


手前を暗く、奥を明るくする手法が
須田絵画の特徴だそうですが、

全体としてのトーンはどれもやはり暗いと感じました。




最後に、

油彩とは異質な、

墨で描かれた作品を紹介します。




老松  1951年





戦後に試みるようになったという水墨画の
代表的な作品の一つ、




一気に書きあげたという力強い作品です。



そうそう、
会場で一番ホッとした空間、






作者が集めていたという
グリコのおまけのコーナーです。
こういう物が4個、

可愛いおまけがたくさんですが、
❤️と一緒に飾られていて、楽しみました。

絵画の印象と異なる、
画家の一面を垣間見たようでした。



雨上がりの曇天の日でしたが、








美術館はいつ行っても楽しいです。

でも今度は晴れた日にまた!






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