娘が転んで泣いたとき、
どうして私は最後まで優しくできないのだろ。
最初は、「びっくりしたね、転んじゃったね」
とか、「お家帰ったらお薬ぬろ」とか
はたいたりと、いろいろしているのだが、
泣きが収まるどころか、更にギャーギャー騒ぎ出すと、
もう、なんか無理。なんだこいつってなる。
私そっくりよ、おそらく。
痛いとか、眠いとか、空腹とか、不快を感じると、
まず怒りが先にきて、騒ぎ出すの。
どうしようもなく私に似てて、こんな自分を
どうにか受け容れてみようとしたり、
直そうと思ったり、向きっても向き合っても
むかつくばかりで今に至るのだが、
ああぁ、こんな幼少から・・思えば赤ちゃんのとき
からそうだったなぁ・・てことは
生まれつきかぁ、そういう素性かぁ、
そういうプログラミングか、そういう設計かぁ
だとしたら、成果物はやっぱり私かあ
何も面白いことはないなぁ。
という流れ。
本当は、張り切り過ぎた娘を褒めたかったんだ。
嬉しかったんだ。そんなことめったにないから。
公園に向かって娘ひとりで走り出すなんて
なかったから嬉しさを娘に伝えたかったのに
こんなことになってしまった。
いつも暇なくせして、こんなチャンスが起きたときは
パニックになって冷静に対処できない・・・。
でも心は前向きに。どんなときも「笑い顔」をデフォルトに
できるようがんばろ!!