中国のことわざ-208 先鞭というコトバ
「先鞭」は広辞苑によれば、「他人より先に着手すること。道をつけること。さきがけ」とある。「先鞭をつける」という具合に使う。
「常恐祖生先吾著鞭」
“劉こん”の語った「祖生のわれに先んじて鞭を著けんことを恐る」というコトバに基づいている。祖生は祖逖のこと。
“劉こん”は東晋時代の人で、祖逖(そてき)と名声において肩を並べる存在でライバル同士であった。“劉こん”は友人の祖逖が自分より先に馬に鞭打って走らせ名をあげるのではないかと、そればかりを心配した故事から“先鞭”というコトバは生まれた。「先鞭をつける」という具合に使う・
出典:広辞苑、「十八史略 Ⅲ 梟雄の系譜 :徳間書店、奥平卓、和田武司訳、1987年7月七刷」
「先鞭」は広辞苑によれば、「他人より先に着手すること。道をつけること。さきがけ」とある。「先鞭をつける」という具合に使う。
「常恐祖生先吾著鞭」
“劉こん”の語った「祖生のわれに先んじて鞭を著けんことを恐る」というコトバに基づいている。祖生は祖逖のこと。
“劉こん”は東晋時代の人で、祖逖(そてき)と名声において肩を並べる存在でライバル同士であった。“劉こん”は友人の祖逖が自分より先に馬に鞭打って走らせ名をあげるのではないかと、そればかりを心配した故事から“先鞭”というコトバは生まれた。「先鞭をつける」という具合に使う・
出典:広辞苑、「十八史略 Ⅲ 梟雄の系譜 :徳間書店、奥平卓、和田武司訳、1987年7月七刷」