はなしのひろば

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仰げば尊しはアメリカの歌

2020年02月08日 14時00分09秒 | Weblog
卒業式にうたわれる定番である仰げば尊し。文部省唱歌。古くから唄われているものだからてっきり日本の歌。そうではなかったのだ。2011年1月に一橋大学名誉教授の桜井雅人が、「Song for the Close of School」という楽曲が、1871年に米国で出版された楽譜に収録されていることを突き止めた。全く同じ旋律。歌詞は神の御名が入り学友校舎との別れを歌っている。その旋律やフェルマータの位置は「仰げば尊し」と同一であるなど、この楽曲こそが原曲であると推測されたという。

 明治以降学校教科書に載った文部省唱歌は作詞者作曲者を敢えて伏せてある。当時日本には作曲する人がいなかったことから外国の曲を使ったりした例がありこの曲もそうであろうことは十分推測できる。

卒業式に厳粛な気持ちでこの歌を歌った思い出は多くの人の記憶に残っている。百年以上対米戦争のさなかも歌われた、これがよもや、当時敵国の歌であろうなど知る由もなかったであろう。

愚かな戦争は如何に理不尽や無謀を孕んで行われたものであるかを後世の人は知ることになるのである。





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