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はなしのひろば
興味のある話題、健康、積極的に投稿します。
栞写真から蘇る鮮烈な記憶
2024年10月14日 13時16分31秒
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学校時代、なぜあんなにも鮮烈で憧れにも似た記憶を刻んでいた断片があの栞写真にあるのだろう。思春期ゆえなのだろうか。大学を目指していた、最高学府を目指していた上京してだ、当時の栞に写真入りのきれいな時計台校舎で白雲なびく駿河台とあった、希望の大学ではないかこれが自分のイメージしていた大学で名はどうあれ憧れであったのだろう。実際は違う大学に入ったという現実がある。(その時計台はどこのものかわからない)
当時は、まだ見ぬ未来、憧れと夢と、その栞に投影してみていた若い自分がいた。
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意外に知らないふるさと
2024年10月06日 20時57分52秒
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図書館でふと目にしたふるさと地元の歴史を扱った文庫本を借りてみた。意外にも、知らなかったことが、こんなにも有名なのに...
早速、長船刀剣博物館へ、フランスからの観光客が多いと聞く。しっかりお金をかけて作ってある施設だ。付属の刀剣作成の作業場施設もしっかりしていて職人の作業をリアルに見学できる。実にたくさんの作業・職人の手がかかるのだ。
この付近は歴史の宝庫。黒田官兵衛のふるさと城下町跡の備前福岡にも行ってみた。息子の黒田長政が北九州に福岡と命名したのもここからだそうな。権力者の手にかかればだ。
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最善を望むことがかえって
2024年06月30日 12時27分37秒
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利益の局限化であればそれは資本主義の基本でもあろう。希望の持ち方も最善を求めるならば失望の度合いも高まることになる。人間そもそも完全なものでないように、いつもなにがしかの傷を抱え、ミスもしょっちゅう犯す、そうしたブレを排除すべき無様なものとせずそれに片目をつぶる、そうしたところからュ-モアを孕んだ余白が生まれると。
何か、響くところがある。よく想像力を働かせ、周りを見渡す余裕が欲しいものである。
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幼い思い出を抱いて
2024年05月05日 18時23分17秒
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GW期間中でもある、ふと幼いころ母のお里に続く道、連れられて通った道を通りかかる。あの時見た神社の石垣は今はどうなっているのか。どうしてもと立ち寄ってみたくて。昔と何一つ変わらないたたずまい。
私の記憶に残るあの風景なのだ。長く生きてふと呼びかけてくる遠い思い出。故郷にあって今も幼い思い出を抱いて生きている自分がいる。
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雨に命名して
2024年03月17日 15時04分15秒
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上白石萌音さんの随筆、うっとうしいのが雨というのが普通のところ、笑っちゃうような雨とか心ばかりの雨とか命名するのだとか。
女優、感性で演じる人、一日の情景がぐっと豊かに賑やかになるに違いありません。
ドラマで拝見した程度ですが、才能が広がっていかれますね。
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感情のおもむくままでは
2024年01月28日 18時40分15秒
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人がなす経験は反復されることでその人の内に浸み込み、一つの能力として定着してゆくという。そして人の感情もまた何度も経験され教育され訓練されなければ身につくものではないと。
例えば愛、恩、義理も自然と身につくものではないと。感情も一つの達成。おのれを持するというのがその本来の形だとある哲学者は言う。
しかし、その感情たるや抑制なしに吐き出されるものになっていないかと問う。
抑制のきかない感情もままあること、哲学者の言う感情の範囲を超えて、一人歩き、時には暴走もしはすまいか。
哲学者の言う感情は倫理学的に語ってのものなのかもしれない。
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やり残しのある人生こそ素晴らしいと
2023年11月25日 13時52分32秒
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きれいにやりきるなど、残りを使い切るなどと思うと大事なものを見失うという。人生は必ず途中で終わる。ただ、やっておきたいと思うことにはいそしむべきである。それこそが生き甲斐にもなるからである。
自分は何を成し遂げ、また、成し遂げんとしてやり残すのであろうか。
生きているのであるから、ぴたりと収支が合わなくても、何らかの種がきっとあるという。
そう思い言い聞かせ、日々生き抜いていくのであろうか。
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優等生ばかりを集めても良い酒にならない
2023年10月21日 13時34分57秒
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ブレンドウイスキ-はいろんな原酒を混ぜて作る。その時に欠点のない原酒ばかり集めて作っても線の細いものにしかならないという。そこに敢えて異質な酒を加えるとぐっと風味が奥深いものになると。
人とても、優等生ばかり集めてもということなのだろうか。プロの仕事いわゆる職業としての仕事とても、そこに、アマチュア精神を盛り込んではどうだろうか。素人としての発想からくる違和感。その感覚を無視するのではなく持ち続けることで仕事としての深みに至ることができはしまいか。
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名と実の追いかけごっこ
2023年10月09日 13時24分09秒
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名と実(体)との絶え間ない追いかけごっこが「生きている」ということなのだとある作家は言う。名があるが実体のないものがある。が、それが一つになる瞬間があるという。
ある孤児院を舞台に狂乱した米兵が施設の子らに銃を向けた。彼らの「父親」であるカナダ人修道士がすかさず前に立ちふさがった。名だけであった「キリストの愛」に実体が与えられた瞬間だったという逸話である。
哲学の世界カントは存在(Sein)と当為(Sollen)との対決で学を深めていったという。それは道徳を説く場合基本になる考えではないかと思う。現実は現実であるが、名ばかりに堕しないよう怠り諫めるべしということだろうか。
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その日の天使が付いている
2023年09月17日 19時24分56秒
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コロナパンデミック解除されたとはいえ、巣ごもりの日々が続いた影響がすぐに消え去るものでもなかろう。なかなか、意識して人との出会いを避けてきたからである。それでも、一人の人間の一日には必ず一人、「その日の天使」がついているという。
信仰心でもない。ひどく落ち込んだとき知人からの電話がかかってきて救われた気になるとか、ふと開いた画集の中の一枚の絵に震えるとか。やってくるのが幼児でも酔っ払いでも、それがその日の天使なのだという。彼らが神の使いとして日に一度誰にでも訪れるのだと思えばよいという。
毎日、小さな発見、感じる新しい感覚など、それを小さなその日の天使と思い暮らす日々はひらけてくるものになるに違いない。
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徳は弧ならず、必ず隣あり
2023年07月17日 19時53分09秒
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孔子の言葉(論語)、漢文の意味は誠実な生き方というのは他人の思惑など顧みることなくひたすら孤独のうちで磨かれるものだと。だが、必ずや他人の心に響くという。
真理であろう、核心をついているだろう。
強くなれるにはただ密集して団子になれば強くなれないのと同じ。個々が強くなれれば全体がつよくなれる。
弧になりきり、強く、誠実に、哲学する。そうありたいものだ。
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欠点を理解しない愛は底が浅い
2023年06月11日 18時59分59秒
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愛国心をいうとき、国の贔屓(ひいき)や自慢だけではない、国、をよくする批判の目をもてというのだ。ただ残念ながら常に政府の行為により戦争が起こされてきたというのが歴史の現実である。日本国憲法前文にそう書いてある。
国、政府は権力を盾にする、道理や条理だけで動くのではない。そこは、国民主権の憲法である。国民の投票行動が権力の源泉であることを忘れてはならない。反日などと安易に非難するのは底が浅い考えになることに気づかねばなるまい。
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シンプルさが生み出すもの
2023年04月30日 18時25分24秒
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英会話の先生に、学生の頃、シンプルに.....むつかしく考えないようにと言われたことがあった。シンプルさに実は力強さが込められている。
絵本作家の言葉「絵本は形式が単純であっても内容までも単純なわけではない」、削り切り捨ててシンプルであるのと凝縮してシンプルであるのとは同じでない。絵本は絵と言葉という始原の媒体によるストレ-トな表現がその力強さの源なのだという。
考えさせる言葉である。筆者、人生だいぶ生きてきて成熟したいとは思うものの、
成熟度を測るのがシンプルさというのなら、すべからくシンプルを志したいものである。
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ひとは建築することによって大工となり
2023年03月11日 14時21分30秒
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アリストテレスは「ひとは建築することによって大工となり、琴を弾ずることによって琴弾となる。」と言う(二コマコス倫理学)。考えさせる言葉である。人の有り様はそのひとの行為によって規定されるというか、行為そのものによってその行為のままの人になるという意か。
人は正しいことをするなかで正しい人になり、節度あることをする中で節度ある人に、勇敢な行為をする中で勇敢な人になると。
人となり、というときの、なり、も持って生まれたものではなくある行為の形(なり)を繰り返しなぞる中で人がなりゆくものということなのか。その習いを怠ればすぐに崩れてしまう。人の自己責任を言ったものであろう。
人は変えられない、とは真理を射た言葉だと思っていた。ただ、その人も胡坐をあいていると自ら崩れていくものなのかとは。
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定義の枠をはみ出るときにこそ
2023年02月12日 16時26分53秒
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なかなか学者になったというわけにはいかない。世の、えらいと思う人こそ(勝手にそう思う人のこと)自分の都合に合わない事象があったら、無視したり抑え込もうとしたりで、始末に負えないとはこのこと。
なかなか、親身になって困った人の相談に乗ることはできそうでできないものだ。通り一遍の解決策を教えて事足りとしたりで。
自分はそのようにはならないと思いたい。定義に合わない部分の解決策を発見したいと、そこに労を惜しまないと。そのようになりたいと思う。
世の先生方、そこまでできる人は意外と少ないものだと思う。(学者は自己の仮設の反例の出現を歓迎するという。そうであってこそ学問は発展する。)
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