出生の倫理的価値

代理出産がかつてはインドで横行していたが、規制がかかり、今はタイで。出生したが双生児で一方がダウン症だったのでその乳幼児は依頼した夫婦は引き取りを拒んだという。これは倫理にも反する。
　出生する行為とは、人が人生の伴侶を求める努力を重ね、そして伴侶を得て子孫を残す行為は極めて人間的行為である。
ところで、代理出産で、多くは貧しい女性が引き受けて、出生する行為はどうだろうか。人間の欲望のみが支配する行為が重なって見えてくる。生命科学の発達も、遺伝子組み換え技術、クロ－ン技術、万能細胞と倫理的妥当性を考える必要性に迫られている。

「スーパームーン」に思いをよせて

「スーパームーン」2014年最大の満月は8月11日午前3時すぎ。月と地球が最接近してもっと明るくもっと大きく見えるのでこう呼ぶのだろう。この明るさで銀の光シャワ－を浴びれば、どんな悩みも病も飛んでゆくのではと思う。昔の人がム－ンライトに不老不死の霊力を認めたのもわかる気がする。しばし、筆者もこの光に身をまかせ風雅の世界に浸ったことでした。