とうとう日本にまで影響が

アメリカ、サブプライム危機に発する、金融危機の影響が日本にまで及んでいる。
株価がバブル崩壊時の最安値まで暴落した。それも、急激な円高が原因である。各国通貨は下落しているにもかかわらず、比較的安定の円に買いが集中してとばっちりを受けたかたちだ。金融立国の先進諸国の破綻が製造業立国の日本にもここまで影響している。誰かがアメリカ経済を博打(ばくち)経済といった、製造業の日本国を一緒にしてもらったら困ります。

ノ－ベル賞受賞者が１人減りました

南部 陽一郎氏はアメリカ国籍で、研究成果はアメリカにあったということで、日本人の受賞者が１人減りましたね。日本では国籍は血統主義で、民族が基本になっていますから、もともとは、税金徴収の基礎である戸籍が基礎にあった。二重国籍は認められていない。かの、アインシュタインはドイツ・スイスの国籍だったとか。

大和生命も破綻

日本の生命保険が７年ぶりに破綻、それも、サブプライムの影響だった。日本バブル崩壊以来、生命保険会社は株式の運用を減らしてきたのに、営業力がよわいので、ハイリスク・ハイりタ－ンに手を出したのだろう。
保護機構は業界でお金を出し合って設立しているので、貯蓄物を除いて、保障は確保されます。

アリコも売りに出されて

世界のＡＩＧはトリプルＡで最高峰のアリコといわれていた。それが、サブプライムロ－ンの破綻から、とうとう身売りすることになった。生命保険事業は長期の安定資金を必要とするので、どうしても強固な財務基盤がないとやれない、他に転売すればそうしたリスクを避けることができるし、手っ取り早く売買代金が手に入るからだ。ＡＩＧは本来の家業である損害保険は残すとしている。ＡＩＵ、アメリカンホ－ム、の日本法人はそのまま残る。