はなしのひろば

興味のある話題、健康、積極的に投稿します。

空白の20年に生まれた成人たち

2014年01月12日 19時47分41秒 | Weblog
ちょうど20年まえ、日本経済がデフレへ突入したころに今日の成人たちは生まれた。経済が縮小し、リストラの嵐の吹き荒れ、若者の雇用が過酷な状況に置かれ続けてきたのである。その、若者たちの意識ははからずも、すさんだ環境の悪影響にさらされ、荒んだものであっただろうか。いや、そうではなかったのである。街角の若者へのインタビュ-がなされていたがしっかりとした意見が述べられていた。苛酷な環境に育ったからこそ、よく自分で考え、自立しなければという意識がはぐくまれたものと思われる。戦争についても、敗戦国である日本がせめて戦争の悲惨さ愚かしさを語れる国でなければ・・という若い女性の声があった。ちゃんと、若者は育っている。ほっとした瞬間であった。
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世界をおどろかせた日本の工芸、NHK正月番「皇室の宝」

2014年01月02日 20時19分04秒 | Weblog
再現不可能と言われる独特の黒色を出した「七宝焼」、衝撃的なまでの超細密「彫金」、微妙な色を混ぜ糸で織り上げた豪華絢爛「西陣織」明治から昭和にかけて皇室に集められた名品である。日本古来の美術品を使って開国間もない明治時代に諸外国の干渉を退けつつ、急速に近代化を推し進めるには、日本は工業も未成熟で、まだ体力が足りなかった事情があった。そこにはパリ万博で特別賞を獲得しそこから美術品を輸出し、大量に外貨を獲得しようという国家プロジェクトがあったのだ。その美術品に世界は実に虜になった。競って購入した。それは現代において見ても息を呑むすばらしさである。しかしその後日本が成長し、西洋文化が入り込むにつれ、美術品とそれを作り上げた匠たちの技や思いは亡くなったり薄れていった。
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