はなしのひろば

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名と実の追いかけごっこ

2023年10月09日 13時24分09秒 | Weblog


名と実(体)との絶え間ない追いかけごっこが「生きている」ということなのだとある作家は言う。名があるが実体のないものがある。が、それが一つになる瞬間があるという。
 ある孤児院を舞台に狂乱した米兵が施設の子らに銃を向けた。彼らの「父親」であるカナダ人修道士がすかさず前に立ちふさがった。名だけであった「キリストの愛」に実体が与えられた瞬間だったという逸話である。

  哲学の世界カントは存在(Sein)と当為(Sollen)との対決で学を深めていったという。それは道徳を説く場合基本になる考えではないかと思う。現実は現実であるが、名ばかりに堕しないよう怠り諫めるべしということだろうか。


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