はなしのひろば

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「里の秋」は戦地への想い

2019年11月16日 17時04分18秒 | Weblog
秋を代表する童謡「里の秋」だけれど、太平洋戦争の頃作詞され「星月夜」と題され南洋の島で戦う兵士を想うふるさとの家族の情景が描かれていた。しかし、これでは戦意を高揚させないことになりかねないと作曲家海沼実は曲を出さなかった。
 
 終戦となり、今度は帰還兵を迎える歌として三番が書かれ急遽発表となり大反響となった。父や夫、恋人の帰りを今か今かと待ちわびた人々の心を捉えたのであった。

しかしこの三番はなくてもよかったと作詞家斎藤信夫は述べている。なぜなら、戦地で戦う大切な人の無事を祈るそんな世の中が再び来ないことを願ったのだ。

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自己に反して生きるとは

2019年11月07日 18時58分21秒 | Weblog
釈迦のおしえにも生きる苦しみとある。世の哲学者も「自己に反してということが、生きることそのものとしての生には印されている」述べる(エマニュエル・レヴィナス)。
 生きるからこそ悩みも苦しみもある。生きていれば病を得ることもある。もちろんその反面生きる喜びだってある。
人は誰も一人死を迎える。それは避けられないという真実だ。
これも、生に含まれると考えるならば、生は降りかかるもの、否応なしに被るものとなる。しかし、人は生を担い、これを切り開いていく、今もそして明日も。
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