再現不可能と言われる独特の黒色を出した「七宝焼」、衝撃的なまでの超細密「彫金」、微妙な色を混ぜ糸で織り上げた豪華絢爛「西陣織」明治から昭和にかけて皇室に集められた名品である。日本古来の美術品を使って開国間もない明治時代に諸外国の干渉を退けつつ、急速に近代化を推し進めるには、日本は工業も未成熟で、まだ体力が足りなかった事情があった。そこにはパリ万博で特別賞を獲得しそこから美術品を輸出し、大量に外貨を獲得しようという国家プロジェクトがあったのだ。その美術品に世界は実に虜になった。競って購入した。それは現代において見ても息を呑むすばらしさである。しかしその後日本が成長し、西洋文化が入り込むにつれ、美術品とそれを作り上げた匠たちの技や思いは亡くなったり薄れていった。
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