食い物にされる生活保護行政

　貧困ビジネスは止まるところを知らない。

　最近，ようやく報道されるようになって，その実態が明らかになってきたが，今までは，これが水面下にあって，当の本人と，悪い奴と，行政の担当者しか知らず，甘い汁が吸われていた。

 

　さすがに，こういう場合には，報道の力を知ることになるけれども，報道の関心を引かなければ，結局はいつまでも食い物が続くことになってしまっていた。

 

　公務員が公金を食い物にする話はしばしば報道されるが，多分，実際には，それ以上に，公金が，悪い奴に食い物にされている。特に，弱い者のために支給される金は，そうなりやすいように思える。これといって，実証があるわけではないのだが・・・・

 

　生活保護は，生きていく上での最後の砦だが，一旦生活保護に落ち込むと，そこから脱却するのはなかなか難しいという。人間の弱さが出るところだろう。働かなくても，何とか食っていけるというのは，一部の人間を堕落させる。そこに，さらに食いつく連中がやってきて，がんじがらめになってしまう。

 

　それを断ち切るのは，本来は，公務員の仕事だと思うのだが，なかなかそれが難しい。彼らのしがらみの中に絡め取られてしまっている。

 

　やはり，最後まで，気まぐれなマスコミに頼るしかないのだろうか・・・