前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県議会での原発議論

2010年02月25日 | Weblog
 昨日は福井県議会で代表質問がおこなわれた。
原子力問題で、自民党 山本議員は、
●40年越運転継続認めたことは評価できる的確な判断
●もんじゅ 再開については12月議会でも議論されており、知事の判断。いつまでに。県民理解どうするか。
●プルサーマル 10年以上遅れている。

     など県内の原発課題を質問した。

西川知事は、

●40年越運転。立地地域の振興、3年間の保安活動の確認、を経済産業大臣に求めた。交付金なども約束した。運転継続を了承した。


●もんじゅ。保安院の審査を安全委員会も了承。耐震安全性について、国や関係者の説明を県の委員会でも求める。慎重に判断する。
県民の納得が大事。国に求めていく。

●プルサーマル。県の判断に変更ない。慎重にすすめる。

   などと答弁した。


   原子力問題での重大課題について、自民党などの後押しをうけながら「慎重に」、実は「着実に」推進する知事の姿だ。
以前、当時の県議会自民党の幹部は私との立ち話でこう言った。「栗田はなかなか固かったが、西川はやわらかい」。
「洞察力の鋭い」百戦錬磨の自民党幹部の言葉だけに、「自民党は西川知事をそのように評価しているのか」と思ったものだ。

かつて、栗田知事時代には、阪神大震災をうけて、県がイニシアチブを発揮して地震と原発問題での県民説明会を開催した。

    この間、日本共産党や市民団体のみなさんが再度の開催を求めているのに、西川県政は拒否しつづけている。
柏崎刈羽原発が地震で被災するという、現実問題がおこったというのにである。
このような、県民の不安・疑問に向き合わない原発推進県政は転換しなくてはならない。それを後押しする、あるいは、唯々諾々と従う県議会議員の罪も重い。