つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

上海にて-選挙の結果から

2012-12-20 02:31:36 | 日記
上海へやって来たのは、選挙結果の載った新聞片手の17日。
予想通りor予想以上の自民党の圧勝&維新の躍進ぶりに、驚きあきれながらだった。
こちらでは、中国の指導部も交代したばかりだし、大統領選を控えた韓国(こちらは予想がつかなかった)からの研究者も交えて、「東アジアの国際関係は、これからどうなるのか」と、みなで気をもんだ。
こちらの日本研究の専門家に、「あなたも維新の会に投票したのか」と聞かれて、「とんでもない」と答えたが、そんなに人気に見えるのだろうか。
「人民網」のサイトには、「日中の新政権は、「強硬路線の対峙」か、「対話路線」か」という論評が載っていた(12月19日)http://bbs1.people.com.cn/post/32/2/2/125414875.html
曰く、日本の民衆は、民主党政権の中国に対する強硬路線に「ノー」を突きつけたのだ。自民党内の強硬路線に対して、中国は憂慮している。が、次期首相の安部氏は、前回小泉政権の後を受けて首相になった時は、就任後すぐに中国に関係改善のための「氷を破る旅」に来たし、父の安部晋太郎氏は日中平和友好条約締結時の官房長官として締結に尽力し、また対中ODAにも積極的だった。次期安部政権は、経済を重視すると言うが、日中関係は経済的にも重要である、云々。
明らかに、新政権になっての関係改善が期待されている。
安部氏個人は、右向きの対中強硬派なのだろうが、前回に続いて、前政権があまりに日中関係を悪化させたので、改善の役回りを演じることに、今回もなるのだろうか。

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