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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

はじめての文字並べ

2013年02月14日 21時48分03秒 | みゆみゆとの生活
ひらがなさいころ積木を、朝さわっていた、そうちゃん。
気づいたら、写真のように並べていました。
中心部の2列。

「がっこう」
が、そうちゃんにはこんなふうに見えてるのかな。
雰囲気は、ある。

文字よりも先に覚えなきゃいけないこともたくさんあるそうちゃんだけど、
字に興味を示してくれることは、やっぱり親として嬉しい。

朝から、じんわり感動した、母なのでした。

二分の一成人式

2013年02月13日 20時41分11秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆは小学校4年生。
もうすぐ10歳です。

いまどきの10歳は、学校で「二分の一成人式」というのをやるのが流行りらしい。
みゆみゆの、今度の授業参観でも、そんなテーマらしく。

昨日「卵子と精子の写真が欲しいからインターネットでダウンロードしてほしい。」と言ってきたのに、
今日になったら、「違った。お母さん。私が生まれたころの写真、持っていくからちょうだい。」だって。

…おーい、どんな聞き間違いしてきた

人の誕生、とか、将来の夢、とか。
なかなか興味深い学習をしてきているみたいです。

で、今日はみゆみゆのご要望通り、「赤ちゃんの頃の写真」を探してみた。
やっぱり第1子。
たくさん写真がある。
そしてたくさんの人に、お祝いしてもらってる。
愛をいっぱい受けて、この世にやってきたんだなー、幸せなみゆみゆさん。
また、思いがけず、10年若い友人・親戚の写真を目にして、懐かしく思いました。

しかし、10年なんてあっという間、と人は言うけど。
夫と顔を合わせ…
長かったね としみじみ。

いろんなことが、ありすぎました。この10年。
繊細すぎて(自分で言うな!)過去を振り返って浸ることはあえて避けるタイプの私ですが、単純に、長かった、と思う。
それは、充実してた、とも言えるし、苦しかった、とも言える。
たぶん、幼児期の次に、よく泣いた10年だったな、私。
その分喜びも大きかったし、たくさんの人の優しさに気付けたのではないかと。
そう思って、次の10年も頑張ろうっと。
あと10年で、みゆみゆはほんとに20歳になるのか。
考えられん…。
その頃そうちゃんは…
考えない、考えない

おぼろげながら、先の希望は持ちつつ。
今日と明日を精一杯生きるのだ
(疲れ気味頭のカラ元気でした;)

発見

2013年02月11日 20時35分56秒 | みゆみゆとの生活
これなーんだ。

みゆみゆと、歯医者さんまでお散歩中。
「見つけた」ゲームをしていて。

「鳥の声がする」
「あの木、面白い!」
と、自然を愛でる私を横目に、冷めてるみゆみゆが。
「ふーん」と興味なさそう。

その時、
「あ!みてみて!何あれ 

みゆみゆが指さしたところには…

土にフォークが刺さってる
まっすぐ90度に。

なぜに?

刺した人の意図がまずわからんが、
それを見つけたみゆみゆも、みゆみゆだ。
なんかテレパシーでも働いたか?? 我らがみゆみゆ。

休息

2013年02月11日 20時09分23秒 | みゆみゆとの生活
今日は、月一回の、そうちゃんが一日いない日。
日・祝日もやってくれる、児童デイサービスで、一日遊んできてくれます。

で、残りの私と夫と娘。
普段、みゆみゆのために時間を取るのが難しいので、今日は極力みゆみゆに合わせて過ごすことに。

朝起きて、ゆっくり朝ごはん食べて、歯医者さん連れて行って。
お昼はゆっくりと外食。
この、ゆっくり、がミソです。
そうちゃんがいる食卓は、いつもいつもせわしないですから。

午後は、初のバッティングとダーツ(!)をやって。
帰宅後、ひたすら読書。

うちで一番明るい、2階の部屋で。
ゴロゴロしながら、3人で読書しました。
みゆみゆ最近のお気に入り、「ユリシーズ・ムーア」シリーズ。
なぞ解きの、冒険ファンタジーです。
小学校高学年向きなのですが、大人が読んでも、そこそこ面白い。

みゆみゆが何度も「読んでみやぁ」と言うので、話について行くべく、夫婦で読みはじめました。
みゆみゆは、今日は3巻からはじめて、あっという間に、夕方にはもう5巻を読んでいました。
1巻の最後で寝てしまった私と、2巻の途中で寝た夫。
ま、それぞれに、しっかり休息、できました。

夕方にはそうちゃんが大声出しながら帰ってきて。
怒涛のごとく、晩ご飯。
そして、お約束のように、みゆみゆの「ユリシーズ クイズ」がはじまり、夫婦で答えるのでした。

さて。
また一週間はじまる。
ユリシーズ、全部読めるかな…

ほいくえんいきたい

2013年02月10日 20時38分49秒 | みゆみゆとの生活
お風呂で急に、
「ほいくえん いきたい!」が始まったそうちゃん。
随分久しぶりです。

言いながら、段々と思い出してきたらしく、
「ゆうぎしつで びでおみたい!」
「うさぎのへや いきたい!」
など具体的に言い出した。
うさぎ組の部屋…
年長児だったそうちゃん、うさぎ組(乳児組)の部屋で一緒にビデオを見せてもらっていたのだった。
懐かしい。
みんな優しかったなー。

そうちゃんに、保育園は何先生だった?と聞くと、
結構な長考してから、担任と加配の先生二人の名前を思い出した。
すごい、そうちゃん。

最終的には、なぜか
「ジャングルたいていとダンボみたーい」
のエンドレスになっている。
もう、30分くらいずっと言ってます。
時々、
「ダンボ ほいくえんでせんせいに おねがいしようね?」が入る。

あー、今日はなかなか寝そうにもないな…。

クルクルまわる

2013年02月10日 09時41分44秒 | みゆみゆとの生活
今朝はそうちゃんがクルクルまわっていた。
気持ちよさそうに、宙を見て。

ああ、調子が悪いんだな、と思う。

どれだけ回転しても目が回らないそうちゃん。
回ったり身体を揺すったりする行動を、常動行動と言います。
バレリーナが鍛えて目が回らなくなったのとは違い、そうちゃんの場合はまだ未熟で目が回らないのです。
気持ちが不安定だったり、やることがなかったり、身体が止まらない時、そうちゃんはわざと感覚を刺激(自己刺激)して、その世界に浸ります。
軽く目が回り、頭の中がフワフワする感覚で、遊んでいるのだと思います。

無理にやめさせる必要は全然ないので、見守るだけですが。

よう目が回らんなーと感心する一方で、
ああ調子悪いんだな、と。
今日一日をちょっぴり悲観するのでした。

仕事も一生懸命

2013年02月09日 22時21分44秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆが頂いた、手作りスイーツフェイクのメモばさみです。
かわいい。
細工が細かくて、感動!です。
そうちゃんは、お約束のようにペロリとなめましたが、おいしくなかったのか、それきり興味を示しませんでした。

メモばさみの隣にあるかばんは、東急ハンズで見つけた生地で作ったお気に入り。
ま、縫い目は写真には写らないからいっか、と;

手作りのモノに囲まれるって、幸せなことだなぁと思う。
なかなか今は、それに浸る暇がないけど。

それにしても、今週は、仕事が忙しい。
先週の土曜は午前出勤、今日も一日出勤です。
週半ばには、急な残業でいろんな方にご迷惑かけたりもし。

責任持って、一生懸命お仕事したいけど、どうしても家庭にしわ寄せがくる。
疲れていて時間がないと、イライラもする。
ごめんよ、家族。

ここから年度末、さらに精神的にきつくなります。多分。
ちょい昔なら、こういうとき
「気合い入れるぞー!」だったけど。
今は、
「つぶれない。」が目標。いつも。
家でも仕事でも。
自分の限界を知って、そことの距離を測りつつ。
そろそろと擦り足で乗り切ろう。

なーんて言いながら、やっぱり時々ダッシュしたりけんか吹っかけたりしちゃうのよね。で、体力気力を消耗するという…。

はぁ、ともかく今週は。
ない頭をフルに使っていろんなとこを駆け回ったので、かなり消耗が激しい。
明日あさってで、回復するよう努めます。

朝ぽっかり10分

2013年02月06日 07時57分41秒 | みゆみゆとの生活
今日人間ドッグの夫が、朝そうちゃんを学校に送ってくれたので、ぽっかりあいた、10分です。
いいなーこの時間。

朝って、ほんとに大変
…なのは、どこのおうちも同じだとは思うけど。
みゆみゆは時間かかるし、そうちゃんは動きを制止しながら支度させなきゃいけないし。
このペース差がねぇ、我が家の場合、ストレスなのよ

結局朝から怒鳴ってしまう私。
朝は怒鳴りたくないんだけどなー。
かといってどうすればいいのかなー。
何年もずっとこれは考えてる気がする;

最近親子で読みだした本があります。
「イラスト版 子どもの認知行動療法シリーズ」(明石書店)という本。
2巻「だいじょうぶ 自分でできる 怒りの消去法ワークブック」を名駅の本屋で買って、読みました。
子供向けのワークブック形式で、なかなかよいです。
たぶんADHDの子向けな感じだけど、
どんな子にも、どんな親にも、おススメ

子育てにイライラしてるお母さん。
親に対して何を言われても反感を持ってしまう思春期入口の子どもたち。

「怒り」に水をかける方法(言葉)を考えてみよう。
「今度またチャンスがあるさ」とか。
「一息深呼吸してお茶でも飲もう」とか。
水をかける言葉は、自分で思いつかなきゃ意味がない。
お母さんやお父さんに言われると、余計に腹が立つばかりで、怒りの火はボウボウと燃え始めてしまうんだ。
だから水を掛ける言葉は自分で考えるから言わないで、とお母さんお父さんに君から伝えてみよう。

…という感じの本。
勉強になります。
そして反省します

キャー時間がない!
行ってきまーす!!

一緒に歌う

2013年02月04日 20時53分27秒 | みゆみゆとの生活
最近になって、そうちゃんと、一緒に歌えるようになった。
これは、とてもとても嬉しい進歩です。

元々そうちゃんは音楽が大好きで、歌を歌うのも聴くのも大好き。
1歳代から、何やら一人で歌っていました。

ところがそうちゃん、「歌う」と「聴く」を同時にできず。
大人がそうちゃんに合わせて歌うと、ピタッと歌うのをやめる、ということが、ずうっと続いていました。

1年生の途中から、部分的に一緒に歌えるようになり。
ついに、一曲丸々声を合わせて歌えるようになった!
学校や児童デイなど、関係者皆様のおかげだと思います。

今日もお風呂で、私と合唱。
曲目は、「ひつじのショーン」。

♪ひつじの ショーン
 ひつじの ショーン
 ころんでも ただじゃおきないぜ
 どこまでも まえへすすーめー
 ひーつーじの ショーンさ
 めぇー ひーつーじの ショーンさ!

楽しく踊りながら、歌い切りました。
楽しい!
しかし。
次は、そうちゃんの手が気になった。
両腕を交互に上げて踊ることができないらしい。
両手一緒にブンブン振ったり身体を横揺すりする、そうちゃんダンスになってしまう。
それはそれでかわいいんだけどね。

手あそび、身振りの模倣、やっていこうっと。
そのうちそうちゃんと、体操したり踊ったりできるようになるといいな。
もちろん一緒に歌いながら。

コミュニティ2

2013年02月03日 17時38分44秒 | みゆみゆとの生活
余談です。

ママ友が、福祉コーナーを見て、「血圧測りたい」と言ったのでついていくと、係の看護師さんがいない。
机の上には、見慣れた水銀の血圧計と聴診器が。

「…測ろうか。」
「え?看護師さんだったっけ?」と友達。
「ん。今は看護師はやってないけど、免許は持ってる。」
「じゃあ、お願い。」
係の事務の人に許可を得て、血圧を測りました。
すると、もう一人、「私も」という方がおり、
そうこうするうちに、私を「血圧係」と思ったらしき人が、また二人。
測って高いと、「普段はどうですか?」とか体調を聞きたくなり、あっという間に健康相談のはじまりはじまり。
仕事モードになってしまった;

でも、こういう機会に、全く話したことのない方と話せたことは、よかったと思う。
災害時や困った事態が発生したとき、まず頼りになるのはご近所さん。
顔見知りが増えるのは、財産だと思う。
…などと言っている割には人の顔と名前をちっとも覚えられない私ですけどね;