先日、30歳の誕生日を迎え、三十路となりました
長寿のお祝いで、還暦や喜寿、古稀などはよく耳にしますが、
論語では30歳を而立(じりつ)と言うそうです。
昔の中国の思想家、孔子と弟子たちの問答をまとめた書物が「論語」で、
論語に由来する年齢を称する語句がいくつかあるそうです。
志学 (しがく)= 十五歳
十有五にして学に志し
而立 (じりつ)= 三十歳
三十にして立ち
不惑 (ふわく)= 四十歳
四十にして惑わず
知命 (ちめい)= 五十歳
五十にして天命を知る
耳順 (じじゅん)= 六十歳
六十にして耳順い
従心 (じゅうしん)= 七十歳
七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず
この意味を現代語にすると以下のようになるそうです。
「15歳の時に学問を志し、
30歳になると自分で立つことができるようになった。
40歳では己れの人生に迷いがなくなり、
50歳で自分の天命が何かということを知った。
60歳になると人の意見に耳を傾けることができるようになり、
70歳になると自分の心のままに行動しても規範からはずれるということがなくなった」
いずれも、その年齢であるべき姿を表したもの、その年齢の人間への教訓を込めたものですね。
私も30歳となりましたので、謙虚に自身を律して行動していきたいと思いました