いやぁ~、日本中が大興奮です!
まさか、まさか、日本が南アフリカに勝利するなんて・・・
え~、うそぉ~、夢じゃないよね~
すみません、取り乱しました。
ラグビーワールドカップでの日本代表の勝利に取り乱さずにはいられません。
この桧舞台で、これだけの活躍をしてくれるなんて・・・
何せ、今までのワールドカップでの戦歴が惨憺たるものでしたから・・・
1987年の第1回大会より日本代表はワールドカップに7回連続して出場していますが、
前回までの通算成績は、 1勝21敗2分け
1995年の南アフリカでの第3回ワールドカップにおいては、
準優勝したニュージーランドとの予選プールでの試合で、17対145 という屈辱的大敗を喫しています。
この時、失望とともに日本のラグビーファンは思ったはずです。
『日本がラグビーで世界と対等に戦える日は果たして来るのか?』
あれから、20年。
日本代表は、確実に進化していました。
どちらが強豪か分からない程に、すべての選手が冷静にプレーしているように見えました。
ラグビーは球技ですが、格闘技の要素も多く含んでいます。
誤解を恐れず分かりやすく言うと、
100キロを超える男たちが防具も付けずにぶつかり合い、80分間、相撲をしながらマラソンをするようなものです。
それほどタフなスポーツなのです。
ですから、戦術の基本はスクラム、モール、ラックなどの密集を中心とするフォワード戦です。
フォワード戦をいかに有利に戦えるかが勝負の分かれ目となります。
今まで、日本代表が一番苦手としていたところです。
しかし、今回、南アフリカの重量フォワード相手に日本代表フォワードは恐れることなく対等に渡り合っていました。
それどころか、フォワード戦を避けたのは南アフリカの方でした。
後半、70分過ぎ、日本側のゴールポスト付近で日本にペナルティーがあり、南アフリカはペナルティーキックの権利を得ました。
フォワード戦に絶対的な自信があれば、あえてペナルティーキックはせず、
南アフリカボールのスクラムを選択し、フォワード戦で押し込みトライを狙えます。
これが決まれば、点数以上に相手側に大きなダメージを与えることが出来ます。
今までの日本代表相手であれば、南アフリカは躊躇なくスクラムを選択したはずですが、
今回は違いました。
後半残り10分、29対29 の同点の場面で南アフリカはペナルティーキックを選択するのです。
まだ時間は充分にありますが、まずは勝ち越すことを選択しました。
フォワード戦では確実に押し込めないと感じたのでしょうか。
ペナルティーゴールは3点、点数としては一応勝ち越せますが、トライを奪われれば5点を献上し逆転となる点差です。
振り返れば、ここからドラマは始まっていました・・・
さすがに、南アフリカ。
確実にペナルティーキックを成功させ、29対32
残り時間10分を切って、南アフリカ有利は誰が見ても明らかではあります。
しかし、重量フォワードに絶対的自信を持っているあの南アフリカが、ペナルティーキックを選択した?
日本のフォワードにプレッシャーを感じている?
しかし、その後の南アフリカの攻撃も凄かった。
日本代表も良く耐えた。
日本代表も相手のゴールラインに迫りますが、あと少し、トライが奪えません。
まさに手に汗握る展開の連続。
そして、日本代表に最大にして最後のチャンスが訪れます。
後半80分過ぎに、相手陣ゴールポスト付近で南アフリカのペナルティーがあり、ペナルティーキックの権利を得ます。
現在、ラグビーはサッカーのようなロスタイムがありません。
審判とは別にタイムキーパーという時間を管理する人がいて、ロスタイムにあたる時間は試合時間を止めます。
前後半、正味80分を過ぎた時点で、あと1プレーで試合は終了となります。
1プレーと言うのは、タッチラインからボールが出たり、自らがペナルティーを犯したりして攻撃の流れを止めたら
そこで1プレーの終了となります。
日本代表にとっては、残り1プレーだけではありますが最大のチャンスです。
しかし、ここは思案のしどころです。
位置も良いので確実にペナルティーゴールを決めて同点で試合終了させ、引き分けで勝ち点2を確実に取りに行くのか、
スクラムを選択し、フォワード戦で前に進み、あくまでもトライを狙い勝ち点4を取りに行くのか・・・
日本代表に後者の考えは全くなかったようです。
考える事もなく日本ボールのスクラムを選択し、勝ちに行きました。
後半70分の南アフリカのペナルティーキックの選択とは違い、ここは3点ビハインドの場面、失敗すれば負けて試合終了。
まさに、勝負です。
勝つか、負けるか、勝ち点ゼロか4点か、この二つしかありません (実際には負けても点差により1点は取得できますが・・・)
後がなくなった予選プールの終盤であれば、当然の選択だと思われますが、
まだ予選プール初戦、今後の戦いを左右する大きな決断です。
その決断をこうもあっけなく、見事なまでに即決してしまうとは・・・
この時点で、その勇気に涙ぐんでしまいます。
そして、スクラムからの見事な連続攻撃、プレーを切らせません。
プレーが切れたら、そこで試合終了です。
少しのミスも許されないのです。
もうスリル満点の展開に、観ている方も力が入ります。
ガムシャラに突き進むというより、計算しつくされた冷静な攻撃のように感じました。
フォワード戦で起点を作っては前に進み、潰されてはまた起点を作り前に進む、
ただ、ボールは完全に支配していました。
少しずつ直線的にゲインラインを押し上げて行きます。
粘り強く、何度も繰り返します。
2次、3次、4次攻撃 ・・・・・・ 何回、攻撃を仕掛けたでしょうか。
もう我慢比べです。
そして、チャンスと見るや、バックスの選手へパスを繋げてのオープン攻撃でトライを決めました。
相手陣右端からのラックから、トライを決めたのはゴールラインのぎりぎり左端のところでした。
スペースを広く有効に使い、最後は日本得意のバックスの繋ぐラグビーでトライを決めました。
34対32、大逆転勝利です!
勝算あってのギャンブルだったようです。
勝利して嬉しいというより、『日本、スゲ~!』 という感情が湧き出てきました。
20年前に記録的大敗を経験した日本代表が、南アフリカを相手にここまでの試合をしてくれるとは・・・
南アフリカから34点も奪うとは・・・
すべての日本代表選手が凄かった。
正直、期待はしていませんでした。
どうせ予選プールで敗退、1勝でもできれば上等かなくらいの冷めた目で見ていた自分を恥ずかしく思います。
この勝利は日本の自信となり、選手もファンも変わると思います。
まだまだ予選プールは始まったばかり、何があるか分かりませんが、
決勝トーナメントで活躍する日本代表の姿を目に浮かべ、次のスコットランド戦を応援したいと思います。
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