時として、貪るように漫画を読みたくなることがあります。
どっぷりと昭和育ちの私にとって、最近の人気の漫画は・・・
興味をそそる作品はあまりに少なく、暫く漫画からも遠ざかっていました。
そんな時、我がスマホでふと目にした 『第1巻・無料立ち読みサービス』
何でも、漫画の第1巻だけ無料で読めるサービスのようです。
人差し指で画面を送り、無料で読める漫画を吟味してみます。
まあ、どれもこれも私の漫画心を呼び覚ます画風ではありません・・・
電車の中刷り広告よろしく、読書欲を先ず沸き立ててくれなくては始まりません。
無料という理由だけでは、はじめの一歩は踏み出せないのです。
やっぱり、読みたくなるような漫画はないな、と思った矢先に・・・
古い言い回しではありますが、
ビビビと私の人差し指に電気が走り、私の漫画心が満たされる予感の画風が登場!
書かれている漫画のタッチがいかにも男漫画。
台詞も少なく、1コマが大きい。
これは読み易い!
後はストーリーだけ・・・
そう思い、読み進んでいくと・・・
おっ、おっ、おっ、
面白い!!!
熱い、熱い、熱すぎる!
漫画のタイトルは 『BLUE GIANT』 、作者は、石塚真一さん。
仙台市在住の高校生・宮本大がジャズの魅力を知り、世界一のサックスプレーヤーを目指すサクセスストーリーです。
私は、音楽版の巨人の星だと勝手に解釈しています。
スマホで第1巻を読んだ後は、居ても立ってもいられずTSUTAYAの貸本コーナーへ。
第2巻から最新刊の第8巻までを借り、一気に読んでしまいました。
ああ、面白い。
そして、何度、目頭が熱くなったことか。
まだ第8巻では、広く世に出ていないのでかなり長編の漫画になることでしょう。
まだ連載中なので、第9巻の発刊が待ち遠しいところであります。
しかし、漫画の最大の欠点は音が出ないところ・・・
折角のジャズ漫画なのに、
ふきだしで書かれている効果音は文字でしかありません・・・
登場人物の声も、風景の音も、奏でる楽器の音色もすべて読者のイマジネーションの中です。
この主人公の奏でるサックスはどんな音色なんだろう。
当然、気になってしまいます。
試しにBLUE GIANT でネット検索してみたら、
ありました! 漫画の世界観をイメージしたジャズのコンピレーションアルバムが。
それも劇中に登場した、実際の楽曲も収録されています。
これもアマゾンで注文して、翌日には手元に届きました。
なるほど、主人公のサックスの音色はこんなイメージなのか・・・
今では通勤途中の電車で、このアルバムばかり聴いています。
それにしても、早く、第9巻が出ないかなぁ~。