みなさまご機嫌いかがでしょうか?
本日は久しぶりに暖かく・・・もうすぐ春ですねぇ♪
今週末はフィッシングショー大阪、来月は横浜ボートショーです。
わがマリン業界もそろそろ本格始動です。
さて本日は、常連のお客様の紹介で、持込修理のお電話が・・・
ご自分でPTT(パワートリム&チルト)をはずして持ち込むので
修理してほしいとのこと。
ご自分ではずすとは、たいしたものです。
持った来られましたが・・・ピクリとも動きません。
なにやらモーターは「ウィ~ン」と動いているが、PTTが稼動しないとのこと。
幸い腐食は無いようですが・・・
お客様が帰られた後、バラシて点検です。
「ウ~ン」塩かみでてこずらされます。
リリースバルブが固着して・・・・何とかはずれました。
シャフトのキャップも固着して・・・・何とかはずれました。
途中でお客様に電話して、ご予算をお伺いします。
私「えっっと、一番安心なのがアッセンブリー交換ですが、部品代が40万です」
お客様「うっ・・・・・・・・・・・・」
私「チルトモーター交換で、部品代が8万円です」
お客様「・・・・・・・・・・(笑)」
私「内部の掃除とパッキン類の交換だけにしますか?但し
いつまで持つか保証できません」
お客様「とりあえず動くようになれば・・・・」
で、バラバラにして、調整、修理することになりました。
海上で上がったままになったりすると命にかかわるので、
程度の悪い部品は、ASSYで換えたいのが本音なのですが・・・
チルトモーターもバラシて、ブラシを点検したり、
アーマチュアを磨いたり、延命処置です。
結構使い込んでいるので、オイルポンプとか動きが滑らかでなく、
磨いたり、メインのシャフトもダストシールのところから
オイルがにじむので、シール交換します。
PTTの修理はSST(特殊工具)も要るし、非常に細かい部品が多く
組まれているので、結構神経を使います。
部品を注文しますが「Oリング、Oリング、Oリング・・・」
Oリングの連続です。
さて・・・週明けにでも組み立ててみて、様子を見ますか・・・・