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Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

ヤマハ115CETO パワートリム&チルト修理

2011-02-02 20:35:47 | 修理

みなさまご機嫌いかがでしょうか?

本日は久しぶりに暖かく・・・もうすぐ春ですねぇ♪

今週末はフィッシングショー大阪、来月は横浜ボートショーです。

わがマリン業界もそろそろ本格始動です。

さて本日は、常連のお客様の紹介で、持込修理のお電話が・・・

ご自分でPTT(パワートリム&チルト)をはずして持ち込むので

修理してほしいとのこと。

ご自分ではずすとは、たいしたものです。

持った来られましたが・・・ピクリとも動きません。

なにやらモーターは「ウィ~ン」と動いているが、PTTが稼動しないとのこと。

幸い腐食は無いようですが・・・

お客様が帰られた後、バラシて点検です。

「ウ~ン」塩かみでてこずらされます。

リリースバルブが固着して・・・・何とかはずれました。

シャフトのキャップも固着して・・・・何とかはずれました。

Ptt

途中でお客様に電話して、ご予算をお伺いします。

私「えっっと、一番安心なのがアッセンブリー交換ですが、部品代が40万です」

お客様「うっ・・・・・・・・・・・・」

私「チルトモーター交換で、部品代が8万円です」

お客様「・・・・・・・・・・(笑)」

私「内部の掃除とパッキン類の交換だけにしますか?但し

 いつまで持つか保証できません」

お客様「とりあえず動くようになれば・・・・」

で、バラバラにして、調整、修理することになりました。

海上で上がったままになったりすると命にかかわるので、

程度の悪い部品は、ASSYで換えたいのが本音なのですが・・・

チルトモーターもバラシて、ブラシを点検したり、

アーマチュアを磨いたり、延命処置です。

結構使い込んでいるので、オイルポンプとか動きが滑らかでなく、

磨いたり、メインのシャフトもダストシールのところから

オイルがにじむので、シール交換します。

PTTの修理はSST(特殊工具)も要るし、非常に細かい部品が多く

組まれているので、結構神経を使います。

部品を注文しますが「Oリング、Oリング、Oリング・・・」

Oリングの連続です。

さて・・・週明けにでも組み立ててみて、様子を見ますか・・・・


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