Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

NV150AとGW後はいつも修理がいっぱいになるんです!

2012-05-10 13:23:14 | ブログ

みなさま、御機嫌はいかがでしょうか?

ファルコンEさま、コメント有難うございます。

お褒めの言葉をたくさんいただき、私自身としては今回の修理につきましては

無料にしたいぐらいなのですが、会社にばれると職を失いますので、

控えめに、いや、いつものように「オーナー様特価」にてご請求させて

いただきます。

ついでに修理のご報告写真も・・・

Mcm57 57oilp 57bl 57

ご予定の定期点検ですが、秋~冬の「格納前点検」をお勧めします。

ご友人のヨットの件も、ぜひ・・・・

話は変わりまして、連休後にたくさん修理が入ってきました。

BF40A4君・・・

402

M30C2君も入院です。

302

昨日はこれらに合わせて、GW直前に進水式をしましたKさんの

シーバスボート23ftの初回点検&油脂の25時間の交換、

また、いつもお世話になっている

シーバスチャーターFJIYAMAのOキャプテンの船外機の

点検に大阪市内に行きました。

(シーバスチャーターFUJIYAMAのHP↓)

http://www2.u-netsurf.ne.jp/~fujiyama/

Kさんの新艇は朝一でマリーナに上架してもらって、各部に不具合が無いか

船体やエンジンを点検し、ボルト類の緩みなど見て、場合によっては

増し締めします。

エンジンオイルやギヤオイルもまだ30時間未満ですが、交換します。

慣らし運運転中には、ギヤやベアリングなど稼動部が初期のなじみが

でるまでの磨耗で鉄粉などが大量に出ます。

Kさんはこの為だけに、お金をはらってボートを上架しました。

もし、初回点検でこれら油脂消耗品を交換しない人がいたら、

それは、とても乱暴な行為で、自ら寿命を大きく縮めています。

初回点検は、工賃に関しては無償になっている場合もあるので、

それなら、油脂代などの負担で済む場合もあると思うので、

ぜひ、行ってください。

私は、BF2Dでも販売したら「初回点検を無料で行うので、持ってきてください」

と言います。

Kさんの新艇あと、シーバスチャーターFUJIYAMAさんの22ftも上架して、

点検します。

Oキャプテンはベテランで、今回は点検&リモコンケーブルの交換です。

ケーブルも、普通の人なら「まだまだ使える」という硬さでも、

操船に影響が出ると、交換されます。

このプロ根性というか、姿勢、尊敬します。

午前中でこの2隻を終えて、和歌山に走ります。

1隻は冒頭のファルコンEオーナーのMCM5.7の修理と、

某マリーナさん依頼のNV150A(DT150A)の修理です。

昼飯はクルマの中で、移動しながら「かじり」ます。

やはり、私から購入されたオーナー様たちですから、早く対応して完了

させないといけません。

Nv150a

このNV150Aですが、私はサービスマニュアルを持っていません。

一旦は断りかけた仕事ですが、何とかGW中にお客さんに乗ってもらいたいと

マリーナの社長に・・・・古くからの付き合いですし・・・何とかなるかも・・・

連休中に実は修理に向かったのですが・・・

2 Photo

圧縮は大丈夫のようです。

徐々に症状が悪化したとのことで・・・燃料系か・・・・

いや・・・・全気筒、火が飛びません・・・

「ああっ、甘かった・・・」

電気系です。サービスマニュアルがありません。

しかもこのNV150AはEFIです・・・GW中でメーカーは休みです。

Photo_2

こいつか?

Photo_3

こいつか?

GW中でも仕事をしている、このエンジンのことを知っていそうな

人に電話してみますが・・

「エンジンコントロールユニットが壊れているのでは?」といわれます。

¥十数万する部品です。

結局、サービスマニュアルを持っていない私は、少しマシな工具をクルマに

積んで、ツナギを着ている「タダのおっさん」です!

GW後のリベンジとなりました。

マリンサービス「アニキ」オガワさんに助けをもらって、サービスマニュアルの

該当ページをもらいます。

NV150Aは自己診断機能があって、点滅回数でセンサーの故障を

教えてくれます。

「1・2・3・4・・・・・・・・1・2・・・・」

パルサーコールが不調のようです。

12年間、故障らしい故障をせずがんばってきたNV150A、

少し手入れが必要になってきたのかもしれません。

あっ、ニュートラルS/W(エンジン側)も不調のようです。

構造が頭に入っていないので、時間が掛かります。

ニュートラルS/Wを手で押しながらクランキングすると、

火が飛ぶようになりました。

リモコン側とエンジン側、両方にニュートラルS/Wがあって、始動時のみ、

エンジン側のS/WがONになっていないと、火を飛ばさないようです。

勉強になりました。

高額な「エンジンコントロールユニット」ではないようなので、

マリーナの社長は、自分のことのように喜んでいます。

部品入荷後、3回目の訪問になりました。

GW中の1回が余分でしたね?

あれ・・・・・・・・・・・・・・携帯電話は???

ごねるNV150A君に気を取られて、携帯電話はクルマの中に

「The 放置状態」でございました。

何度も着信を残していただいた皆様、

申し訳ございません。

でもGWからずっと悶々としていた私の心は、メドがついて

少し軽くなったようです。

さあ、今晩は将軍丸のハゼさんから聞いた、

「安いけど、結構いけるよ」というワインがおいしく飲めそうです・・・

(これでしたっけ?チャリンコのやつですけど・・・)

あっ、BF40A4とM30C2も修理しなくては・・・・

さあワインのために、今日中に終わらせるぞっと!

Photo_4